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2015-12-19 更新
岡田准一、阿部 寛、尾野真千子、平山秀幸監督
配給:東宝/アスミック・エース
2016年3月12日(土) 全国ロードショー!!
© 2016「エヴェレスト 神々の山嶺」製作委員会
全世界で翻訳され、大ベストセラーとなっている夢枕獏著「神々の山嶺(いただき)」待望の映画化! この度、『エヴェレスト 神々の山嶺』の完成報告会見が開かれ、主演、岡田准一、阿部 寛、尾野真千子、平山秀幸監督が登場した。会場の明治記念会館には朝早くから200名ものマスコミが集まり、作品の注目度の高さを示すこととなった。
冒頭、エヴェレスト史上最大の謎を追う野心家のカメラマン・深町(ふかまち)を演じた岡田は、「本当に自分はカメラと登山をもともとやっていたので、この作品に出会うためにカメラと登山をやっていたのかな、と運命を感じた作品でした。山に登りながら阿部さんの役作りをファインダー越しに見、そしてタフな尾野さんを見ながら一緒にエヴェレストに登って撮影できたことが幸せでした。力強い気高い作品に仕上がっています!」と力強く挨拶。
山岳史上最大の挑戦に憑りつかれた孤高の天才クライマー・羽生(はぶ)を演じた阿部は「羽生という役は自分にとってとてもハードルが高かったですけど、エヴェレストの5200mまで行って撮影できたことがすごく良かったです。かなりハードな撮影だったので生きていることがうれしかったですし、役作りにも生かされたんじゃないかなと思っています」と撮影の過酷さを振り返った。深町と羽生に人生を翻弄される本作のヒロイン、涼子(りょうこ)役を演じた尾野は「この貴重な体験が出来たことをうれしく思います。そして、この作品ができて改めて観て、もっと感情が湧いてきてこの作品に出会えたことをうれしく思います」と感謝の想いを語った。本作の平山監督は「日本人スタッフとキャスト、合わせて30人くらいのクルーで、撮影場所5200m地点まで行って撮影してきました。どんなことが起こるかまったく想像でできない中での撮影でしたけど、文字通り命を削ってというか本当に今、キャストの3人とこの場にいられるのが奇跡のような気がします」と語り、「皆さんにどういう風に観てもらえるか非常に楽しみです」と作品に自信を覗かせていた。
本作で孤高の天才クライマーを演じた阿部は、役作りについて、これまで登山経験が無く、エヴェレストでの撮影前に登る前に2~3回、日本の山を登ったり、低酸素室に入ってのトレーニングを積んで臨み岡田らに余裕をみせていたようだが、内心は辛かったエピソードを披露し、会場から笑いが。また、岡田はエヴェレストでの撮影中、役作りの一環で、カメラの回っていないトイレまでストーカーのごとく阿部を追いかけて撮影し続けていた話が及ぶと阿部からは岡田の役作りに対して関心する様子が語られた。そのせいか、岡田の撮る阿部の写真はカッコよく写る一方で、尾野の写真は普通のスナップ写真のようなってしまったエピソードを披露し、会見上で岡田が尾野に謝る場面も。
実際に行った5200m付近のエヴェレストでの撮影について話が及ぶと岡田は「富士山以上の山に登ったことがなく、苦しい中、みんなで共同生活を送ってみんなで支えながら登った」とキャスト・スタッフが一丸になって撮影できたことをと語り、続けて、阿部も酸素が地上の半分しかないある種、異常な世界の中で撮影を撮りきったことに「苦しさと戦いながら演じた」とエヴェレストでの撮影がいかに過酷なものであったかを真剣な眼差しで語った。一方で、エヴェレストに登ることが出演の大きな要因だったと語る尾野は「気圧の変化で、3kgほど痩せると聞いていたが、実際には3kg太ってしまった」エピソードを語り、会場からは笑いが起こると岡田からは「誰よりもタフだった」とフォローされる一幕も。
続けて、映画のテーマでもある「限界を超える挑戦」になぞり、来年の抱負として“自分の限界を超えて新たにチャレンジしてみたいこと”について質問が及ぶと岡田は「もう一回、(エヴェレスト)にいきたいです!」と語り、続けて「今回よりも少し高いところまで登りたい」と岡田らしいストイックな抱負を語ると、阿部はエヴェレストでの撮影が岡田より3日前に終わり、5200m付近で撮影終了を待とうとしたが、挫けて先に下山してしまったエピソードを語り、会場から笑いが起こると「来年はそうならないようにしたい」と申し訳なさそうに語った。一方で、尾野は岡田同様、「もう一回、エヴェレストに登りたい」と語り、頂上が見えるのに上まで登ることができなかった悔しさを語る一方で、「お芝居の上でいつも限界を超えたい」と女優としての抱負を述べた。
マスコミからの「実際にエヴェレストに登ったことで自身に変化があったことは何か?」との質問に対し岡田は、「自分自身の人生において役者として芝居することにおいても、もしかしたら価値観が変わったのかなと思います。“人の心を打つ表現とは何だろうか、自分もそこに行くにはどうしたらいいんだろうか”と考えるようになり、更なる高みを目指すきっかけとなった」と語った。続けて阿部は現場で常に「なぜ、山に登るのだろうか?」と考えていたようで、「答えは見つかっていないが、今も考え続けられていることが撮影を通しての宝」と心情を語った。一方の尾野は撮影を終え、「生きていることがこんなにすごいんだな」と本作の出演を通して、感慨深そうにコメントした。
最後に岡田は、「山(エヴェレスト)の上に実際に登って力強い原作をもとに、スタッフ・キャストが一丸となって限界を超えながら撮影をした映画になっております。来年3月12日公開となりますので、ぜひこの熱い話を皆さんに広めていただけるとうれしく思いますので、ぜひこの映画をよろしくお願いします!」と熱いコメントで締めると、会場からは割れんばかりの拍手が起こり会見は終了した。
映画『エヴェレスト 神々の山嶺』
【STORY】日本のエヴェレスト遠征チームに参加していたカメラマンの深町 誠は、滑落事故で仲間を失い、登頂は中止に。行き場を失い、ネパールの首都・カトマンズを彷徨っている中、骨董屋である古いカメラを発見する。それは、1924年6月8日、エヴェレスト登頂に挑みながらも行方不明となったイギリスの登山家ジョージ・マロリーのカメラと思われるものだった。
マロリーがエヴェレスト初登頂に成功したかという山岳史上最大の謎に魅せられた深町は、証拠となるカメラを追い、一人の男に辿り着く。消息不明だった伝説のクライマー、羽生丈二。彼はなぜ日本から姿を消したのか? その男がなぜカトマンズにいるのか?
「天才クライマー」と呼ばれながら、孤高に生きてきた彼の過去を調べるうちに、深町はその生き様にのみ込まれていく。そして、羽生に人生を翻弄されながらも、彼を愛し続ける女性・涼子と出会う……。
二人の男と、一人の女。それぞれの想いが交錯する中、己の限界を懸け、世界最高峰の“頂き”へと足を踏み入れる男たちの挑戦が始まる――。
■原作:夢枕 獏「神々の山嶺」(角川文庫・集英社文庫)
■監督:平山秀幸
■脚本:加藤正人
■出演:岡田准一、阿部 寛、尾野真千子、ピエール瀧、甲本雅裕、風間俊介、テインレィ・ロンドゥップ、佐々木蔵之介ほか
配給:東宝/アスミック・エース
2016年3月12日(土) 全国ロードショー!!
© 2016「エヴェレスト 神々の山嶺」製作委員会
公式サイト:http://everest-movie.jp/ (外部サイト)
(オフィシャル素材提供)
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