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2016-10-22 更新
3度のアカデミー賞®に輝く巨匠アン・リー監督の待望の最新作 『ビリー・リンの永遠の一日』(2017年2月11日(土・祝)日本公開)は、19歳でイラク戦争の英雄となった青年ビリーの戦争体験と心の葛藤を、映画史上最も美しくエモーショナルな映像に乗せて描き、9・11以降のアメリカ社会のあり方、戦争とは何かを社会に問う感動の人間ドラマ。この度、アメリカ・ニューヨークで現地時間10月14日(日本時間10月15日)、第54回ニューヨーク映画祭にて本作のワールドプレミア上映が行われた。
この日、世界初の120フレーム/秒という最新技術での映像が世界初披露となったワールドプレミアには、アン・リー監督のほか、主人公ビリー・リン役に大抜擢された新進気鋭の俳優ジョー・アルウィン、ヴィン・ディーゼル、クリステン・スチュワート、ギャレット・ヘドランド、クリス・タッカー、スティーヴ・マーティンらキャストが勢ぞろいしレッドカーペットを歩いた。
アン・リー監督は「素晴らしい仕事だった。ある若き兵士がアメフトの試合のハーフタイムショーにセンセーションを巻き起こす。とてもドラマティックなんだ。大人になっていく青年というキャラクター、そして社会というものを掘り下げるのに、素晴らしい方法だった。観客の皆さんがこの作品をドラマティックに感じ、そしてひとりの兵士が経験してきたことを人間的なレベルで深く理解してくれることを望んでいます」と語った。
ヴァラエティ誌は「アン・リー監督は大胆なテクノロジーで映画のリアリティを再発見した。それによって、イラク戦争の小隊に我々を危険なほどに近づかせる。『ビリー・リンの永遠の一日』は革命的な映画になるポテンシャルがある。(中略)この映画はただのテクノロジーの試みではない。この映画は非常に独創的で、心に触れ、夢中になる物語だ。そしてこの映画の持つ力は、その2つがうまく結びついているところにある。(中略)『ビリー・リンの永遠の一日』では、我々が観るものすべてが“生きて”いて、“そこに”存在していることで、並はずれた親密感と形式的流動性を持った映画をつくる自由をアン・リー監督と脚本家に与えている。多くの映画よりはるかに、今この瞬間を生き、観客をその瞬間に引き込む映画である」と評している。
映画 『ビリー・リンの永遠の一日』
(原題:BILLY LYNN’S LONG HALFTIME WALK、2016年、イギリス・中国・アメリカ合作)
■ストーリー:
2005年――イラク戦争での勇姿がメディアに取り上げられ、一躍“英雄”になった19歳の青年ビリー・リン。故郷アメリカに一時帰国し凱旋ツアーに駆り出される中で、自分が“ヒーロー”として扱われることへの違和感を感じ始める。
そして、いよいよ戦地へ戻る前日、ツアー最大の目玉となる感謝祭のアメリカン・フットボールのハーフタイムイベントに迎えられたビリー。大歓声の中でビリーは、現実と戦争の記憶が交差する一瞬のような永遠のような“時”を経験する――。
■監督:アン・リー
■原作:ベン・ファウンテン 小説「Billy Lynn’s Long Halftime Walk」
■出演:ジョー・アルウィン、クリステン・スチュワート、クリス・タッカー、ギャレット・ヘドランド、ヴィン・ディーゼル、スティーヴ・マーティンほか
■配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
(オフィシャル素材提供)
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