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2015-03-28 更新
ヴァネッサ・パラディ
ヴァネッサ・パラディ
幼少時に人気テレビ番組「エコール・ド・ファン」という、子供が才能を披露する番組に出演したことによってキャリアを開始した。数年後、13歳の時に最初のシングル「La Magie Des Surprises-Parties」をレコーディング。プロデューサーの叔父、ディディエ・パンがある歌手と「夢見るジョー」という曲をレコーディングしようとしていた時、パラディが歌うことになり、これを契機に大ブレイク。
スクリーン・デビューはジャン=クロード・ブリソー監督の『白い婚礼』(1991)である。この映画における見事な演技でセザール賞を受賞。この時点で、歌を歌うことよりも演じることのほうが好きだと気づいた。続いて『エリザ』(95)、『奥サマは魔女』(99)、『橋の下の娘』(99)に出演。
また、シャネルと独占契約を結んで広告塔となったパラディは、ファッション・アイコンとしても知られる。一方で、映画女優としての活動も継続している。ここ数年は『エイリアンVSヴァネッサ・パラディ』(2005)などの作品に出演してさまざまな役を演じてきた。
2010年、370万人を超える観客動員数を記録した『ハートブレイカー』の演技でフランス映画界の最前線に復帰し、2014年『ジゴロ・イン・ニューヨーク』に出演している。
アカデミー賞®3冠『ダラス・バイヤーズクラブ』の監督が贈る究極の愛の物語『カフェ・ド・フロール』。本作で1960年代のパリで生きるシングルマザーを演じているバネッサ・パラディのインタビューが届いた。
初めて台本を読んだ時は息をのんだわ。読み進めるほどに胸が締めつけられてしまって息切れしたほどよ。
ジャクリーヌは夫と別れて、今は息子のために生きてるの。生活は貧しく、頼れる友達もいないわ。それでも彼女は運命だけを信じて、息子に幸せな人生を送らせようと頑張ってる。ジャクリーヌという役には圧倒されてしまったけど、彼女は強さと決断力、愛嬌のある女性なの。お気に入りの役よ。
監督に何度も“全員に好かれろ”と言われた。それがすごく難しかったわ。頑固で厳しく荒っぽい女性に好印象を持たせるには、まず私が彼女を好きになる必要があったわ。
マランとの共演は忍耐力が必要だったけど私自身、苦手なアドリブが上手になったわ。彼とのシーンは監督の指示どおりにはいかないから、アドリブが求められるの。でも慌てることはなかった。彼の行動で予想外のことが起きると、それに合わせてみんなが動いていく。そういう環境が私を成長させてくれたし、スタッフの手腕も磨かれたんじゃないかしら。急な予定変更もあったから、臨機応変に対応しないといけなかったしね。
マランとは心を通わせる必要があったんだけど、私のほうはすぐ打ち解けたわ。マランのまなざしは魔法のように、とても美しいの。愛嬌があり、魅力的で偉大な影響力を持ってる。
監督にはいつも驚かされてる。監督との撮影では、女優として挑戦したいと思わせてくれるの。彼が少しづつアイデアを付け加えていくたびにシーンがさらによくなって、感情表現にも深みが出るのよ。
もちろん演技中はいつもの私ではないから、頭で考えた感情を表現しなければならない。役柄と自分が混同することもあるけど、むしろそのほうがよかったりする。心が揺れ動くまま従うの。
(オフィシャル素材提供)
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