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2015-01-31 更新
永作博美&佐々木希×台湾映画界の新星――アジアの才能が送る、現代女性のための珠玉のドラマが誕生した。
主演は『八日目の蟬』(11)で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞した演技派・永作博美。凛々しい佇まいの中に哀しみをにじませた岬を色鮮やかに表現する。初のシングルマザー役に挑戦したのは佐々木希。強さと弱さが同居する絵里子の複雑な想いを体現し、女優として新たな魅力を花開かせている。
メガホンを取ったのは、アジアの名匠エドワード・ヤンの後継者とも目される台湾出身の女性監督・姜秀瓊(チアン・ショウチョン)、撮影はロンドンを拠点に活躍する真間段九朗。石川県珠洲市のオールロケで捉えられた美しい映像の中、国籍を超え誰の心にも寄り添う普遍の物語をつくり上げた。
最果ての海辺で吉田岬(永作博美)は朽ちかけた舟小屋を改装し、焙煎珈琲店「ヨダカ珈琲」の営業を開始する。「ヨダカ珈琲」の向かいに住むのはシングルマザーの山崎絵里子(佐々木希)と二人の子供たち。絵里子は生活のために家を空けることが多く、幼い姉弟はたったふたり、肩を寄せ合って母のいない日を過ごしている。
珈琲店を訪れる様々な人々との交流が生まれる中、ある夜、舟小屋で“事件”が起きる。絵里子が岬の危機を救ったことで事件は未遂に終わったものの、深く傷つく岬。そんな岬のために珈琲を淹れる絵里子。温かい珈琲が、傷つき、頑なだった心を溶かしていく……。いつしか4人は家族のように支え合って暮らし始める。
そんな中、絵里子は岬が最果ての地にやって来た本当の理由を知ることに。それは、漁師だった岬の父にまつわるもの。そして父について衝撃の事実が岬にもたらされ……。
(2014年、日本、上映時間:118分)
キャスト&スタッフ
監督:姜秀瓊(チアン・ショウチョン
脚本:柿木奈子
音楽:かみむら周平
出演:永作博美、佐々木希、桜田ひより、保田盛凱清、臼田あさ美、イッセー尾形、村上 淳、永瀬正敏(友情出演)、浅田美代子ほか
配給
東映
2月28日(土) 全国公開
オフィシャルサイト
saihatenite.com/
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