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2014-08-09 更新
小栗 旬、黒木メイサ、浅野忠信、綾野 剛、玉山鉄二
ジェリー・イェン、キム・ジュン
北村龍平監督、山本又一郎プロデューサー
配給:東宝
2014年8月30日 全国東宝系ロードショー
©2014 モンキー・パンチ/「ルパン三世」製作委員会
モンキー・パンチ原作の人気アニメを実写映画化した『ルパン三世』のワールドプレミアが都内にて行われ、小栗 旬、黒木メイサ、浅野忠信、綾野 剛、玉山鉄二、ジェリー・イェン、キム・ジュン、北村龍平監督、山本又一郎プロデューサーが出席し、4000人の観客から割れんばかりの歓声で迎えられた。
本作は、TVアニメとして長く親しまれてきた「ルパン三世」の実写版。ルパンに次元大介、石川五ェ門、峰不二子ら“ルパン一味”が難攻不落のセキュリティ・システムに守られた宝石の奪還に挑む――。
ルパン三世を演じた小栗は「皆で頑張って作った作品なので、皆さまに受け入れてもらえるのかドキドキしています。でも、ワクワク楽しんでいただける映画に仕上がっていると思います」と挨拶。また、役づくりについては手足が長く、面長のルパンのビジュアルに近づくために、「痩せることから始めた」と語ったように、8キロの減量を敢行。さらに「英語も苦手なので、チャレンジでした」と語った。
一方、ルパンを惑わす不二子役の黒木は「監督からは、現場で調整して不二子のキャラクターをつくるからと言ってもらって。美しく撮るために、いろいろな角度から撮っていただいたり、不二子が言いそうなセリフを作り上げたりしました。監督にはすごく感謝 しています。それと、身体にフィットしたドレスでのアクションは大変でした」と述懐した。
ルパンの相棒・次元を演じた玉山はタイでの撮影を振り返り、「着いてすぐに(ホテルの部屋の)お湯も水も出なくて、旬の部屋に行って『シャワー貸して!』というところから始まりました(苦笑)。その後酒を飲んで、みんなでを勇気づけてもらいました」と笑顔を見せた。
五ェ門を演じた綾野は役作りについて「五ェ門役はデフォルメされているから固めやすかった。五ェ門はありえないことをするんですが、『五ェ門なら当然のようにできる』と思いながらやってました」とコメント。
銭形警部を演じた浅野は、「ぼくだけ唯一の警官役。今日はルパン一味が勢ぞろいしているから、捕まえるのには絶好のチャンス。でも、捕まえない。なぜなら、パート2を観たいから。是非、シリーズ化してもらいたい」と、続編への意欲を語った。
北村龍平監督も「実写化することをみんなが助けてくれた」とキャストたちを称えた後「ここから2、3、4、5と作っていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします」と、力強くアピールした。
この日、「生でルパンを披露してもらえないか」とリクエストがあり、小栗 旬と黒木は不二子(黒木)の「ごめんね~、ルパン」のセリフをきっかけに、「そりゃないぜ、不~二子ちゃん」というルパン&不二子の掛け合いを生披露して観客から大喝采を浴びた。
最後に「ルパン参上!」という巨大な照れ幕が下がり、大いに 盛り上がりを見せた。
40年以上も愛され続けてきたアニメの実写映画化。すでに世界各国での上映も決定しているという本作、今後のシリーズ化が望まれる。とにかく小栗のルパンがかっこいい。
(取材・文・写真:Sachiko Fukuzumi)
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