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2017-10-24 更新
原題:Blade Runner 20492049年、貧困と病気が蔓延するカリフォルニア。人間と見分けのつかない《レプリカント》が労働力として製造され、人間社会と危うい共存関係を保っている――それが『ブレードランナー 2049』の舞台である。
フィリップ・K・ディックの小説「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」を原作に、SFとフィルム・ノワールを融合し、それまで存在しなかったジャンルを確立したリドリー・スコット監督の『ブレードランナー』(1982)。時代の先駆けとなり、いまなお語り継がれている『ブレードランナー』は映画の世界だけに留まらず、テレビ、音楽、アート、ファッションなどあらゆるカルチャーに影響をもたらし、その後35年間というもの『ブレードランナー』が打ち立てたSF映画の金字塔の座は揺るぎない。
そして、いま、ついに待望の続編が登場した。舞台設定は30年後。前作で描かれていた人間とテクノロジーの境界線、都市の衰退、気候変動、遺伝子工学、格差社会などの問題は、より現代においては現実的となっているからこそ、ここで追求しているテーマは、もはやSFのジャンルを超えて、深遠な「人間と魂」のありかたに踏み込んでいる。時代がこの続編の登場を選んだのではなく、作品が「いま」を選んだとも言えるだろう。
しかも、『ブレードランナー』信奉者であることを自他共に認めるドゥニ・ヴィルヌーヴが監督を務め、リドリー・スコットが製作総指揮にまわり、前作の主演ハリソン・フォードが再びブレードランナーのデッカード役に臨む。奇跡の結集が、現実のものとなった。
『ブレードランナー 2049』の登場は、映画史における画期的“事件”なのだ。
主人公、K(ライアン・ゴズリング)は、レプリカントを〈解任〉するという日常業務を淡々とこなす孤独なブレードランナー。
ところがある事件をきっかけに決して踏み込んではならない領域に足を踏み入れ、その秘密を暴く鍵となる男にたどり着く。その男は30年間行方不明になっていたかつてのブレードランナー、デッカード(ハリソン・フォード)だった。
デッカードが命をかけて守り続けてきた<秘密>を辿るKの旅は、「人間とレプリカントを分ける価値観とは何か?」から始まり、命の量と質、魂の本質を問い、前作からのテーマをさらに深く、力強く観るものに突きつけていく。
(2017年、アメリカ、上映時間:2時間43分、2D・3D)
キャスト&スタッフ
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
脚本:ハンプトン・ファンチャー、マイケル・グリーン
製作総指揮:リドリー・スコット、ビル・カラッロ、ティム・ギャンブル、フランク・ギストラ、イェール・バディック、ヴァル・ヒル
出演:ライアン・ゴズリング、ハリソン・フォード、アナ・デ・アルマス、シルヴィア・フークス、ロビン・ライト、マッケンジー・デイヴィス、カーラ・ジュリ、レニー・ジェームズ、デイヴ・バウティスタ、ジャレッド・レトほか
配給
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
10月27日(金) 丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
オフィシャルサイト
http://www.bladerunner2049.jp/ (外部サイト)
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