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2015-02-28 更新
新垣結衣、木村文乃、桐谷健太、三木孝浩監督
【合唱部キャスト】恒松祐里、下田翔大、葵わかな、柴田杏花、山口まゆ、佐野勇斗
室井 響、朝倉ふゆな、植田日向、高橋奈々、狩野見恭兵、三浦翔哉
配給:アスミック・エース
大ヒット上映中!
© 2015 『くちびるに歌を』製作委員会
© 2011 中田永一/小学館
2月28日(土)より公開となった、全国学校音楽コンクールの課題曲となった「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」の作者アンジェラ・アキのテレビドキュメンタリーをもとに中田永一が書きおろし、読書メーターおすすめランキング第1位にも輝いたベストセラーを映画化した『くちびるに歌を』。この度、新垣結衣、木村文乃、桐谷健太、三木孝浩監督、そして映画で合唱部員を演じた子供たち12人登壇の初日舞台挨拶イベントが実施され、ガッキー先生(新垣)より、合唱部員の子供たちへはなむけの言葉を贈る“サプライズ卒業式”となった。
本作で合唱部員を演じる12名の子供たちの「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」合唱によりスタートした本イベント。会場からは温かい大きな拍手が起こり、全国キャンペーンやイベントで合唱を続けきた彼らは、満面の笑みで満足そうな表情だった。
無事に初日を迎えられたことに対し新垣は「映画を観た人からは『本当に良かった』と言ってもらえていたので、今日はたくさんのお客さんに観ていただけることが楽しみでした!」とガッキー・スマイルでコメント。さらに木村は、「去年の夏に五島にみんなで合宿をしていました。映画公開を迎えて、落ち着いた気持ちと嬉しい気持ちで不思議な感じがします」と安心した表情。桐谷は「映画の中で五島の景色は綺麗だし、今日も晴天で良かったです。今日は爽やかで優しい気持ちで帰ってください!」と持ち前の明るさを発揮、会場から笑いが起こった。
そして三木監督は「今日、初日を迎えることができて嬉しいです。今、去年撮影していた頃のことが走馬灯のように蘇っています。みんなで一緒に作った作品をたくさんの人に届けることができて良かったです」と感無量といった様子だった。
キャンペーンで、全国17都市を回り(残り1都市を残す)、素晴らしい歌声を全国に届けてきた合唱部員キャストに話が及ぶと新垣は「聴く度に上手くなっているし、その時々で歌声も違うこともあったりして、何度聴いても飽きません! 今では、アンジェラ・アキさんが歌う『手紙 ~拝啓 十五の君へ~』を聴くと子供たちの歌声にしか聴こえなくて」と子供たちの歌声の素晴らしさを讃えた。
ステージ裏で子供たちの合唱を聴いていた桐谷にも感想がおよぶと「素敵でした!」と真面目に答える桐谷に対し、木村から「また歌おうとしてたから、新垣さんと三木監督で『やめて!』って止めようとしてたんですよ」と突っ込み、新垣も「伴奏が始まると表情変わるんだもん!」と言い、会場からは笑いが起こった。
また妊婦役に挑戦した木村は、「自分は経験がないので、結婚・妊娠・出産を経験しているスタイリストさんに動き方や細かなしぐさのアドバイスをもらっていました。なんと撮影初日が出産シーンだったんですよね!」と振り返った。さらに、映画の中で笑顔封印の新垣演じる柏木先生に想いを寄せる体育教師の塚本を演じた桐谷に対し、「実際のところ木村さん演じる大らかな松本先生とどっちがタイプなの!?」と無茶ぶりな質問を投げかけられると「どっちもですよ!」と即答したが、「でも相手の気持ちも大事ですし……」とあまりにも真剣に答える桐谷さんに、登壇キャストからは「真面目か!」と言われる一幕もあった。
和やかな雰囲気で進むイベントだったが、司会者から「実は合唱部員の皆さんに新垣さんよりサプライズの贈り物があるんです」と発表されると、子供たちは何だろうと興味津々な表情に。
サプライズの贈り物とは、ガッキー先生より本作の魅力を伝えるため、頑張ってきた子供たちに一人ひとりにはなむけの言葉を贈るというものだった。手紙にしたためたメッセージを優しく語りかけるように読み上げる新垣。新垣の言葉に子供たちの表情は変わり、本当に驚いていて、嬉しさのあまり泣き出す子もいた。
卒業証書を手渡された恒松祐里は「こういうの本当にだめなんです! 歌うことしか習っていないので卒業しちゃっていいのかなと思うけど、この1年間は本当に楽しかったです。この作品に出演できたことを自信にしたいです! ありがとうございました」と目を真っ赤にしながら感謝の言葉を伝え嬉しそうな、そして少し寂しそうな様子だった。
最後に、「撮影する前に比べてどんどん気持ちが大きくなっているんです。こんなにスタッフが涙する映画もないと思います! 始めは王道な青春映画と思っていたんですが、全然そんなことはなくて。撮影前、三木監督から『一歩前に進む勇気が出る映画にしたい』とお手紙をいただいたんですが、まさにそんな映画になっています。私も今後、辛いことがあったらこの映画を観て勇気をもらいたいなって思います。皆さんにとってもそんな存在になる映画になってほしいです」と新垣。
そして三木監督からは、「今日は本当にありがとうございました。この作品に出会えて幸せです。最近は、いろいろな二ユースがありますが、改めて、僕は多くの人に支えられているんだと再確認しました。この映画を観て、少しでも温かい気持ちになってほしいです。そしてその気持ちを広げていってもらえたら嬉しいです。皆さんにとって大切な作品になってくれれば、そんな嬉しいことはありません!」と熱いメッセージが贈られ、会場は感動に包まれた。
<新垣が子供たちへ贈った言葉>
拝啓 中五島中学校合唱部の皆様
撮影前の半年にわたる合唱練習、親元を離れた長崎県での撮影、そして全国キャンペーン、本当にお疲れ様でした。
恒松祐里:あなたは部長としていつも明るい笑顔で合唱部を引っ張ってくれました。
下田翔大:あなたは最年少ながら周りに溶け込みボーイ・ソプラノとして歌も頑張りました。
葵わかな:あなたは指揮者としてみんなの合唱を的確にリードしてくれました。
柴田杏花:あなたはしっかりした性格で合唱部の縁の下の力持ちになってくれました。
山口まゆ:あなたは笑顔とするどいツッコミで場を盛り上げてくれました。
佐野勇斗:あなたは時々ふざけながらもいざというときはみんなをまとめてくれました。
室井 響:あなたは誰とでも仲良くなれる性格で合唱部をひとつにしてくれました。
朝倉ふゆな:あなたは大きな歌声と姉御肌な性格でみんなを盛り上げてくれました。
植田日向:あなたはおとなしそうだけど、面白いボケでみんなを喜ばせてくれました。
高橋奈々:あなたは抜群のセンスでSNSなど合唱部の活動を盛り上げてくれました。
狩野見恭兵、あなたは大きな声と前に出て行く性格でみんなを楽しませてくれました。
三浦翔哉、あなたは最年長ながらみんなに突っ込まれるムードメーカーでいてくれました。
まだこれからも宣伝活動は続きますが、映画がお客様のもとへ旅だっていく公開初日をもって、あなたたちが中五島中学の全過程を修了したことを証明し、お祝いを申し上げます。
これからの長い人生、きっとたくさん苦しいことがあるでしょう。そんなときも、くちびるに歌をもって歩き続けましょう。
私たちはひとりじゃない。これはあなたたちに教わった、とても簡単でとても大切なことです。
平成27年2月28日
映画『くちびるに歌を』キャスト・スタッフを代表して、新垣結衣
(オフィシャル素材提供)
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