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作品紹介

トップページ > 作品紹介 ほとりの朔子

2014-01-19 更新


ほとりの朔子sakuko
© sakuko film partners

イントロダクション

 映画やドラマで快進撃が続く若手人気女優の二階堂ふみが、避暑地でひと夏を過ごす18歳の主人公を好演した、主演最新作『ほとりの朔子』。『ヒミズ』で第68回ヴェネチア国際映画祭マルチェロ・マストロヤンニ賞(新人賞)に輝き、『脳男』、『地獄でなぜ悪い』、『四十九日のレシピ』などの、エキセントリックな役柄が記憶に新しい彼女。本作では、小粋なリゾート・ファッションをまとい、みずみずしい表情とまぶしい肢体で、子供以上、大人未満のヒロイン像を体現した。

sakuko また、知的で美しい叔母・海希江役に鶴田真由、朔子と交流する高校生・孝史役に新進俳優の太賀。その他、古館寛治・大竹 直・志賀廣太郎ら劇団青年団の実力派俳優陣が脇を固めた。

 メガホンを取ったのは、第23回東京国際映画祭日本映画・ある視点部門作品賞や、第15回プチョン国際映画祭最優秀アジア映画賞を受賞した『歓待』の深田晃司監督。本作にプロデューサー兼女優として参加した杉野希妃とは、2本目のタッグとなった。すでに本作も、第26回東京国際映画祭コンペティション部門で上映されて話題となり、第35回ナント三大陸映画祭では、グランプリにあたる「金の気球賞」と「若い審査員賞」をダブル受賞し、熱い視線を浴びている。

 "Au Revoir l'ete"をはじめ、音響、音楽を手掛けたのは、NYで活動中のJo Keita。朔子が体験するひと夏の経験を、無国籍でアンニュイなテイストのメロディがリリカルに縁っていて、とても心地良い。

ストーリー

 大学受験に失敗し、現実逃避中の朔子(二階堂ふみ)。叔母・海希江(鶴田真由)の誘いで、旅行で留守にするというもうひとりの伯母・水帆(渡辺真起子)の家で、夏の終わりの2週間を過ごすことになった。朔子は、美しく知的でやりがいのある仕事を持つ海希江を慕い尊敬していたし、小言ばかりの両親から開放された海辺の街のスローライフは、快適なものになりそうだった。

sakuko 朔子は海希江の古馴染みの兎吉(古舘寛治)や娘の辰子(杉野希妃)、そして甥の孝史(太賀)と知り合う。小さな街の川辺や海や帰り道で会い、語り合ううち朔子と孝史の距離が縮まっていく。

 そんな朔子の小さなときめきをよそに、海希江、兎吉、辰子、後から現れた海希江の恋人・西田(大竹 直)ら大人たちは、微妙にもつれた人間模様を繰り広げる。朔子は孝史をランチに誘う。しかしその最中、彼に急接近中する同級生・知佳(小篠恵奈)から連絡が入る。浮足立つ孝史の表情を見て、朔子の心が揺れる……。


(2013年、日本=アメリカ、上映時間:125分)

キャスト&スタッフ
監督・脚本・編集・コプロデュース:深田晃司
プロデュース:杉野希妃
出演:二階堂ふみ、鶴田真由、太賀、古舘寛治、杉野希妃、大竹 直、小篠恵奈、渡辺真起子、志賀廣太郎、松田弘子、想田和弘

配給
和エンタテインメント
渋谷シアター・イメージフォーラムで公開中ほか 全国順次公開

オフィシャルサイト
sakukofilm.com

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