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2014-12-17 更新
「宇宙戦艦ヤマト」は、1974年10月より読売テレビ系列でテレビアニメーションが放送され、日本全国に「宇宙戦艦ヤマト」ブームを巻き起こした。今でこそ大人がアニメーションを見ることは当たり前の光景だが、当時“テレビまんが”と呼ばれ、子供が見るものとしてしか位置づけられていなかったものを“アニメーション”としての地位を確立し、現在まで続く日本のアニメーション文化の礎とも言える作品である。
そして2012年、新たな展開として、テレビシリーズ第1作をベースに、新たなスタッフで制作した「宇宙戦艦ヤマト2199」が誕生した。同作品はテレビシリーズとして制作されながらも、その全話数を七章に分割して劇場上映を行い、ビデオオンデマンドも同時に配信。そして Blu-rayを劇場で同時発売するというスキームを採用した。その後、劇場での上映とシンクロする形で全国ネットでのテレビ放送を実施。テレビアニメーション史上、初の試みながら大成功を収め、ビデオグラムやプラモデルなど関連商品の市場規模は 100億円を突破。この「宇宙戦艦ヤマト2199」が生み出したまったく新しいスキームは、アニメーション業界のみならずコンテンツビジネスにおける新たなウィンドウ戦略として大きな注目を浴びた。
そして、本年2014年は、「宇宙戦艦ヤマト」のテレビシリーズ第1作からちょうど40年を迎える。この“ヤマト40 周年”を記念して、「宇宙戦艦ヤマト2199」の完全新作劇場映画となる、「宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟」が公開される。さらに12月の劇場映画に先駆けて、TVシリーズ全26話に新規カット&新規収録ナレーションを追加し、ヤマトの旅路を古代進視点で振り返る特別総集編「宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海」が10月11日(土)より上映されている。
2014年、「宇宙戦艦ヤマト」40周年のこの年に、新たなる『宇宙戦艦ヤマト』の航海に注目だ!
西暦2199 年。目的地イスカンダルで〈コスモリバースシステム〉を受領し、大マゼラン銀河を後にしようとしていたヤマト。だが突如、大マゼラン外縁部で謎の機動部隊と遭遇する。彼らの正体は「ガトランティス」と判明、指揮官はグタバ遠征軍大都督「雷鳴のゴラン・ダガーム」と名乗り、ヤマトの引渡しを要求してきた。戦闘を避け、地球に急ぎたいヤマト。しかしダガームは空間を超越する謎のビーム兵器による猛攻をしかける。その兵器の名は[火焔直撃砲]。それはガトランティスの誇る最新兵器だった。
間一髪、ワープすることで退避できたものの、薄鈍色の異空間へと迷い込んでしまう。まるで意志を持ったように舵を切り、謎の惑星へと誘われるヤマト。情報収集のため、古代、桐生、沢村、新見、相原の5人がこの惑星へと降下する。
地表に降り立った彼らが見たものは、そこにあるはずのない[艦(ふね)]だった。そしてヤマトの空間航跡を追ってワープしたダガームもまた、薄鈍色の宇宙へとたどり着く。その眼前に輝くヤマトが誘われた惑星こそ、彼らが探し求めていた宝の星であった。ダガームは邪魔なヤマトをあぶりだすべく火炎直撃砲の砲門を惑星へと向けるのであった。
(2014年、日本、上映時間:112分)
キャスト&スタッフ
原作:西﨑義展
総監督・脚本:出渕 裕
キャスト:古代進:小野大輔、森雪:桑島法子、島大介:鈴村健一、真田志郎:大塚芳忠、桐生美影:中村繪里子、沖田十三:菅生隆之
配給
松竹
全国絶賛公開中
オフィシャルサイト
http://yamato2199.net/
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