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2014-09-05 更新
楳図かずお、片岡愛之助
配給:松竹メディア事業部
9月27日(土) 新宿ピカデリー他 ロードショー
© 「マザー」製作委員会
「おろち」「洗礼」「漂流教室」など独特の世界観を持つ数々の作品で社会現象を巻き起こし、日本を代表する漫画家楳図かずおが77歳にして映画監督としてデビューを果たす映画『マザー』が、9月27日(土)新宿ピカデリー他ロードショーとなる。
公開に先駆け、8月23日(土)より、大阪・梅田ロフトにて映画公開記念展示会「マザー展」を開催(~9/16迄 梅田ロフト5Fロフトフォーラム 入場無料)。映画撮影時に使用したリアルすぎる小道具や、楳図かずお役を演じた片岡愛之助着用の劇中衣装、そして映画場面パネルなどが展示され、初日から多くの楳図ファンが詰めかけている。
そんな中、会場に楳図かずお監督と、主演の片岡愛之助が来場! 映画の世界観が再現された会場の中を見てまわりながら、思い出話に花を咲かせた。
この展覧会、最大の見どころは、映画撮影のために、楳図監督自らが描き下した絵コンテの数々だろう。楳図かずおは現在休筆中のため、ファン垂涎の直筆画だ。愛之助はその絵コンテを見ながら「撮影現場では、台本を読んで愛之助さんが感じたとおりに演じてくださいと言われましたが、微妙な表情など難しい部分は、先生のお描きになった絵コンテを見せていただいたことで、演出意図が非常に分かりやすくなりました」と撮影時を振り返った。
そんな愛之助の演技について、楳図監督は「非常にてきぱきやってもらってよかったです。今回の映画はありえないお話なのですが、リアルなお芝居をされても見ている人が分からないところもあると思うので、メリハリのついた演技をしてくださるのは、歌舞伎役者さんならではだと思いました」とコメント。
詰めかけた取材陣に初監督作品『マザー』の見どころを聞かれた楳図監督は「やはり、怖いシーンでしょうか。タイトルロールであるお母さんが、優しいけれど豹変する落差が何と言っても見どころです。また、撮影している時は、そんなに気づかなかったのだけれど、優しい、美しいお母さんのシーンが逆にすごく怖くなっていて。何かを内に秘めて、それを隠してにっこり笑うシーンがものすごく怖い(笑)。女性の怖さが感じられるシーンになりました」と力説。
熱く語るエネルギッシュな楳図監督の姿に、愛之助は「楳図監督は、本当に真面目な方。そしておしゃべりが大好き(笑)。そしてとても心の大きな温かい方です。映画のお母さんじゃないけど、表には出さない、内に秘めたエネルギーがすごいんです」と感心しきりだった。
最後は、二人で「グアシ!」ポースで記念撮影。愛之助は「こんなに笑顔でグアシ・ポーズしてますけど(笑)、映画はホラー映画です。観るとほんとに怖いですよ」とアピールした。
会場では、原作ノベライズ本や映画のオリジナルグッズのTシャツ、クリアファイルなども販売され、来場した人々が買い求めていた。
(オフィシャル素材提供)
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