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2015-04-24 更新
園 子温監督、長谷川博己、IZUMI、大月俊倫プロデューサー
配給:アスミック・エース
6月27日(土)、TOHOシネマズ新宿他全国ロードショー
© 「ラブ&ピース」製作委員会
園子 温監督待望のオリジナル作品『ラブ&ピース』が6月27日(土)よりTOHOシネマズ新宿他全国公開となる。監督は、『愛のむきだし』『ヒミズ』など海外の評価も高い、日本映画界の至宝・園 子温。いままでの“園 子温ワールド”のイメージと一線を画す本作は血が出ない!誰も死なない!エロくない!しかしながら、園監督らしい超展開はそのままに体験できる極上エンタテイメント! 今回、園子 温が初の特撮を用いて演出し、崩壊する東京の街に巨大化した“LOVE”=愛の怪獣が東京の街に現れる。東京に愛が降り注がれるそのクライマックスは、観たこともない【感動と涙】を誘う。
4月19日(現地時間)、第5回北京国際映画祭(4月16日~4月23日)において、『ラブ&ピース』が「天壇奨(Tiantan)」コンペティション部門で公式上映され、園 子温監督、主演の長谷川博己、IZUMI、大月俊倫プロデューサーが記者会見、レッドカーペットイベントに参加した。
今年は90か国以上から930本の映画がエントリーされ、そのうち15本の映画がコンペティション部門に選出。日本映画が北京国際映画祭のコンペティション部門に正式出品されるのは本作が初の快挙となった。これまで『ヒミズ』『冷たい熱帯魚』などヴェネチア国際映画祭ほか海外映画祭で高い評価を受け続けてきた園 子温監督だが、本作は、第59回ベルリン国際映画祭カリガリ賞・国際批評家連盟賞を受賞した『愛のむきだし』以来となる、直球で愛を描いた待望のオリジナル作品とあって、会見には大勢の記者が来場した。
長谷川は「できあがった作品を映画祭で観てもらえて、とても喜んでいます」とあいさつ。中国の女性も長谷川ファンが多かったようで、「長谷川さん、ようこそいらっしゃいました!」と熱烈な歓迎を受けた。そんな会場の様子に「もしかしたら(劇中歌の)サビくらい歌ってくれるかも」と園監督が会場に呼びかけると、歓喜の声とともに大きな拍手が。それには「まずはボイストレーニングをやらなきゃ」と照れることしきりの長谷川だったが、意を決して劇中歌の一節を歌い上げると、会場からの喝采を集めた。
さらにこの日の夜には、オリエンタルシアターで公式上映を実施。会場には、期待に胸を膨らませた観客、およそ約700人が来場。中にはリュック・ベッソンら審査員の姿もあり、熱気にあふれていた。ワールドプレミアとなる公式上映後には、怪獣映画でありながら、感動と涙が待ち受ける本作に盛大な拍手が送られ、園 子温、長谷川博己らも感無量の様子。上映後の囲み取材で「お客さんが温かい感じで良かったです」と笑顔。園監督も「お客さんが温かくて感謝です。最高! この上映のために集まっていただいてありがとうございます。シェイシェイ(ありがとう)!」とご機嫌な様子を見せた。
<その他会見でのコメント>
◆園 子温監督
これは25年くらい前に書いたシナリオで、プロデューサーの大月さんが面白いからやろうと言ってくれたからできた映画。大月さんがいなければ実現できなかったし、ようやくできたという喜びが大きいです。
この映画で怪獣映画を作りたかった。日本には特撮という文化があります。それは小さなミニチュアの街をつくって、かぶりものの怪獣の中に人が入って、街を壊していくという伝統なわけです。今はCGの時代になって、日本でもそういうことをやらなくなったんですが、もう一度、特撮という文化をやりたかった。
◆長谷川博己
僕は音楽が未経験だったので大変でした。僕が何もできないときに、園さんの部屋に行って練習をしました。すると、園さんがキーボードを持って突然歌い出して、即興で(劇中歌を)作るんですよ。それを音楽系のスタッフがメモをして……、という感じで作りました。
◆大月俊倫(プロデューサー)
僕は園監督と生年月日が一緒で。物の考え方や感性が似ていると思います。僕はカメが大好きで、小さい頃からカメを飼っていました。ですから、監督が描いた愛情や夢などに非常に共感しました。これは映画にするべきだと思いました。
北京国際映画祭について
2011年創設の映画祭今年で5回目。北京市によってサポートされ資金を受けて運営されている。開催以来、ハリウッドの重役、プロデューサー、監督などが多く参加している。過去、ジェームズ・キャメロン監督、ピーター・チャン監督、ウォルフガング・ペーターゼン監督、リュック・ベッソン監督、ジャンジャック・アノー監督、アルフォンソ・キュアロン監督、オリバー・ストーン監督、ジョン・ウー監督、ニキータ・ミハルコフ監督、ジェレミー・レナード、キアヌ・リーブス等が参加。
この数十年の間で中国の映画市場は大きく伸びており、映画祭は中国と海外の映画産業の強いむすびつきをアピールする目的で実施されている。
(オフィシャル素材提供)
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