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舞台挨拶・イベント

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連続ドラマW「私という運命について」
完成披露試写会イベント

2014-03-16 更新

永作博美、宮本信子、岡田惠和(脚本)、瀧本智行監督

unmei

 WOWOWで3月23日からスタートする連続ドラマW「私という運命について」(日曜夜10:00)の舞台挨拶付き第1話完成披露試写会が3月15日(土)、東京・表参道ヒルズのスペース オーで行なわれ、主演の永作博美、共演の宮本信子、脚本の岡田惠和、そして監督の瀧本智行が出席した。

 同作は「この胸に深々と突き刺さる矢を抜け」で山本周五郎賞を、「ほかならぬ人へ」で直木賞を受賞した作家・白石一文の原作を初めて実写映像化したヒューマン・ラブ・ストーリー。バブル崩壊後の激動の時代を生き抜くために、自らの意志で運命を切り開いていくヒロイン・亜紀(永作)と、そんな彼女を取り巻く様々な人間模様を描き出していく。

 大手電機メーカーの総合職女性第一号という自立した女性を演じた永作は「芯の強い、思ったことに突き進む女性。演じる上では彼女が歩んできた約10年間の足跡をつけながら生きようと思いました。しっかり揺れている感もありながら、時にはブレながら演じたように思いますね」と自身の演技プランを披露。また「あんなに頑張って貫けないと思うけれど、曲げられないところがあるのは似ていますね」と役柄の強さに共通を寄せいていた。初共演の宮本については「正面でしっかりとお芝居をされている方。久々に襟を正された感じがします。演じる上での心意気に『すいません、ついていきます』という気分になって勉強させていただきまた」と実りの多い現場になったようだった。

 一方の宮本は「可愛い人で気が強くて、負けん気もある」と永作の一面を紹介しながら「撮影の合間に喋ったりする時間がたくさんあって良かった。瀧本組は待ち時間もスタッフの動きも含めて映画の現場と同じリズムがある。それが心地よかった」と充実した表情。役作りのために事前にロケ地である新潟県の長岡市にも足を運んだそうで「私は現場主義なので、仕事の前にその現場に行って、そこの空気感や人や犬、猫を見て、そこで自分が何を感じるかを大切にしています。セットに入ってもその雰囲気を感じながら芝居をするのが好き」と女優としてのこだわりを明かした。

 映画『脳男』など映画監督としての活躍がめざましい瀧本監督は、本作が初の連続ドラマ。「撮っても、撮っても終わらない毎日。各話に山場のシーンがあるので、一山超えたと思ったら次の山、という連続でした。それが大変でしたね」と慣れないスタイルに苦戦した様子。それでも16ミリフィルムで撮影するというこだわりぶりで「それぞれの人間をじっと捉える行間を表現するのは、フィルムの質感がいいと思った。連続ドラマとしては貴重です。『16ミリで撮影出来ないなら降りる』と宣言しましたからね」とアピールした。脚本の岡田は初となる白石氏の原作の映像化にあたり「重圧があった」そうだが「原作の分量が膨大で、5時間のダイジェストでは面白くない。人々が生きる台本を作るのは力量が問われる仕事。気合が入りましたね」と脚色の難しさを滲ませた。

 最後に、亜紀のように自らの運命を切り開こうともがいている現代の女性に向けて永作は「確かなものがなく、掴むものもない中で、必死に生きてきた感がある」と自身のこれまでを振り返りながら「でも皆も同じ思いで生きている、と思えば、次の日も生きていける。失敗してもやれることはやって、新しい朝が来るのを待つのもいい」とアドバイスを送った。

 連続ドラマW「私という運命について」は3月23日(日)夜10:00よりスタート。第1話は無料放送。



WOWOW連続ドラマW「私という運命について」

 ■放送表記: 2月16日(日)スタート 3月23日(日) スタート(全5話)[第1話無料放送(拡大版)] 毎週日曜夜10:00

 ■監督: 瀧本智行
 ■原作: 白石一文
 ■脚本: 岡田恵和
 ■出演: 永作博美、江口洋介、池内博之、三浦貴大、太田莉菜、藤澤恵麻、塩見三省、森山良子、宮本信子ほか

 ■オフィシャルサイトwowow.co.jp/dramaw/unmei

 ■ストーリー: 景気が低迷する1993年。大企業で女性総合職第1号として働く冬木亜紀(永作博美)は、男性社員とは違い、力を持つことも試すことも許されない現状にもどかしさを覚えていた。
 そんな中、同僚で元恋人の佐藤康(江口洋介)が事務職で勤める後輩と結婚することを知り、胸がざわついていた。康の母親・佐智子(宮本信子)からも気に入られていたが、亜紀は2年前に別れを告げていた。男社会の中で羽ばたくことのできない自分にむなしさを覚えるとともに男そのものに腹を立て、真っすぐな康の想いを受け入れることができなかったのだ。迎えた結婚式の朝、亜紀のもとに佐智子から手紙が届く。
 「私とあなたは運命を共にするものだと信じていました。亜紀さん、あなたはどうして間違ってしまったのですか」
 女性にとって、恋愛、結婚、出産、そして死とは……。激動の時代の中で、亜紀はこの言葉に逆らうかのように、美しくも過酷な運命を自らの意思で切り開こうとする。


(オフィシャル素材提供)



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