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2015-04-05 更新
市川染五郎、天海祐希
配給:ヴィレッヂ ティ・ジョイ
4月11日より新宿バルト9ほかにて全国ロードショー
© 2015 ゲキ×シネ『阿修羅城の瞳 2003』/松竹、ヴィレッヂ
映画『ゲキ×シネ阿修羅城の瞳2003』の公開直前舞台挨拶が4月4日、都内で行われ、主運の市川染五郎と天海祐希が登壇した。
今年35周年を迎える劇 団☆新感線。その話題の舞台を映画館で体感する新感覚の映像エンターテイメント。2003年に行った芝居を映像化。映画館で観る演劇、ゲキ×シネの原点ともいえる一作で、愛憎のドラマが展開する。
2003年から12年経った本作の上映。天海は、「若かったねー。こうやってまた映像になるの は嬉しいけど、若いのを観られるのは恥ずかしい」と照れ笑い。天海は、謎の女・つばきと鬼の王・阿修羅を見事に演じ分け、気風の良さと得も言われぬ美しさで観客を魅了している。
一方、“鬼殺し”と呼ばれた過去を持つ出門役を演じた市川も「若いです! 観た時に思った、僕たちすごいなって。観終わった後の感想は、とにかく僕たちってすごいんです!」と自信たっぷりの挨拶で、会場を笑いに包んだ。市川が劇団☆新感線の舞台を初めて観たのが「髑髏城の七人」で、「劇団☆新感線から声がかかるような役者になりたいと思った」と振り返る。でも、「やると観るのは大きな違い。あれだけしんどい稽古は未だかつてない」と苦笑い。橋本じゅんに「ツッコミをマンツーマンでレッスンしようか」と提案され、朝から公園で特訓していたことも明かした。
共演し、お互いの印象を聞かれて市川は、「大きいな」「ねーさん、ねーさん、大きいな」と背の高い天海に圧倒された様子を語り、隣にいた天海からすかさず、「そこかい!」と突っ込まれる。市川はスクリーンでのアップに耐えられる天海の美しさも称賛していた。
天海は、「染ちゃんは体力が違う。立ち回りの美しいこと。花道を疾走する姿は色っぽい」と市川の男としての色気を絶賛。
最後に市川が、「12年経っても今も若いです。やれと言われれば生でやります!」と再演を力強くアピール。会場からは大きな声援と惜しみない拍手が送られた。
主人公と兄弟のような関係を持つ男をテレビドラマ「トクボウ 警察庁特殊防犯課」などの伊原剛志が演じ、鬼を率いる妖かしをベテラン女優夏木マリが好演。
(取材・文・写真:Sachiko Fukuzumi)
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