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2017-11-05 更新
LiLiCo
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
© 2017 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
第30回東京国際映画祭 トリビュート・トゥ・ミュージカル supported by スターチャンネル部門で上映された『美女と野獣』のトークショーに映画評論家のLiLiCoが出席。作品にまつわるトークを繰り広げた。
トリビュート・トゥ・ミュージカル部門とは、2017年の『ラ・ラ・ランド』や『美女と野獣』の大ヒットで、今また脚光を浴びる新旧の名作ミュージカル映画を上映する特別企画。今年は前作の2作のほかに『オズの魔法使い』『レ・ミゼラブル』『サウンド・オブ・ミュジック』『オペラ座の怪人』が上映された。
映画愛に溢れるLiLiCoは、まずは客席に向かって「映画は、映画館のために作られてるんだから、今日スクリーンに来てくれたのが嬉しい」と呼びかける。
すでに今年4月に公開され大ヒットを記録した本作について、LiLiCoは「この作品は本当に大好き。感動して、エンドロールでは美しい涙が止まらない……」と本作が大のお気に入り作品であることを明かし、アニメが実写化されることが発表されたときには「野獣はどうする?」とまずは野獣のヴィジュアルが心配で「緊張して試写会に行ったわ」と話した。
『ラ・ラ・ランド』への出演を蹴って『美女と野獣』に出演し、ヒロインのベルを演じたエマ・ワトソンにまつわる話になると「エマはもう完璧!」と演技と歌唱力を絶賛。「ミュージカルっていいよね~。私はもともと歌手だからストーリーとか気持ちを歌で伝えるのっていいな」。
また、過去のエマの話になると「エマは、ハリー・ポッターに出演していた少女のころから見ているから、(自分が)育てたんじゃないかって思う。今ではもう母親気分よ」と大ヒットした作品のイメージを払拭して女優として大きく成長したエマに愛を爆発させる。
さらに、LiLiCoの楽しい弾丸トークは続く。映画『ハリー・ポッターと謎のプリンス』の英国・ロンドンプレミアで140年ぶりの豪雨に見舞われたというエピソードを披露。
プレミア当日は、ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン、レイフ・ファインズ、原作者のJ.K.ローリングらが出席し、集まったファンの歓声を浴びた。しかし、150メートルにわたって敷かれたレッドカーペットにキャスト陣が登場すると、激しい雨とひょうが降り始めた。大豪雨で、レッド・カーペットは水浸し。取材陣もずぶぬれ。それでもイベントは続行されたという。日本から取材に来ているので、なんとしてもインタビューを取りたいと強く思っていたLiLiCoは、靴が壊れてもはだしになって、ビショ濡れになりながらもレッドカーペットを走り、エマに突撃インタビューしたときの話を大興奮で話して会場を笑いの渦に巻き込んだ。
そんなLiLiCoの『美女と野獣』への熱い思いはこの日会場にきた観客に十分に伝わった様子。LiLiCoに大きな拍手が送られた。
(取材・文・写真:Sachiko Fukuzumi)
映画『美女と野獣』
(原題:Beauty and the Beast、2017年、アメリカ、上映時間:130分)
■監督:ビル・コンドン© 2017 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
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