インタビュー・記者会見等、映画の“いま”をリポート！

トップページ　＞　舞台挨拶・イベント　＞　『カプチーノはお熱いうちに』試写会イベント

『カプチーノはお熱いうちに』試写会イベント

2015-09-19 更新

三船美佳

• 作品紹介

配給：ザジフィルムズ
シネスイッチ銀座にて公開中ほか 全国順次ロードショー！
© 2013 All rights reserved R&C Produzioni Srl - Faros Film

　映画『カプチーノはお熱いうちに』の試写会イベントが行われ、上映前のトークイベントにタレント・女優の三船美佳が登場した。

　本作は、南イタリアの美しい街・レッチェを舞台に、恋も仕事も手に入れた主人公エレナが遭遇する人生の“乱気流”を描く、イタリアの大ヒット映画。『あしたのパスタはアルデンテ』などのフェルザン・オズペテク監督がメガホンを取った。

　三船は登場するなり、「ものすごーく深い人間ドラマです！　女性なら誰しもが共感できる内容で、いろいろ深く考えさせられると思います。エレナの凛とした姿と振舞いに勇気をもらいました」と作品をアピールした。

　映画はヒロインが遭遇する人生の乱気流を描いた作品で、自分が人生の乱気流に遭遇したとき、いかに乗り越えていけばいいのかという質問が飛ぶと、三船は、現在離婚係争中の夫でロックバンド・THE虎舞竜の高橋ジョージの名前は出さなかったものの「私の人生はいつも乱気流」と笑顔で告白し周りの笑いを誘う。

　「エレナ が病気になって、周囲の人々の愛に気づいたように、私も乱気流のときこそ家族や友人など身の回りにいる人たちの支えに感謝しながらこれから頑張っていきたい」とヒロイン・エレナの波乱万丈な人生とその前向きな生き方に自らを重ね合わせて語った。

　すでに、人生の乱気流は乗り越えたという三船は、「もう気持ちは快晴！　エレナのように強い女性でないといけないと思う。母親になったからには（愛娘の）命を守っていかないといけないので……」とポジティブ発言。

　また、女優としての活動もしている三船は、白血病と闘う少女を演じ、自身が映画初出演を果たした『友情』を思いだしたようで、「私もスキンヘッドにしたり、実際に闘病生活をしている方からお話を伺って役作りをしたのですが、エレナも本当の乳癌患者と同じように戦っているのだと感じました」と、ヒロインの役者魂を称賛した。

　「飛行機の乱気流が好き」と意外な発言をした三船は、「あちら（高橋ジョージ）の飛行機もいい人生の方に無事着陸してほしい。私たちも無事に着陸したい。それぞれの着地点は違っても……」と吹っ切れた様子でコメントした。

　最後に映画の邦題タイトル（原題は『乱気流』）について聞かれると、「生きていることそれ自体がお熱いことだと思う。いつ何が起こるかわからない人生。愛する人たちといかにお熱く過ごせるかが大事。人生は乱気流。シートベルトさえしっかり締めていれば大丈夫！」と笑顔で語った。

（取材・文・写真：Sachiko Fukuzumi）

関連記事