このサイトをご覧になるには、Windows Media Playerが必要です。
Windows Media Playerをダウンロードする
2014-12-12 更新
中谷美紀、三浦貴大、片桐はいり、黒木 華、杉咲 花、中尾ミエ、伊武雅刀
三島有紀子監督
配給:ギャガ
2015年1月31日(土) 新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町他全国順次ロードショー
© 2015 池辺葵/講談社・「繕い裁つ人」製作委員会
講談社「Kiss PLUS」にて絶賛連載中の人気コミック「繕い裁つ人」が、中谷美紀を主演に実写映画化、2015年1月31日(土)より全国公開となる。公開に先立ち、主演映画4年ぶりとなる中谷美紀をはじめ、三浦貴大、片桐はいり、黒木 華、杉咲 花、中尾ミエ、伊武雅刀、三島有紀子監督ら豪華な面々が登壇する舞台挨拶付完成披露試写会が開催された。
神戸で、祖母が始めた仕立て屋「南洋裁店」を受け継いだ2代目店主・市江が仕立てる“人生を変える一着”と、彼女を取り巻く人々の心の変化を描いた本作に因み、一同は「今日の為の特別な一着」を着用しての登壇! 長年の付き合いである友人に、特注で作ってもらったという衣装を身に纏った中谷は、友人への感謝の気持ちと、この作品に出会えたことに感極まり号泣。また、仕事をし始めた時にオーダーメイドしたというスーツを着用した三浦は、「これを着ると初心に帰る」と想いを語り、その他、緑の鮮やかな1点もののワンピースで決めた片桐、黒色のチュールの綺麗な衣装の黒木、ブルーの衣装に、昆虫の可愛いブローチがワンポイントの杉咲、ベージュのパンツスーツでビシッと決めた中尾と、それぞれ華やかな衣装に込められた、自身にとってのこだわりポイントを明かした。また、唯一の和服で登壇した伊武は、「映画には洋服がたくさん出てくるので、あえて和服を着ました」と会場の笑いを誘った。
中谷美紀がこの日のために特注した衣装が1名様にプレゼントされることが発表されると、場内は一層大盛り上がり! 「この映画を通して、自分の限界をちょっと違った視点で見てほしい。そうすれば、限界は限界でなくなるはず。この映画を皆さまの愛情で包んでいただけると光栄です」との中谷のコメントとともに、大歓声のままイベントは終了した。
【登壇者コメント】
中谷美紀 [南洋裁店2代目店主・南 市江役]: (市江を演じることについて)三浦さん演じる藤井に“頑固じじい”などと揶揄されるのですが、祖母が築いた洋裁店を受け継ぎ、ひたすらに仕事に向き合う市江ですので、愚直なまでに真っ直ぐに演じることを一番に考えて臨みました。
(撮影で大変だったことは?)自分では一切ミシンはおろか、裁縫もしたことがなかったので、すごく練習しました。ボタンを付けたり、真っ直ぐに縫ったり色々と……。撮影の合間は縫うのが楽しくて自分でもミシンを購入したのですが、撮影が終わった今では一切触っていません(笑)。またやり直さなければですね。
三浦貴大 [市江の服に魅了された神戸大手デパートの服飾担当・藤井役]: (藤井という役について)市江のことを“頑固じじい”と例える一方で、実は藤井も頑固で市江と似ている部分があるのではないかと思うので、そうした部分を伝えられるように演じました。
片桐はいり [市江の友人、ナイーフの店主・牧葵役]: (中谷さんとの共演について)15年くらいぶりですかね。その時は私が殺されて、中谷さんが犯人を見つけ出すみたいなストーリーでしたね。中谷さんは「主演とはこういうものだ!」を体現しているほどストイックに現場で振る舞っておられて、ミシンも完璧にこなして、本当にすごいなと思いました。
黒木 華 [藤井の妹・葉子役]: (神戸での撮影について)すごく楽しかったです。初めて訪れたグッケンハイムがこんなに映像に映える場所があったのかと思いました。自分が住んでいた時には気が付かなかった場所を改めて素敵だなと思えました。
杉咲 花 [南洋裁店に通う高校生・ゆき役]: (撮影現場での思い出は?)中谷さんにすごく優しくしてもらって、フラットな気持ちで撮影に臨むことができました。中谷さん、本当にありがとうございました。
伊武雅刀 [老舗の仕立て屋「テーラー橋本」店主・橋本役]: (映画出演100本目という節目と作品について)良い作品に恵まれて本当に幸せ。それだけです。この映画は、観た後誰にも会いたくなくなって、すぐに家に帰って月を見ながらお酒を飲みたくなる、そんな作品です。
中尾ミエ [市江の高校時代の元担任・泉先生役]: (撮影現場について)良く監督自身は全然おしゃれじゃない人が多いんですが、三島監督は洋服も髪型も本当におしゃれ! これはこだわりの作品ができるなと予感しました。特にファッションに関わる映画は、監督がおしゃれじゃないと信用できないから(笑)。
三島有紀子監督: いつか職人の生きざまを映画にしたいとずっと願っていました。そんな中で原作に出会って、この映画を撮りたい!と真っ先に思いました。中谷さんにオファーしたきっかけは、「自分」を持っていて、その人がそこに立つだけで、凛とした空気が漂う女優……と、考えたときにふと自然に頭に浮かんだのが、ミシンを縫う中谷さんだったので、オファーしました。
(オフィシャル素材提供)
関連記事