このサイトをご覧になるには、Windows Media Playerが必要です。
Windows Media Playerをダウンロードする
2017-10-30 更新
松岡茉優、渡辺大知、石橋杏奈、北村匠海、大九明子監督
配給:ファントム・フィルム
12月23日(土・祝)より、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋ほか全国ロードショー
© 2017映画「勝手にふるえてろ」製作委員会
第30回東京国際映画祭コンペティション部門出品作『勝手にふるえてろ』の記者会見がTOHOシネマズにて行なわれ、主要キャストの松岡茉優、渡辺大知、石橋杏奈、北村匠海と大九明子監督が出席して作品について語った。
本作は、綿矢りさの同名小説をもとに映画化。松岡が演じるOLヨシカ(良香)の恋を描くコメディ。ヨシカに猛アタックをかける男・二を渡辺、ヨシカが中学時代から思いを寄せるイチを北村が演じている。
本作で映画初主演を務めた松岡は「普通の女の子を、普通の物語の中で演じました。この作品が世界中にいると思う“ヨシカ的な”女の子たちに届いて欲しいです」と挨拶。そして撮影を振り返って、「ひとりで長セリフをしゃべって、感情の起承転結をつけていくということに最初はすごく戸惑いました。それが演じていくうちに気持ち良さに変わっていきました」と語った。映画初主演で松岡は「私は子役からやっているので、ほぼ全シーンに出ているってことは憧れでした。とても贅沢な時間を過ごせたと思います」と晴れやかな笑顔を見せた。
共演の渡辺は「男ですが、ヨシカに共感できました。松岡さんが生き生きとリアリティー溢れる演技をしていて素敵でした」。一方、北村は「僕はヨシカにはあまり共感できなかった。僕が演じたイチという男の残酷な部分は理解できました」とコメント。
来留美役を務めた石橋は「ヨシカの恋をかき乱すという役回りでしたが、『こういう人って周りにもいるな』って思いながら演じていました。私自身はヨシカに似ている部分がたくさんあります」とコメント。
大九監督は「ヨシカという女性を(映画を)、観た人に届けたいと思いながら演出しました」と作品を振り返っていた。
最後に松岡は「この素晴らしい映画祭で作品を公開することが出来て光栄に思っています。少ない人数、短い時間で撮った作品ですが、これだけたくさんの方に観ていただけることに希望を感じています。日本の映画がもっと元気になりますように!」と客席に向かってメッセージを伝えた。
(取材・文・写真:Sachiko Fukuzumi)
映画『勝手にふるえてろ』
(2017年、日本、上映時間:117分)
■ストーリー:
24歳のOLヨシカは中学の同級生“イチ”へ10年間片思い中! 過去のイチとの思い出を召喚したり、趣味である絶滅した動物について夜通し調べたり、博物館からアンモナイトを払い下げてもらったりと、一人忙しい毎日。
そんなヨシカの前に会社の同期で熱烈に愛してくれる“リアル恋愛”の彼氏“二”が突如現れた!!
「人生初告られた!」とテンションがあがるも、いまいち二との関係に乗り切れないヨシカ。まったくタイプではない二への態度は冷たい。
ある出来事をきっかけに「一目でいいから、今のイチに会って前のめりに死んでいこうと思ったんです」と思い立ち、同級生の名を騙り同窓会を計画。ついに再会の日が訪れるのだが……。
■監督:大九明子
■脚本:大九明子
■原作:綿矢りさ「勝手にふるえてろ」(文春文庫刊)
■出演:松岡茉優、渡辺大知、石橋杏奈、北村匠海、趣里、古舘寛治、片桐はいり ほか
■公開表記:配給: ファントム・フィルム
12月23日(土・祝)より、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋ほか全国ロードショー
公式サイト: furuetero-movie.com (外部サイト)
関連記事