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作品紹介

トップページ > 作品紹介 ドローン・オブ・ウォー

2015-09-16 更新

原題:GOOD KILL
ドローン・オブ・ウォーdrone-of-war
© 2014 CLEAR SKIES NEVADA,LLC ALL RIGHTS RESERVED.


イントロダクション

 昨今、あらゆるメディアを賑わせている“ドローン”とは、無線操作によって飛行する無人機のこと。災害発生地での現状調査、荷物の配送、個人の趣味から商業レベルでの動画撮影といった多様な用途が想定されるドローンは、近い将来に莫大な経済効果をもたらすと見込まれている。その一方、ホワイトハウスの敷地や日本の首相官邸屋上での落下事件は大々的なニュースとなり、緊急の法整備の必要性が叫ばれる事態を呼び起こした。そんな新たなテクノロジーの光と影が注目され、世界中の大企業やベンチャーがこぞってドローンの開発、活用に取り組む動きが日々報じられている2015年は“ドローン元年”とも呼ばれている。

drone-of-war しかし実はドローンをめぐる技術革新は、長年にわたって軍事分野で着々と進められてきた。あの9.11同時多発テロ以降、アメリカ政府はテロリストの一掃をもくろみ、イラクやアフガニスタンに無人戦闘機を投入。アメリカ国内から遠隔操作するため、操縦士に危険が及ばないドローンは画期的な兵器であり、戦争のあり方を根底から変えたとも言われるが、同時にさまざまな深刻な問題も噴出している。『ガタカ』『TIME/タイム』のアンドリュー・ニコル監督が放つ最新作『ドローン・オブ・ウォー』は、敵に何の気配も察知されることなく一瞬にして爆撃を遂行する“空の殺人兵器”を全面的にフィーチャー。ひとりのドローン操縦士の日常に焦点を絞り、現代における戦争の知られざる真実を暴き出した問題作である。

drone-of-war 主演は『ガタカ』『ロード・オブ・ウォー』でニコル監督との信頼関係を育んできたイーサン・ホーク。リチャード・リンクレイター監督と組んだ『ビフォア』シリーズ3部作などで活躍し、『6才のボクが、大人になるまで。』でアカデミー男優賞にノミネートされたことも記憶に新しい人気俳優が、職務上の使命感と複雑な現実の狭間で引き裂かれていく主人公の魂の彷徨を生々しく体現した。ミサイルの誘導を担当する副操縦士スアレスを演じるのは、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』で鮮烈なインパクトを残した新進女優ゾーイ・クラヴィッツ。さらに『13デイズ』『カポーティ』やJ・J・エイブラムス版『スター・トレック』シリーズのパイク提督役などで知られるブルース・グリーンウッド、TVシリーズ「MAD MEN マッドメン」や『アンノウン』のクラシカルな美人女優ジャニュアリー・ジョーンズが脇を固めている。

ストーリー

drone-of-war アメリカ空軍のトミー・イーガン少佐の赴任地はアジアでも中東でもない。ラスベガスの基地に設置されたコンテナ内で無人機ドローンを遠隔操作し、1万キロ余りも離れた異国でのミッションを遂行している。クリックひとつでミサイルを発射する爆撃は、まるでゲームのように現実感が欠落しているのだ。

drone-of-war 一日の任務を終えると、車でラスベガスのきらびやかな歓楽街を通り抜けて、整然と区画された住宅街のマイホームへ帰り、美しい妻モリーとふたりの幼い子供との生活に舞い戻る。繰り返されるこの毎日がトミーの日常であり、異常な現代の戦争の姿だった……。


(2015年、アメリカ、上映時間:104分、R15+)

キャスト&スタッフ

監督・脚本:アンドリュー・ニコル
製作:ニコラス・シャルティエ
出演:イーサン・ホーク、ブルース・グリーンウッド、ゾーイ・クラヴィッツ、ジャニュアリー・ジョーンズほか

配給
ブロードメディア・スタジオ
10月1日(木) TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国ロードショー

オフィシャルサイト
www.drone-of-war.com

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