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舞台挨拶・イベント

トップページ > 舞台挨拶・イベント > 『獣道』第19回ウーディネ・ファーイースト映画祭 ワールドプレミア

『世界は今日から君のもの』完成披露舞台挨拶

2017-07-07 更新

門脇 麦、三浦貴大、比留川游、藤原さくら、尾崎将也監督

獣道kemono-michi

配給:アークエンタテインメント

© クエールフィルム

 この度7月15日より渋谷シネパレス他全国順次公開が決定している映画『世界は今日から君のもの』の完成披露試写会が、ユナイテッド・シネマアクアシティお台場にて実施された。

 試写会前には舞台挨拶も行われ、引きこもり女子を演じた主演・門脇 麦、門脇演じる真実が恋心を抱く!?会社の上司役・三浦貴大、真実の同居人でスタイリスト役の比留川游。そして、本作で主題歌を務めた藤原さくら、人気脚本家で監督第二作品目となる尾崎将也監督が登壇した。

 満席御礼の客席から大きな拍手で迎えられたキャスト、主題歌を務めた藤原さくら、そして監督。昨今、実写化が多い映画作品の中でオリジナル脚本で完成させた本作。オリジナルに込めた想いはと問われた尾崎監督は「いろいろな映画を作りたいと思っているので、その中でも風変わりな女の子の映画を作りたかったんです。門脇さんとは以前にテレビドラマの仕事で一緒になった時に、門脇さん主演で(映画を作ろうと)決めたんです」と答えた。それに対し門脇は、「あてがきの台本ということで、女版監督を演じている気持ちになりました。歩き方や姿勢、手をぶらぶらする感じとか。気がついたら尾崎さんになっていました(笑)」。本作品で引きこもり女子を演じた門脇は、演じたキャラクターと似ている部分について「流行に興味がないところと、こだわるところはこだわり、こだわらないところはこだわらないというのが似てますかね。引きこもりの部分は似ていなくて、私はアウトドア派なので山登りとかに出かけたりします。人見知りというところも似ていますが、一度喋り出すと自分のことをベラベラ喋るので(笑)」と可愛らしい一面を見せてくれた。

 門脇演じる真実の会社の上司役を演じた三浦は、役の共通点を問われると「共通点がなくて困ったんですよ。サラリーマンの経験してないので、いつも(会社で)働く役は困りますね。どちらかというと僕は性格的に真実に似てると思いますよ(笑)。真実みたいな生活が送れたら最高だなって思いますね(笑)」と会場の笑いを誘った。

 スタイリスト役を演じた比留川は、「私が演じた役のエリカは物事をはっきり言うタイプですが、そこは共通しているのかなって思います。何に対しても前向きなエリカみたいになれたらいいな~と思いました!」と答えた。

 今回、本作品の主題歌を担当した藤原は「自分の作詞・作曲した曲が初めて映画の主題歌になりました! この作品を観て明日から頑張ろう!と思えました。主人公の真実とは漫画を描いていたり、模写をしていたり、私は人見知りしないタイプですがとても真実のことを愛おしいと思いました!」と可愛らしい回答に会場からはさくらちゃん!と沸いた。

 本作品のキャッチが「笑顔まで、あと少し。」ということにちなみ、皆さんが笑顔になれるものとは?という質問に対し門脇は、「美味しい食べ物! 卵が好きなので、オムレツが来たら笑顔になれますね(笑)。量は食べないですが、量より質ですね!」と会場の観客を笑顔にさせてくれた。三浦は「僕も食べ物ですね。焼き鳥です! 家にいると暗いので、意識的に外に行って喋るようにしてます(笑)。誰とも喋らなくて現場に行くと喉が動かない時があるので(笑)」と会場からは笑いが起こり、意外な一面を見せた。比留川も同じく「私も食べ物なんです! ラム肉が凄く好きで」と答え、藤原は「この流れだと私も食べ物ですよね~! 牛タンですね! 見ても可愛いし、食べてもおいしい(笑)」と答えた。

 同じく本作品にちなみ、主人公の真実は殻を打ち破ったが、殻に閉じこもりがちの方々にアドバイスを問われると、門脇は「私も破れてないですね。殻は破っても破っても出てくるものなので」、三浦は「殻って大事なものだから、せっかく殻っていうものがあるので上からちょこって出て、殻は残しておく。逃げ場はあった方がいいと思うんですよ!」と門脇と対照的な答えをした三浦に、門脇は「本当大好き! いつも面白いですよね~」と爆笑。比留川は「殻を破りたいっていうことは、変わりたいってことですよね? いろいろな人と知り合って、喋って世界観が変わると思います!」と答え、藤原は「小学生のころから人前で歌うのが夢で。でもお父さんの友達に歌ってと言われて、恥ずかしくて歌えなくて……。一歩踏み出すっていうことが大事だと思います! 殻も大事だけど、一度外に出たら(殻の中が)全てじゃなかったんだって思えます!」と各々個性のあるアドバイスを向けた。

 主演の門脇より「繰り返しになりますが、女版尾崎監督を演じました! ぜひ皆さん、ほっとしに来てください!」と締めの挨拶を述べ舞台挨拶は無事終了した。


映画『世界は今日から君のもの』

 (2017年、日本、上映時間:106分)

 ■イントロダクション
 高校の頃から引きこもり生活をしていたオタク女子・真実がこの映画のヒロイン。
 父の勧めで始めたゲーム会社のバイト、それはゲームのバグを探すデバッカー。誰とも言葉を交わさずに出来る仕事のはずだった。ところがそこで思わぬ出来事に遭遇。真実の運命は大きく変わって行く……。
 人気脚本家・尾崎将也の長編監督作は、不器用な女の子が一歩外の世界に踏み出す成長の物語。ヒロイン・小沼真実を演じるのは、持ち前の独特な雰囲気を活かしてテレビドラマ・映画で大活躍の女優・門脇 麦。
 尾崎は門脇の個性的なオーラにひと目惚れして、当て書きする形でオリジナル脚本を執筆。門脇はフワフワとした真実の姿を等身大に表現することで、尾崎からのラブコールに見事に応えた。
 個性的なキャストがヒロインを取り巻く。真実の才能を見抜くゲーム会社社員の矢部遼太郎に三浦貴大。真実を居候させることになるスタイリストの安藤恵利香に人気モデルの比留川游。心配性の父親・英輔に個性派のマキタスポーツ、真実の心を縛ろうとする母親・美佳をYOUが演じる。他にも安井順平、駒木根隆介など魅力的なキャストが勢揃い。
 フジテレビ系月9ドラマ「ラヴソング」でヒロインに抜擢されて注目を集めた、シンガーソングライターの藤原さくらが主題歌を提供。カントリー調メロディーと英語歌詞による楽曲「1995」が、ヒロインの心に寄りそう。
 音楽は「機動警察パトレイバー」や「攻殻機動隊」などでおなじみの川井憲次が担当。この作品のユーモラスで暖かみのある世界を多彩なメロディーで彩っている。
sekakimi 劇中のファッションも要注目。外の世界に踏み出せないものの、自分の世界をきちんと持っている真美のキャラクターを表現するために、門脇 麦が身に着ける衣裳はすべて古着からチョイス。『アメリ』のオドレイ・トトゥのような“ちょっと風変わりな女の子”を現代日本にリアルに誕生させた。

 ■ストーリー
 小沼真実(門脇 麦)は、高校の頃から5年間引きこもりとなり、自分の部屋で好きな漫画やイラストをひたすら正確に模写することで現実逃避をしていた。
 父の英輔(マキタスポーツ)と母の美佳(YOU)は離婚し、真実は父との二人暮らし。心配性の父のすすめでゲーム会社のバグ出しの仕事を始めるが、ひょんなことからそのゲーム会社に勤める矢部遼太郎(三浦貴大)が担当するゲームのイラストに手を加えたことで真実の絵の才能が認められる。
 ある日、遼太郎から「自由に描いていいから」とゲームキャラクターのイラストを頼まれ、彼への仄かな恋心もあり遼太郎の役に立ちたいと描くことに向き合おうとするのだが……。
 果たして真実は自分の殻を破り、自分らしい一歩を見つけることができるのか!?

 ■監督・脚本:尾崎将也
 ■製作:クエールフィルム
 ■出演:門脇 麦、三浦貴大、比留川游、マキタスポーツ、YOUほか
 ■配給:アークエンタテインメント

 ■公開
 7月15日(土) 渋谷シネパレスほか全国順次公開

 © クエールフィルム


オフィシャル・サイト
 sekakimi.com (外部サイト)




(オフィシャル素材提供)



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