このサイトをご覧になるには、Windows Media Playerが必要です。
Windows Media Playerをダウンロードする
2016-05-14 更新
生田斗真、岡田将生、松坂桃李、栗山千明、大森南朋、大友啓史監督
配給:松竹
8月6日(土)より全国公開
© 2016「秘密 THE TOP SECRET」製作委員会
映画『秘密 THE TOP SECRET』の完成報告会見が都内で行われ、生田斗真、岡田将生、松坂桃李、栗山千明、大森南朋、大友啓史監督が登壇した。
原作は清水玲子の人気コミック。被害者の脳に残った記憶を映像化することで迷宮入り事件の真相に迫るミステリー・エンターテインメント。映像化不可能と言われていた衝撃作。
警察庁の特別機関「第九」を率いる室長・薪剛を勤める主演の生田は「衝撃作が出来あがりました。自信をもってお届けできる作品です。日本の映画を次のレベルに持っていくひとつの要因になれば……」と力強く語った。今作で大友監督と初タッグを組んだ生田は、撮影現場について「物づくりに対する欲望や熱が渦巻いている。1秒も飽きるこの無い日々だった」と振り返った。
また、共演の岡田と松坂について生田は「勢いのあるゆとり世代の役者さんと共演できて嬉しい」と2人が共演しているテレビドラマ「ゆとりですがなにか」に引っ掛けたコメントをして会場に笑いを誘った。
一方、「第九」に配属されるエリート捜査官を演じる岡田は「こういう役柄は初めて。自分にとって大きなチャレンジだった。この役とともに、自分も大きくなろうと思った」とコメント。
脳内捜査が原因で精神が崩壊し、非業の死を遂げる捜査官役を務める松坂は「濃厚な現場でした。クランクイン最初の日に、死んでいる姿を撮影しました。どうやったら体を動かさないでいられるかが難しかった。心がけたのは、無になることですね」と現場を振り返った。
原作に惚れ込んで、5年も前から企画を温めていたという大友監督は「人間の記憶が、必ずしも事実を映し出さず、脳内で美化されている点が物語のポイント。新しいストーリー・テリングができると思った」と作品について語った。
本作では、記憶をよりリアルに描くため、キャスト自身が装着するヘルメット型の“主観カメラ”が開発され、使用されている。大友監督は「キャストたちの視野や鼓動を表現したかった」とコメント。実際に使用したキャストたちからは、仕上がり映像に絶賛の声があがっていた。
(取材・文・写真:Sachiko Fukuzumi)
関連記事