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2015-11-29 更新
11月21日~29日、有楽町朝日ホールほかにて開催された「第16回東京フィルメックス」にて、特別招待作品として出品されていたピーター・チャン監督の最新作『最愛の子』が、このたび観客賞を受賞した。
本作は、年間20万人もの子どもが行方不明になっていると言われる中国で実際に起こった事件を基に描いたヒューマン・ミステリーで、11月23日のフィルメックスでの上映が日本初お披露目となった。上映後に配給のハピネットとビターズ・エンドが行ったアンケートでは、「これが実際に起きた話であることにも驚いたが、優れた人間ドラマであることに二度びっくり」「この完成度の高さは、さすがピーター・チャン」「事件を、被害者側と加害者側の視点で描くという手法が素晴らしい」「親たちの愛に涙がとまらなかった」といった絶賛の声があふれ、96%という高い満足度を得た。「愛する子どもを奪われたくない。ただ、一緒にいたい」という“親”たちの純粋な願いと、被害者と加害者という関係性を超えた親が子を思う「至上の愛」が世代を超えて観客の心に広く届いたことが、今回の受賞につながったのだろう。
奇しくも11月28日は、ピーター・チャン監督の誕生日で、53歳になった日に香港で受賞の報せを受けたピーター・チャン監督は「誕生日にこのような賞をいただけてうれしい。観客賞受賞は、私がなぜ映画監督になったのかという初心に立ち返らせてくれる」とコメントを発表、観客賞受賞の喜びを語った。
【ピーター・チャン監督のコメント】
中国での公開から一年遅れではありますが、誕生日にこのような賞をいただけてとてもうれしいです。この賞と、作品と共に日本にまた来られる機会を作ってくださったフィルメックスに感謝します。『最愛の子』は私にとってとても大切な映画です。観客賞受賞は、私がなぜ映画監督になったのかという初心に立ち返らせてくれます。フィルメックスと観客の皆さん、ありがとうございます!
(オフィシャル素材提供)
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