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トップページ > 最新ニュース > 第25回ゆうばり国際ファンタスティック映画祭 開幕!

第25回ゆうばり国際ファンタスティック映画祭
開幕!

2015-02-21 更新

yubari25

 ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015<会期:2月19日(木)~2月23日(月)>がついに開幕した! 記念すべき25回目となる今期は「世界で一番、楽しい映画祭」という新キャッチコピーともと、例年以上に華々しいオープニングを迎え、来夕したゲストと来場者を盛り上げた!

<歓迎セレモニー>

yubari25 新千歳空港からゲストを乗せたツアーバスが夕張駅前に到着しゲストが姿を見せると、夕張市民は大きな歓声と共に一気に歓迎モードに! まず登場したのは『ジヌよさらば~かむろば村へ~』の松尾スズキ監督と松田龍平。夕張市民約200名による熱烈な歓迎を受け、初めての夕張映画祭を早くも満喫していた。
 次に登場したのは今年度ニューウェーブアワードを受賞した増田セバスチャンと松岡茉優。市民の歓迎に加え、夕張市の大人気ゆるキャラ「メロン熊」の猛烈歓迎を受け、笑顔で応えていた。

<オープニングセレモニー>

 メイン会場には、早くから開場を待つ人々の姿が見られる中、ついに「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015」が開幕。まず25周年を飾るオープニングアクトには、武田梨奈・三田真央・花井瑠美の3名のアクション女優が話題のプロジェクションマッピングとコラボレーションした斬新な演武を披露。『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN PART1(仮)』の特殊造形プロデューサーも務める西村監督の演出により、今年のメインビジュアルである翼をもった虎が登場するスクリーンと共に、激しいアクションや舞踊で会場を圧倒した。
yubari25 オープニングセレモニーでは映画祭名誉会長でもある鈴木直道夕張市長の挨拶の後、映画祭の上映作品、ゲストを順に紹介。さらに昨年から新設された「京楽ピクチャーズ.PRESENTS ニューウェーブアワード」の表彰式が行われた。2015年にその活躍を期待したい“新しい波”の受賞者として俳優、女優、クリエーターそれぞれを表彰。この注目の受賞者、増田セバスチャン、中村 蒼、松岡茉優の3名が登壇すると会場は大盛り上がり。それぞれが受賞の喜びを語ると、会場全体が祝福ムードとなった。(※昨年の受賞者は宮藤官九郎、東出昌大、武田梨奈の3名)さらに審査員の紹介を終え、セレモニーの最後には映画祭実行委員長・澤田宏一から開催が宣言し、記念すべき25回目のゆうばり国際ファンタスティック映画祭が開幕した。

◆映画祭名誉会長 鈴木直道夕張市長

 25年間様々な困難がありましたが、皆様に支えられてこの映画祭は続けてこられました。一度は市が破たんし、大変な時期もありましたが、映画祭を助けてくれた皆さんのおかげで“映画のある街”が世界に発信されたと思っています。素晴らしい映画、人と出会って「世界で一番楽しかった!」と皆さんに言って頂けて、初めてテーマを達成です。この5日間、是非楽しんでください。

◆ニューウェーブアワード受賞者
 増田セバスチャン(クリエイター部門)

 僕は新人のようで実は20年もこの仕事してるんですが……初めての賞を、アートでもファッションでもなく、映画で頂けたことにより、これからも映画をつくる切符を手に入れたと思っています。映画界に新しい波を起こしたいと思っています。

 中村 蒼(俳優部門)

 このトロフィーは……つららなんですね(笑)!この仕事を初めて9年目ですがこういった賞を頂くのは初めてで本当に嬉しいです。この仕事をしているとどうしてもネガティブなことを考えがちで、周りが羨ましくなったり。でもそれが今回受賞させていただいたことで、今までやってきたことの自信になりました。もうすぐ24歳の誕生日も近いので素晴らしいプレゼントにもなりました。本当にありがとうございます。

 松岡茉優(女優部門)

 (※プレゼンターとして登場した武田梨奈と抱き合い、感激の涙を浮かべる松岡。)梨奈とは中学生とかその位の時期から一緒に仕事をしていましたが、その頃は二人とも本当にヒマで。それが今、こうして梨奈も私も忙しくさせていただいていて、感激しています。夕張、初めて来たのに、なんで皆さんそんなに優しいんですか!?(感極まって涙が溢れる)「おかえりなさい」って言ってくれて沢山手を振って、旗を振って、歓迎してくれて……初めて頂く賞がゆうばり映画祭のこの賞で、本当に嬉しいです。これから、映画を好きでよかったと思っていただけるような作品を作っていきたいと思っています。

<オープニング招待作品
『ジヌよさらば~かむろば村へ~』舞台挨拶>

yubari25 オープニング招待作品『ジヌよさらば~かむろば村へ~ 』の上映前に、松尾スズキ監督と主演の松田龍平が登壇。初日の一番初めの上映ということもあり、会場内の観客も作品を待ち望んでいる中、二人が登場し大きな拍手で包まれた。
 どちらも初めてのゆうばり映画祭ということで、夕張市民から想像以上の歓迎受けたことに少し照れた笑いを浮かべながらも、あたたかな空気に感激している様子で舞台挨拶を行った。松尾監督の冗談に松田が笑みをこぼすなど、二人ならではのゆったりとした雰囲気が流れ、松田は言葉少なながらも夕張の地に来られたことへの喜びを語った。

◆登壇者コメント
 松尾スズキ監督

 非常に熱いお客さんに囲まれてとても嬉しいです。バスに乗って到着した時に、皆さんが道で黄色い旗を振って……こんなに寒いのに(笑)! 龍平君とは『恋の門』以来の10年ぶりのタッグだったんですが、彼が変わったことといえば携帯ゲームをよくいじるようになりましたね! 撮影中、休憩の時によく遊んでたよね。マイペースなところは変わりません。
 寅さんシリーズのような、”映画館で観る笑い”を目指した作品です。今日これから観ていただく皆さんにも、よく笑って作品を観てもらいたいです。

 松田龍平

 いままで北海道には撮影で訪れることはありましたが、ゆうばりは初めてで。到着してすぐ、ゆうばりの空気感というものを実感しました。あの、道で振ってもらった黄色い旗とか……誰が乗ってるかもわからないバスなのに(笑)。とてもアットホームな空気の映画祭だよ、というのは聞いて来たんですが。なんというか……「僕も仲間に入っても良いですか?」と思いました。
 松尾監督の演出は台本じゃ想像できないことが多くて。そういえば前の時も大変だったな、と思い出しましたね。あの頃から監督は変わりません。
 あたたかい空気の夕張に来られて嬉しいです。周りを気にしないで笑って観ていって下さい。

『ジヌよさらば~かむろば村へ~』

■ストーリー

jinu 学校も警察も郵便局も病院もない。でもここには濃い村人たちと、不思議な力を持った“神様”がいる! タケがつかみとった“お金を使わない生活”の行きつく先は――!? 誰も観たことがないリアルとファンタジーの間をいく爽やかなエンタテインメント快作!

 (2015年、日本、上映時間:121分)

■監督・脚本:松尾スズキ
■原作:いがらしみきお
■出演:松田龍平、阿部サダヲ、松たか子、二階堂ふみ、片桐はいり ほか
■配給:キノフィルムズ

 4月4日(土)より新宿ピカデリーほかにて全国ロードショー

 © 2015 いがらしみきお・小学館/『ジヌよさらば~かむろば村へ~』製作委員会

オフィシャルサイト: www.jinuyo-saraba.com/


(オフィシャル素材提供)



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