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2017-08-18 更新
岡田准一、役所広司、原田眞人監督
配給:東宝=アスミック・エース
8月26日(土) 全国ロードショー
© 2017「関ヶ原」製作委員会
世代を超えて熱烈なファンを数多く持つ歴史小説界の巨匠・司馬遼太郎原作「関ケ原」。現在までに単行本・文庫を合わせた累計発行部数が620万部を超える大ベストセラーが、『日本のいちばん長い日』で第39回日本アカデミー賞優秀作品賞、及び優秀監督賞を受賞した巨匠・原田眞人監督の手により完全実写化され8月26日(土)より全国公開となる。
このたび本作の大ヒットを祈願し、名古屋ミッドランドスクエアシネマでの舞台挨拶に主演の石田三成・岡田准一、徳川家康・役所広司、原田眞人監督が登壇。名古屋ならではの“家康アゲ”トークが展開され、会場は温かな笑いと拍手に包まれた!
岡田准一: 今まで映画化されなかった「関ヶ原」ですが、原田監督が構想25年かけてついに完成しました。この映画が作られたこと、原田監督の作品に主演できたことを本当にうれしく思っています。
役所広司: たった6時間で西軍の御大将・石田三成に大勝した(笑)、徳川家康を演じました役所広司です。
原田眞人監督: 2年前、役所さんと一緒に『日本のいちばん長い日』のキャンペーンでここに来ました。その時は、まさかこういうカタチで皆さんに「関ヶ原」をプレゼンできるとは思っていませんでしたが、とっても素晴らしい作品になりました。映画のエッセンスが詰まっていますので、楽しんでください。
岡田准一: 直球で勝負する役柄が続いていたので、“石田三成”で「関ヶ原」と聞いた時はどうしようかと思いました。ただ司馬遼太郎先生の「関ヶ原」は、小学生の頃に読んで歴史好きになったと言っても過言ではない作品ですし、原田監督が「関ヶ原」を作るのを見たい気持ちがすごくありました。石田三成の旗印“大一大万大吉(だいいちだいまんだいきち)”は“1人はみんなのために、みんなは1人のために”という意味。僕がやっていたラグビーにも“One for all, all for one.”という言葉があるので、縁も感じましたし、原田組に参加できること、また役所さんと共演できることがうれしかったですね。
役所広司: 家康はじじいがやる役だと思っていたんですが、僕はじじいになっているんだなと(笑)。何の違和感もなく台本を読みました。原田監督がいつかは映画化したいと願っていた「関ヶ原」に参加できること、岡田くんと一緒に原田組で働けることが楽しみでした。
原田眞人監督: 25年前、岡田さんは11歳ですから、大人になって石田三成にふさわしい顔かたちになるのをずっと待って、今、このタイミングです。ただ、役所さんがじじいになるのは待てなくて(笑)。化けられる、変化球を投げられる役所さんに期待して家康をお願いしました。
役所広司: 名古屋の人はやっぱり家康ですよね(笑)。家康は幼少期から苦労を重ねましたけど、信長や秀吉など様々な名将の生き方を見ながら学び、ずっと我慢をしてきた。とても我慢強く、部下の使い方が非常に優れていた人じゃないかと。裏切りが当たり前の時代ですけど、部下に慕われたのは、人間的な愛嬌があったのではないでしょうか。すごい福耳ですしね。映画では僕も一所懸命に福耳にしています(笑)。
岡田准一: 家康公は怪物ですよね。その怪物を俳優界の怪物が演じてますから(笑)。男の人は家康公が大好きなんですが、この映画での家康公にも惚れると思います。僕は対極の役なので感情が表に出るように演じていますが、家康公は言える場所では三成のこともウワーッと言いますけど、腹に貯めて人前では言わない。現場でも僕はずっと睨んでいるんですけど(笑)、家康公は流してくれるし、受け止めてくれたりする。役所さん演じる家康公と戦えたことが本当に幸せでした。
役所広司: ここは名古屋ですから。岡田くんがどんなにカッコよくても、やっぱり家康ですよね(笑)。
岡田准一: いやいや。名古屋、静岡では家康公には勝てないです(笑)。「関ヶ原」でも家康公は確実に勝つので(笑)。ただ、三成には負けていく純粋さ、儚さみたいなものがある。そこに島左近という家臣が付いてきてくれた。何か大きなものを背負おうとしている人間・三成と、天下人になるべくしてなった怪物・家康との戦いを見てもらえたらうれしいです。
岡田准一: 今日は本当にありがとうございます。一度も映画化されていない「関ヶ原」ですが、今、この時代に作られるべくして作られた映画になっています。「関ヶ原」を体験できる映画になっていますので、その空気を感じていただきたいです。家康公の魅力がいっぱい映っていますので(笑)。名古屋の皆さんにも楽しんでいただけると思います!
役所広司: 本当は三成がカッコいいですから!
岡田准一: (笑)。三成もがんばって家康公と戦ってますので、心で「がんばれ~」と少しでも思っていただけたらうれしいです。何度でも観ていただける映画ですので、面白いと思ったら、ぜひまた劇場に足を運んでください!
(オフィシャル素材提供)
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