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2017-11-18 更新
佐藤 健、土屋太鳳、薬師丸ひろ子、杉本哲太、北村一輝、浜野謙太、中村ゆり
瀬々敬久監督
配給:松竹
12月16日(土) 全国ロードショー
© 2017映画「8年越しの花嫁」製作委員会
映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』の完成披露試写会が都内で行われ、夫婦役でダブル主演を果たした佐藤 健と土屋太鳳、共演者の薬師丸ひろ子、杉本哲太、北村一輝、浜野謙太、中村ゆりと、瀬々敬久監督が出席した。会場の後方よりキャスト陣が登場すると観客は大きな声援と拍手で迎えた。佐藤と土屋は作品のテーマでもある「奇跡」という花言葉を持つ青いバラを観客にプレゼントしながら舞台に登壇した。
本作は、「奇跡の結婚式」「号泣する実話」と話題になったYouTube動画が話題を集め、書籍化もされた感動の実話を映画化した恋愛映画。結婚式直前に病で意識不明となった花嫁・麻衣(土屋)と、8年間待ち続けた新郎・尚志(佐藤)の二人の愛の奇跡が感動的に描かれる。
佐藤と土屋の共演は、『るろうに剣心』以来、3年ぶりとなる。モデルとなった2人に実際に会ったことを明かした二人。
自身が演じた尚志役について佐藤は、「僕にない魅力を持っている方。ずっとニコニコされている笑顔がステキな方。僕は笑うのが苦手というか、あんまり笑わなくて……(苦笑)。芝居する上でも苦手意識があるので、結構そこがハードルでした」と胸中を吐露。そんな佐藤を、土屋は「ちゃんとすごく笑われる方。尚志さんもすごく笑顔がステキな方だから、二人が合わさったら最高だと思います」と佐藤を優しくフォローし、佐藤を喜ばせた。
また、土屋も自身の役どころについて「麻衣さんは女子力が高くて、可愛らしくてお茶目で、すごく豪快な方。病気と戦う演技でも、そんな麻衣さんの魅力を意識しながら演じました」と役作りを振り返った。そんな土屋に、佐藤は「麻衣の役をできる人はそうはいない。役に届く女優さんは土屋さんしか思い浮かばなかった」と称賛の言葉を送った。
この日はタイトルにちなんで、佐藤と土屋の8年前の写真が公開された。佐藤は「20歳のころの写真ですね。この頃は気合いだけが武器でした」と述懐。一方の土屋は、「ちょうど『龍馬伝』に出演していた頃の写真ですね」と14歳当時を回想。共演シーンはなかったものの、二人は「龍馬伝」に出演していたという。土屋は、衣装部屋で佐藤が「順番を代わってくださった。そのころから優しい方でした」と思い出を語った。
終盤、佐藤が「奇跡」という花言葉を持つ青いバラとダイヤモンドリリーで編まれた花冠を土屋にプレゼントする場面も。感激した土屋は、「体重の増減など大変でしたが、佐藤さんが気にかけてくださり、まるで試合に臨むボクサーとコーチのような関係でした」と撮影当時を回想する。佐藤は「僕のほうこそ、土屋さんのことを考えることで、自分の役作りができたので、感謝したいです」とお互いの信頼関係を披露していた。
(取材・文・写真:Sachiko Fukuzumi)
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