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2015-05-10 更新
天海祐希、松山ケンイチ、早乙女太一、平幹二朗
配給:ヴィレッヂ ティ・ジョイ
新宿バルト9他にて全国ロードショー中
© 2015 ゲキ×シネ『蒼の乱』/ヴィレッヂ・劇団☆新感線
2014年にプロジェクト10周年を迎えた≪ゲキ×シネ≫の最新作にして最高傑作との呼び声が高い『蒼の乱』が、5月9日(土)に全国公開初日を迎えた。舞台挨拶に登場したのは、主演の天海祐希をはじめ、松山ケンイチ、早乙女太一、平幹二朗の豪華キャスト陣! 4人が登場すると、会場からは大きな歓声と拍手が起こった。
本作は、平将門の一生をモチーフに、若く奔放な若武者を愛し、魂を分け合う同志としてともに闘う一人の女性、蒼真(そうま)の鮮烈な生を描いた、壮大な歴史ファンタジー作品。
主演の蒼真を演じた天海祐希は初座長を務めたことに関し「こんな大役なんてと思いました。いろんな気持ちに押しつぶされそうだった」と語り、「最初の『蒼の乱』という名前が出てくるシーンがものすごく好きで、その時に(松山と)二人で空を見上げるシーンがあるんですけど、あの時の二人がずっとずっと続けばいいなと思いながら物語を進めていました」とコメント。
将門小次郎を演じた松山ケンイチは劇団☆新感線の舞台へ初出演に関し「新感線がもともと大好きでした。役者をやっているなら是非、出演したいと思っていた」と語り、「あがり症で、ゲネプロでは足が震えてました」と告白。バイクの免許取得の際、緊張し試験に落ちたと話し、会場では笑いが起きる一幕も。そんな松山に対し、「(役柄で愛し合う同士)いつでも、ケンちゃんを受け入れる状態でしたが、役柄に向き合うことに必死でそれどころではなかったかも」と天海が一言。しかし、「舞台の上で、顔が合うとすごく安心するんですよね。ドンといてくれたので」と舞台上演中感じていたと話した。
帳の夜叉丸(とばりのやしゃまる)を演じた早乙女太一は、3度目の新感線の舞台出演に関し、「出演が決まった時点で、1年後、何ヵ月後は新感線だと目標にして進めていました。1回目、2回目は緊張とプレッシャーを感じていたが、今回はそういうことを考えるのをやめて、思い切り楽しみたいと思っていました」と。今回、ミステリアスな役柄ではあるものの、コミカルなシーンに挑戦する一幕もあった早乙女は、劇団☆新感線の橋本じゅんから毎日ギャグの部分に関して「つっこみは、なま物だからその場の空気をつかんで、つっこみを入れるまでの感情をしっかりとつくれ!」という駄目だしを受けていたことを話し、会場からは笑いが沸き起こった。また、弟である早乙女友貴との共演に関して「負けられないと思っていましたし、こいつにも頑張ってほしいとも思っていました」と話すと、「太一くん派と友貴派と女性陣が派閥に分かれていた」と天海が、共演者たちの裏話を披露した。
常世王(とこよおう)と太政大臣の二役を演じた平幹二朗は、「両方とも良い面と悪い面を持っていて、悪さを演じる部分が楽しかった」と語り、また、新感線初出演に関し「80歳の僕にオファーが来たと驚きましたが、とてもいい80歳の一年になりました」とコメント。主演の天海に関しては、「女役の時は、とても美しく、男役の時は凛々しく両方が両立しているので、素晴らしいと思った」と語った。
事前にファンから募集した質問の中から、「この人のここが凄かった、この人のこの場面に注目してほしい等、見どころがあったら教えてください」という問いに対し、早乙女は「とにかくみんなの登場シーンがかっこいい」、松山は「太一くんが演じる夜叉丸がすごくかっこいい。登場のシークエンスの中でどうしても笑いが堪えられないところがある」、天海は「森奈みはるの戦いに向かう衣装のマントに注目してください(笑)。ものすごくいい感じに短くかわいらしいのがついています」、平は「ラストの天海さんが一人野原で締めくくりのセリフを言うところ」と答えた。
劇場には、30代~40代前半の女性が数多く来場し、20代の女性グループや、親子で来場する姿も見受けられ、来場者の8~9割がすでに『蒼の乱』を舞台鑑賞していると答え、終始笑いと歓喜に満ちたイベントとなった。
<キャストコメント>
■天海祐希
新感線の素晴らしいキャストの皆さん、そしてスタッフの皆さんとこんなに熱い熱い舞台を作ることができました。私の一生の宝物が増えました。それをこうして、皆さまにゲキ×シネとしてご覧いただけるということがとても嬉しいです。私は一番最初の『蒼の乱』という名前が出てくるシーンがものすごく好きで、その時に(松山と)二人で空を見上げるシーンがあるんですけど、あの時の二人がずっとずっと続けばいいなと思いながら物語を進めていました。最後に皆さまにご挨拶した時のすがすがしさと、2人で空を見上げた時のすがすがしさがそのまま皆さんに伝わりますようにと思っております。
■松山ケンイチ
今回の作品は、ものすごく熱い作品だなと思います。自分が演じた将門小次郎を演じているときも、火が出ているようなイメージを持っていました。そのぐらい情熱をもって生きているキャラクターでした。その熱さが皆さんに届けばな、伝わればなと思っております。
■早乙女太一
舞台を観たことがある方も、いろいろな発見があると思いますし、見ごたえがたっぷりある映像になっています。舞台とは違った迫力があり、役者の皆さん一人ひとりのパワーをすごく感じる作品になっているので、楽しんでご覧ください。
■平幹二朗
芝居というのは、その一回限りで消えてしまって皆さんの記憶の中にしか残らない宿命を持っていますし、DVDは記録はするけれども、舞台の熱が伝わりづらいと思います。ゲキ×シネは劇の密度と、シネマの流動感が合わさっていてとても今まで見たことのない、体験したことのないスペクタクルになっていると思います。インドのボリウッド映画に負けないと思います。ぜひ、楽しんでください。
(オフィシャル素材提供)
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