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フランス映画祭 2021 横浜
ラインアップ記者会見

2021-10-14 更新

杏(フェスティバル・ミューズ)、山中竹春(横浜市長)
田川丈二(日産自動車株式会社 専務執行役員 チーフサステナビリティオフィサー)
フィリップ・セトン(駐日フランス大使)

フランス映画祭 2021 横浜festivaldufilm2021

 1993年から日本で開催されているフランス映画祭。2018年より横浜に戻り、新たなステージを迎え、今年で29回目となる。本年11月11日(木)~14日(日)の期間で開催することが決定した。本日10月14日(木)に実施された記者会見には、フィリップ・セトン駐日フランス大使、山中竹春横浜市長らが出席し、フランス映画祭2020 横浜の作品ラインアップを発表した。また、今年のフェスティバル・ミューズに決定した杏も登壇した。


フィリップ・セトン駐日フランス大使: 関係者の皆様の常に変わらぬご支援に感謝しています。今年のミューズは杏さんに引き受けてもらいました。とても素晴らしい女優さんだと思っています。来年は通常通り、来日が可能であるように、映画ファンとの方との触れ合いができますように願っています。

ユニフランス セルジュ・トゥビアナ会長(ビデオメッセージ): 昨年は世界がウィルス感染の脅威にさらされて、フランス映画際は姿を変えました。昨年の映画祭の成功を未導いた皆様に感謝しています。今年こそは日本で皆さんにお会いしたかったですが、その中でも良かったことは映画がこの状況の中で、我々をもっと近づけてくれたことです。大きなスクリーンでフランス映画をお楽しみください。フランスの監督たちも皆様の情熱と信頼に答えたいと、オンラインで皆様との交流を楽しみにしています。

山中竹春横浜市長: この美しいフランス大使公邸で、皆様にフランス映画祭のラインナップをお披露目することができ、大変光栄です。美しい国フランスは、世界を牽引する文化芸術の国です。南仏カンヌで開催される国際映画祭は、世界で最も有名な映画祭のひとつです。私自身は大学生の時に『ポンヌフの恋人』のアレックス三部作をきっかけに、他のフランス映画も観てきました。フランス映画は他の追随を許さない、一つのジャンルになっていると思います。今回は、秋の横浜にお招きして、フランス映画祭が開催できること、横浜市としてはフランスと日本の友情の証であると考えております。皆様に安心してご鑑賞いただけるよう、ホスト・シティとして万全の感染症対策を講じ、フランスが誇る映像文化の結晶を、皆様にお届けします。

日産自動車株式会社 田川 丈二専務執行役員 チーフサステナビリティオフィサー: 横浜は日産自動車の創業の地でありホーム・タウンです。今年も地元横浜で、日仏文化交流のお手伝いができますことを大変嬉しく思っています。昨年は日本で初めて、日産リーフを使ったドライブインシアターを開催し、ご参加いただいた方からご好評をいただきました。これは電気自動車だからこそ実現した、環境に優しい取組みです。共にSDGs、カーボン・ニュートラル達成を目指す皆さんと、今年もこうしたイベントができることを意義深く感じています。

ユニフランス ダニエラ・エルストナー 代表: 多彩で豊かなフランス映画の中から、今年は11作品を選びました。『ヴォイス・オブ・ラブ』をはじめ、女性の活躍をうかがえる作品をご紹介します。


 大きな拍手の中、フェスティバル・ミューズ杏が登場した。「大変光栄です。女優として早10年、こうして国際的な文化芸術の架け橋ということで大役を任されました。来月の映画祭も楽しみにしています」とにこやかに挨拶した。好きなフランス映画について聞かれると、女優では「アヌーク・エーメさんがすごく好き」と明かし、芸術にも興味があるので、好きな作品については画家アメデオ・モディリアーニの伝記映画である『モンパルナスの灯』を挙げた。また、フランス映画を観ることによる自身への影響について聞かれると「絵がとにかく美しいですよね。空の色、人の表情が絵葉書みたいにつながっているように感じる。自分が表現していく上で参考になるな、というように観ています」と言い、フランス映画へ出演のオファーがあったら?の質問には「そのような話があったら嬉しい。ひとつオーディションをうけた作品もありましたが実現しなかったので、チャレンジしてみたい」と前向きに返答をした。


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 また、フランスという場所に対しての思い出については、「私にとってパリ、フランスは青春そのもの」という杏さん。10代の頃からパリコレ等で活躍していた当時に想いを馳せ、「今のようにスマホもなかった時代なので、地図を持ってアドレスをめくりながらオーディションに行き、英語もフランス語も分からない状態でとにかく飛び込んで、最先端のファッションの現場に行くことができた」となつかしく語る。そしてその時の経験が「私のどこかで熟成されている」と、今も大事にしていると語った。

 また、今回会場となる横浜の印象については、「とにかく映える街ですよね。『デート~恋とはどんなものかしら~』の撮影が全て横浜だったので、朝も昼も夜も綺麗。歴史もあって、美味しいご飯もあって、とても思い出のある場所となっています」と語った。

 最後に、フランスに旅行に行くとしたら、何をしたいか?と問われると、「カフェでお茶をしたり、パンを買ったり、そんなあたりまえのことをしたいなと思います。ミュージアムにも行きたいな」と大好きな街に想いを馳せた。


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 【フランス映画祭 2021 横浜 Festival du film français au Japon 2021 開催概要】

◆期間:11月11日(木)~11月14日(日)
◆会場:みなとみらい21地区中心に開催
◆主催:ユニフランス
◆共催:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、横浜市
◆特別協賛:日産自動車株式会社


≪フランス映画祭とは≫

 1993年、当時のユニフランス会長で映画プロデューサーのダニエル・トスカン・デュ・プランティエにより横浜で誕生。
 2006年に会場を東京に移し、2011年より2016年まで、有楽町朝日ホール及びTOHOシネマズ日劇で開催。
 2012年からは、アンスティチュ・フランセ日本の協力により、地方での開催を実施。各地の映画ファンにも喜ばれるイベントとなった。
 フランス映画祭を通し、日本国内におけるフランス映画全体の活況を図ること、フランス映画を配給する各社の助けとなること、また、まだ買付のついてないフランス映画、新進の監督や俳優に日本で紹介される機会を作ることがその狙い。
 加えて、来日するゲストによるマスタークラスを実施し、日本の未来の映画の作り手との繋がりも重要視されている。
 第25回という節目である2017年には、フランスを代表する女優のカトリーヌ・ドヌーヴが団長として来日。フランスでも人気の高い北野 武監督が親善大使を務めた。2018年に13年ぶりに横浜へ場所を移し、過去のフェスティバル・ミューズは常盤貴子、中谷美紀、米倉涼子が就任し、華やかに開催されている。


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 ■「フランス映画祭 2021 横浜」公式サイトhttps://www.unifrance.jp/festival/2021/ (外部サイト)



(オフィシャル素材提供)



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