インタビュー・記者会見等、映画の“いま”をリポート!

Cinema Factory

Cinema Flash


舞台挨拶・イベント

トップページ > 舞台挨拶・イベント > 「GAME OF SPY」

Amazon Originalドラマ
「GAME OF SPY」キャスト登壇生配信イベント

2022-06-26 更新

東山紀之、小澤征悦、ローレン・サイ、松平 健、渡部篤郎

GAME OF SPYgameofspy ©東映株式会社

 日本発の新感覚スパイアクション、Amazon Originalドラマ「GAME OF SPY」が6月24日(金)よりAmazon Prime Videoにてプライム会員向けに独占配信されるのに先立ち、前日の6月23日(木)に“プレミア潜入生配信イベント”と称して配信イベントを開催! 主演の東山紀之をはじめ、小澤征悦、ローレン・サイ、松平 健、渡部篤郎が撮影エピソードなど作品にまつわる様々なトークを展開し、その模様がYouTube Liveにて生配信された。

 東山は「ようやく完成して、みなさんの元に届けられる喜びを感じています。独特の世界観ができたと思っていますし、世界配信でたくさんの方に日本の文化の素晴らしさや、スタッフの優秀さを感じていただければと思います」と完成した作品を、日本国内はもちろん、世界の視聴者に向けても作品をアピールする。

 本作は、東山が「地上波ではできない激しいアクションをやりたい」と熱望したところから、企画がスタート。「アクションというのはやはり、できる年齢があると思うけど、それを打ち破ってやってみたいという思いが強かったです。地上波ではできないようなことが配信ではできるということで、思い切りやってみたいなと思いました」とその思いを語る。

 東山が演じる羽柴は劇中、軍隊格闘「カリ・シラット」に加えて、手裏剣や吹矢、鍵鉤縄など日本古来の武器や忍術を組み合わせたスタイルのアクションを披露しているが、「忍術や日本が持っている文化の深さ、それを融合させた素晴しさを感じてもらえると思います!」と自信をのぞかせる。

一方で、方向音痴であったり、スパイなのにやや抜けたところのある羽柴のパーソナリティについては「どちらかと言うと、僕の素に近い気がします(苦笑)。方向音痴でデジタルに弱いところとか……。役作りというより、脚本に沿ってやっていったら、自然とそういうキャラクターになってたという感じで、愛すべきキャラクターになっていると思います」と明かした。

 小澤が演じた香月は羽柴の“バディ”という役どころ。小澤は「(香月は)ボクシング・スタイルのパワー型の役柄。クランクインする何ヵ月も前から、ボクシングで実際にミットを打って練習しました」と明かす。東山との共演を撮影前から楽しみにしていたというが「本当にビックリしたんですけど、僕はボクシングを3ラウンドやったらヘトヘトになるんですよ。でも、ヒガシさんは横で汗ひとつかいてないんです。しかもその後、家まで走って帰ってましたから……(笑)。今回、改めて(東山の)仕事に対するストイックさを感じました」と東山の凄まじさを実感したよう。


gameofspy

 女性スパイを演じたローレンは「日本語での演技は初めてで、発音とかも大変でしたし、スパイの話ということで普段は使わない言葉も多くて、いい勉強になりました」と撮影をふり返る。この日のイベントでも流暢な日本語で話していたローレンだが、YouTubeや映画を見ながら独学で日本語を学んだのだという。東山は「ローレンは本当に偉いと思います。一人で日本に来て、現場に来て、難しい日本語の演技をやって……。『自分だったら?』と考えると勇気が出ないと思う。ローレンの頑張りが現場に刺激をくれたし、本当にすごい才能です」と絶賛。小澤も「俺より日本語うまいよ!」と称賛するも、この発言に対し一同、どう反応したらいいか……?という感じで気まずい(?)沈黙が流れ、小澤は「誰か拾ってくださいよ(苦笑)! 全員にハシゴを外された感じ……」と苦笑い。スタジオは笑いに包まれた。


gameofspy

 松平は、秘密裏に羽柴に仕事を依頼する公安調査庁の総務部次長・高原を演じたが、本作の魅力、極秘スパイ機関「GOS」の“強み”を問うと「やはり、一人ひとりの能力・才能にたけたメンバー。それに正義感、そして高原の“日本愛”の気持ちじゃないかと思います」と語る。ちなみに、この日の登壇陣の中で、誰が一番スパイに向いているか?という質問に、東山は迷わず松平を挙げ「普段は静かな方で、僕らはくだらないことをしゃべってるんですけど、その間、健さんは静かにたたずんでいて……」とその静かな立ち居振る舞いがスパイ向きだと語る。小澤も「気づいたら真後ろに立ってるんですよ(笑)」と松平さんのスパイの資質に言及し、東山からは「ゴルゴ13ですね(笑)」との声も。


gameofspy

 内閣官房長官・白鳥を演じた渡部は東山とは共演は約30年ぶりとなる。東山が「素敵な俳優さんになられて……」と語ると、渡部は「感慨深いものがありますよ。僕は(当時)23~24くらいですよね。東山さんは大スターでしたけど、私は出たばかりの若者で……。いま、こうやっていられることについて、自分をほめたいですね」としみじみと語り、これに東山から「もう佇まいや喋り方が政治家みたい(笑)!」とツッコミが飛ぶ。渡部は改めて「少し長くやってると、こうやって何十年ぶりとかに会えたりするんですね。若い時は突っ走ってやってる感じだけど、思い返していろんな方に感謝できたりして、とてもいい機会でした」と久々の共演の喜びを口にし、東山は「30年以上経っている感じはしなかったですね。いろいろな人生経験を経て、こうやって会うわけですけど、その頃の自分のことを思ったり、経てきた年数を思い返すこともあって……。この仕事だからこそこうやって再会があり、こうやって思い返すことができて、良い出会いだったなと改めて思います」とうなずいていた。


gameofspy

 また、本作では東京スカイツリーや浅草などの観光名所でも撮影が行われたが、世界配信に向けて、改めて登壇陣に日本のオススメの観光ポイントを尋ねると、東山はスカイツリーの上部の塔外に出て行なわれた撮影を振り返りつつ「そこで見た、東京が本当に美しくて、そこに立っていることが不思議な気持ちでした。(視聴者にも)同じように感じてもらえたら」と語る。さらに「戦いが終わった後など、地べたに転んでるシーンが多くて、東京の空も随分見ました。スカイツリーも見上げると本当にキレイだし、浅草のあたりもキレイで……日本全体が素晴らしいところだなと日本人の僕が再確認したところがありました。いま、世界情勢を見ても混沌としてるけど、その中で日本は平和だし、こういう平和が世界に届けばという思いが強くなりました」と語った。

 小澤は「浅草寺は浅草で必ず行きたくなる場所ですね。歴史があるので、歴史を感じていただけたら、また一歩、日本の良さがわかっていただけると思います。最近は、時間があるときに公園を散歩するんですが、日本の公園は歩いてみると、『こんなところに日本家屋の建物があったんだ!』とか初めて気づく日本の良さがりますね」とアピール。

 ローレンは「撮影で富士山のほうにも行ってるんですが、普段は行かないところも行けて、自然のキレイなところにも行けました。ドラマで見られると思いますが、キレイで感動しました」と声を弾ませる。

 松平は「東京の夜景は素晴らしいと思います」とネオンに彩られた夜の東京の美しさをおススメ。渡部は「僕も都心ですね。海外から友達が来たら都心を見てもらいたいです。僕は東京生まれ、東京育ちですが、東京ってすごい街なんじゃないかと思います」と改めて東京のすばらしさを強調。東山はその言葉にうなずき「古いものも、新しいものも、猥雑なものも一緒にあって、文化として成立しているし、何を食べてもおいしい。世界的にこんなすごいところないと思います」と熱く語っていた。

 また、劇中に登場する忍術アイテムにちなんで「あったらいいなと思うアイテムは?」という質問に、東山は「(忍者の)水面を歩けるやつがあれば便利だなと思います」と語り、小澤は「冷えたご飯を一瞬で温かくできるものがあれば……」と語り、「電子レンジじゃん!」とまたも東山からツッコみを浴びる。

 続いて、劇中の特殊技能にたけたスパイ・メンバーにちなんで「これだけは負けない特技は?」というこれまた難解なお題が。東山は「身体を動かすことに関しては得意です。これをいつまでキープできるかが課題ですね。頑張っていきます!」とアクションへの並々ならぬ思いを吐露。

 小澤は最近、観葉植物をベランダで育てていることを明かし「“お水チェッカー”という、土の中の水がなくなったら青から白くなるのがあるんですけど、そのお水チェッカーが白くなるのを見つけるのは早いです! 毎日チェックしてるんで。いち早く察知できます。これは特殊能力だと思います」と自信満々に語ったが、これに渡部は、マイクを置いたまま静かに笑みを浮かべて沈黙……。

 ローレンは「(特技や特殊能力は)ないです」と語ったが、撮影現場ではいつも絵を描いていたそうで、その腕前を東山も小澤も「素晴しいです」と絶賛する。

 松平も「私は(特技は)ありません」と語るが、東山はそれを即否定し「エンターテイナーとしてすごいです。いつか健さんのバックダンサーをやりたいです!」と松平への憧れを熱く語っていた。

 そして、トリを務める渡部は……「あったら言いたいですけどないです」と回答。これに対し、東山は「ムーンウォークうまかったよね(笑)?」とムチャブリし、渡部は「嘘つけ! 一回もやったことないじゃん(苦笑)!」と慌てて否定し、スタジオは再び笑いに包まれた。

 トークの最後に小澤は「クランクインしてから、監督と話をする中で、率直に『007』とか『キングスなんちゃら』とか、『ジェイソン・ボなんちゃら』とか『ミッションインなんちゃら』と似てるところありますよね?と言ったんです。そうしたら監督は『そうです、小澤くん。この作品は、そういった素晴しい世界的アクション・スパイ作品へのオマージュであり、リスペクトなんです』と言ってくれて、そう言われて僕はスッキリして『なるほど、だったら胸を張ってやってみよう』と思ったんです。完成した作品を見て、これは日本発の素晴らしいアクション・スパイ作品が出来上がったと思い、誇りに思っています。ぜひ体感してもらえたらと思います!」と本作の魅力を熱弁。

 渡部はそんな小澤の言葉に深く同意し「僕も一視聴者として、みなさんのアクションが楽しみです」と語り、松平も「素晴しいアクションと映像を楽しめます」とうなずく。

 ローレンは「つらい時も、寒い時も、皆さんと一緒にできて楽しかったです。笑顔で最後まで頑張りましたし、それを感じてもらえると思います。アクションもユーモアもあって、エモーションもたくさんあるので見てください!」と呼びかける。

 そして、東山は「エンタテインメントを届けることが一番の使命であり、その方向性はみんな共通していると思います。この作品を見ることで、ひとときの癒しや喜びを感じてもらえたら嬉しいです。こういう作品を日本発でできるという幸せを感じながら、あとは皆さんにその思いを届けるだけだと思います!」と力強く語り、配信イベントは幕を閉じた。

 Amazon Originalドラマ「GAME OF SPY」は2022年6月24日(金)より、Amazon Prime Videoにて、プライム会員向けに独占配信中。


 ■Amazon Prime Video作品ページhttps://www.amazon.co.jp/dp/B09SKHX2JD (外部サイト)



Amazon Originalドラマ「GAME OF SPY」


gameofspy

 ■ストーリー
 人知れずこの国を守る者たち<GOS>がいる————。
 日本が史上最大の危機に直面したいま、軍隊格闘と日本古来の忍者道具を融合させた、まったく新しい日本発スパイ・アクションが幕を開ける!
 東京万博を三日後に控える中、総理官邸には国際テロ組織ムンドからテロ予告が届いていた。『3月1日正午、東京で大規模テロを行う。ターゲットは東京都民1400万人。ついに“デウスゲート”が開かれる』。“デウスゲート”=神の門とは? テロ組織“ムンド”の目的とは?
 海崎総理から指令を受けた公安調査庁の高原は、羽柴猛率いる極秘スパイ機関「GOS=Global Operation Service」のメンバーを招集する。与えられた時間は72時間……羽柴たちはムンドが日本国内で新型天然痘ウイルスを製造し大規模バイオテロを計画している証拠を掴むが、依然テロ組織の潜伏先を特定できずにいた。一方、今回のテロ予告の背景には日本の根幹を揺るがす『真の目的』があって――。
 果たして<GOS>はこの未曽有の危機を救うことができるのか?

 ■配信:2022年6月24日(金)、Amazon Prime Videoにて、プライム会員向けに独占配信開始
 ■出演:東山紀之、小澤征悦、ローレン・サイ、植野行雄(デニス)、でんでん、上田竜也(KAT-TUN)、松平 健、田中 泯、渡部篤郎ほか
 ■企画・プロデュース:和佐野健一
 ■プロデューサー:大森敬仁、百瀬龍介
 ■脚本:徳永友一、和佐野健一
 ■音楽:海田庄吾
 ■アクション監督:栗田政明
 ■監督:小林 元
 ■撮影:下村勇二
 ■VFXスーパーバイザー:オダイッセイ
 ■監修:小谷 賢

 ■公式サイトgameofspy.toeiad.co.jp (外部サイト)






関連記事

Page Top