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舞台挨拶・イベント

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「監督 染谷将太」特集上映トークイベント

2019-02-20 更新

山本剛史、染谷将太監督
MC:菊地健雄

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2019年2月16日(土)~22(金) 渋谷 ユーロスペースにて1週間限定公開決定!
© Yamaguchi Center for Arts and Media [YCAM]

 俳優・染谷将太の短編作品群をまとめて上映する「監督 染谷将太」特集上映が渋谷ユーロスペースにて現在開催中だ。2月17日(日)は、今回初上映となる『ブランク』の主演、山本剛史と染谷将太監督が上映後に登壇した。

 まず制作の経緯を問われた染谷が「過去に制作した『シミラー バットディフェレント』、『清澄』は特に誰から頼まれたわけでもなく、親しい友人たちと作った作品だったのですが、今回は山口情報芸術センター[YCAM]からの依頼で制作された作品です。条件として、山口県で撮影するシーンを最低1シーン以上入れること、あとは自由と言われて引き受けました」と語った。継いで「ロケハンに行ったら、その山口情報芸術センター[YCAM]がとても面白い場所だったので、ここを撮影場所にしようと。そうすると、施設内を巡回している警備員がいて、その後ろに白タイツの男がつきまとっているという漠然なアイデアがうまれました」と語った。シナリオはそのアイデアを基にして、染谷の妻である女優の菊地凛子が脚本にまとめたものだと言う。


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 司会から染谷に、山本剛史を主演に据えた理由を問われると、「この謎の役を演じられるのは、山本さんしかいないとはじめから思っていました」と顔をほころばせて回答した。対する山本はオファーを受けて、「何かの間違いじゃないかと思うくらいびっくりしたし、普通の映画のオファーより緊張しました」とその時の感想を述べた。また、「染谷くんに殴られるシーンがあるんだけど、ふりができないから、本当に殴ってくれと言ったら、本番でこつん、と優しくやってくれて、優しいなと」と、染谷監督の人柄が垣間見えるエピソードも印象的だった。


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 司会の菊地健雄は、今回の3作品すべてに監督補として参加し、自身も『ディアーディアー』や『体操しようよ』などの監督作品もあるが、「僕らは物語に縛られがちで、とにかくドラマを撮ろうとしてしまうけれど、染谷監督の場合は、場所と人物から自由に発想していく感じ。結果どうなろうと恐れていない大胆さがある」と染谷作品の特徴を語った。それを受けて染谷も、「今回に関しては、人物の起承転結は考えていたけれど、完成したものがどうなるかは、あえて考えず作っていました」と通常の映画とは異なる自由な発想で制作したことを明かした。

 最後に染谷から「俳優をやりながらも、こうやってなんだかんだ作品を撮り続けていくことができて、それを支えてくれる周りのスタッフ、そして観てくれる方がいて、本日は感無量です」と喜びをにじませながらにこやかに語りトークショーは終了した。

 「監督 染谷将太」特集上映はユーロスペースにて連日19時より22日(金)まで開催中。なお、最終日の22日(金)は、3作品で音楽を担当した渡邊琢磨と染谷将太監督のトークが予定されている。



映画『ブランク』

(2017、日本、26分)

 ■ 監督:染谷将太
 ■ 脚本:菊地凛子
 ■ 出演:山本剛史、染谷将太


 ■公開表記:配給:ミックスヴォイス
2019年2月16日(土)~22(金) 渋谷 ユーロスペースにて1週間限定公開決定!
 染谷将太監督作『シミラー バット ディフェレント』『清澄』を併映


『ブランク』
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© Yamaguchi Center for Arts and Media [YCAM]


『シミラー バット ディフェレント』
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© MIXVOXXXX


『清澄』
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© MIXVOXXXX



(オフィシャル素材提供)



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