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2016-10-26 更新
メリル・ストリープ
配給:ギャガ
12月1日(木)、TOHOシネマズ 日劇ほか全国ロードショー
© 2016 Pathé Productions Limited. All Rights Reserved.
NY伝説の歌姫の実話をメリル・ストリープ×ヒュー・グラントの豪華共演で映画化した『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』。この度、10月25日(火)より開催中の第29回東京国際映画祭オープニング作品として選ばれた本作で、メリル・ストリープが来日し、記者会見を開いた。
絶世のオンチなのに、カーネギーホールを満員にし、今なお人々を魅了する伝説の歌姫マダム・フローレンス。笑いと涙に包まれたこの実話でフローレンスを演じるのは、『マンマ・ミーア!』などで“歌ウマ女優”として知られるメリル・ストリープ。アカデミー賞®に19回ノミネートされ、そのうち『クレイマー、クレイマー』(79)、『ソフィーの選択』(82)、『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』(11)で3度受賞。今後も記録を更新し続けると全世界の映画ファンから信じられている<ハリウッドの生ける伝説>のメリルが、『イントゥ・ザ・ウッズ』(15)のPR以来の来日を果たした。
東京国際映画祭オープニングへの参加は“初”となり、アカデミー賞®女優の公式会見をはじめとしたイベント登場ということで、この日、海外メディアを含む約150名程のマスコミが集まった。ハリウッド最高峰の女優でありながらその気さくな振る舞いとウィットに富んだ回答に会場には笑いが溢れ、終始和やかなムードで会見は行われた。
<記者会見リポート>
日本の秋にちなみ、紅葉したバラ科のナナカマドを飾った会場にメリルが登場するとメディアの数の多さに驚きながら「皆さん、こんにちは。非常に温かい歓迎をどうもありがとうございます。また日本に来ることができて嬉しいです。前回来たときよりも(マスコミの数が)二倍は多いんじゃないかしら(笑)」と挨拶。東京国際映画祭のオープニングを飾る作品として、翌日のイベントを前にしての気持ちを問われると「東京国際映画祭のオープニング作品として選ばれたこと、大変光栄に思います。この映画を誇りに思っています。今回、フリアーズ監督やヒュー・グランドは仕事が忙しくて、私だけ暇だったのでこうして来ることが出来ました(笑)」とコメント。
歌上手で知られるメリルが、オンチな歌姫を演じることでも話題の本作。さらに、実在した人物を演じるにあたっての苦労を問われると「フローレンスは歌はあまり上手ではありませんでしたが、歌や音楽を心より愛していて、NYの音楽シーンにとても貢献した人物です。パトロンとして活躍していましたが、彼女は心の中ではずっと歌手になりたかったんですね。今回、2ヵ月ものトレーニングで、オペラのアリアをちゃんと歌えるようにして、最後の2週間で歌い方を崩しました」と明かした。
メリル・ストリープ: 美味しいお寿司が大好きなの! いつも食べていたいけれど日本でしか食べられないから、そうしょっちゅうは頂けないわね。昨日京都に行ったらお豆腐が出てきたのですが、アメリカには豆腐は一種類しかないので、何種類も出てきて驚きました。
フローレンスは自分で料理をしない人で、彼女のアパートメントにはキッチンがなかったんです。彼女の食べるものは、サンドイッチとポテトサラダのみという非常に特異な方でした。
メリル・ストリープ: ビックリです! とても光栄ですね。どういう風なアプローチをするかということに関しては、分かりません。彼女が偉業を成し遂げるのはこれから。未来のことですから。
メリル・ストリープ: はじめて出来上がった作品を観るときは、共演者の素晴らしさにいつも驚きます。演じているときは主観的に見ていますが、最初のスクリーニングのときは客観的に監督視点で観てしまいますね。それがとても楽しいです。
メリル・ストリープ: 今でも私は歌手になる夢はもっています。だけど、あまり上手ではないので努力しなければですね。
メリル・ストリープ: みんな重荷に思っていることだと思うので、早く終わって欲しいです(笑)。
メリル・ストリープ: 夫はとても理解のあるひとで、彼がアーティストという職業であることも助けになっていると思います。生活のスタイルや仕事へのコミットが共有しやすいからです。
フローレンスとシンクレアは芸術と音楽が好きという共通点があって、二人で同じ夢を共有していたわけです。なのでそういった同じ夢を共に追いかけられる相手はいいですね。
メリル・ストリープ: 私は人が多いのが苦手で、実は一度もオリンピックは観に行ったことがないんです。2020年を待たずともその前に日本にはまた来ると思います(笑)。
最後に、「今日は温かく迎えてくださってありがとうございました。ぜひ映画を楽しんでくださいね!」とメッセージを残し、会場を後にした。
(オフィシャル素材提供)