このサイトをご覧になるには、Windows Media Playerが必要です。
Windows Media Playerをダウンロードする
2017-03-18 更新
スカーレット・ヨハンソン、ビートたけし、ピルー・アスベック、ジュリエット・ビノシュ
ルパート・サンダース監督
配給:東和ピクチャーズ
4月7日(金)よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国ロードショー
© MMXVI Paramount Pictures and Storyteller Distribution Co. All rights Reserved.
映画『『ゴースト・イン・ザ・シェル』記者会見が都内で行なわれ、スカーレット・ヨハンソン、ビートたけし、ピルー・アスベック、ジュリエット・ビノシュ、ルパート・サンダース監督が出席して作品について語った。
本作は、押井 守や神山健治によるアニメ作品などでも知られる士郎正宗の人気SFコミック「攻殻機動隊」を、ハリウッドで実写映画化した作品。近未来を舞台に、脳以外は全身義体の少佐(スカーレット)が指揮するエリート捜査組織公安9課がサイバーテロ組織と対峙する姿が描かれるSFアクション。
公開に先駆け、原作誕生の国・日本で、本作の世界最速の記者会見が行われた。スカーレットは「お披露目する初めての都市として東京はふさわしい。とても興奮しています」と感無量の様子で挨拶。
オファーを受けたとき、スカーレットは「どのように実写化するのか、自分の中ではイメージが出来ず、最初は不安があった」と話し始める。スカーレットは、サンダース監督との綿密なディスカッションを続けていくうちに「これだけ愛されている原作に関わることができて光栄だったし、責任も感じていました」と述懐した。
心と体が統一されていないという難役を演じ切ったスカーレットは「今回の“少佐”という役柄を演じることは感情的にも肉体的にも大変でしたが、この役が成長を遂げたように、わたし自身も、人間としても役者としても成長することが出来た」と感慨深げに語った。
少佐の上司・荒巻役を務めたたけしは、「ハリウッドの大きなバジェットの映画に出られたことは、自分にとって大きな経験でした。人気のコミックやアニメの実写化は文句を言われることが多いけれど、この作品は、原作に忠実であり、しっかりと新しいものが入っている。アニメ・コミックの実写映画で、最初の成功作品になるのではないかと思う」と作品を大絶賛。
また、たけしは、共演のヨハンソンについて「演じるとき、ハリウッド映画ではどう振る舞ったらいいかスカーレットさんにいろいろ教えていただいた。彼女は本当のプロです。素晴らしい」と太鼓判を押した。
少佐の右腕バトー役を演じたピルーは「原作のアニメに14歳の頃に出会った。僕自身が大ファンだったから、バトーを演じる不安はあったけど、すばらしいチームに巡り合えて、不安は吹き飛んだよ」とコメント。
少佐を支えるオウレイ博士役を演じたジュリエットは、「すばらしい世界観の一部になれて、本当に光栄です。初めて脚本を読んだときは、まるで“暗号解読”のようで、すべてを理解はできなかったけど、難しくもあり挑戦しがいがある役どころでした」と語った。
「美術学校の学生のときに原作に出合った」と明かしたサンダース監督は、実写化するときは「ぼくが撮りたい」と強く願っていたという。メガホンを取ることになり、「今作品には世界中にファンがいて、しかも士郎さんや押井さんに恥じないような作品を作らなければいけないという思いや、たくさんのプレッシャーがあったけれど、あらゆるチャレンジを受けて立つという気持ちで臨んだ」と強い思いを話した。
「バトーの目も荒巻の髪型もこっけいにならないようにしなくてはいけない。カットのスタイルやペースなど、日本映画を意識している。黒澤 明監督の『醉いどれ天使』と『ブレードランナー』が出合ったよう感じです」とこだわりも明かしていた。
スカーレット・ヨハンソンは、ずっと以前から取材してみたい女優のひとりだった。ショートヘアにマニッシュなスタイルで登場したスカーレットはとても美しかった。パンツにはスリットも入っていて、歩くときにチラッと見えた美脚もかっこよかった。今後も注目していたい女優です。
(取材・文・写真:Sachiko Fukuzumi)
関連記事
・レッドカーペット イベント