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『マン・オブ・スティール』来日記者会見

2013-08-25 更新

ヘンリー・カビル、チャールズ・ローブン(プロデューサー)
デボラ・スナイダー(プロデューサー)、ザック・スナイダー監督

マン・オブ・スティールmosteel

配給:ワーナー・ブラザース映画
2013年8月30日(金) 新宿ピカデリー他にて全国ロードショー<3D/2D 字幕/吹替え 同時公開>
TM & © DC COMICS.
© 2013 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.

 映画『マン・オブ・スティール』の来日記者会見が都内で行われ、スーパーマン役のヘンリー・カビル、プロデューサーのチャールズ・ローブンとデボラ・スナイダー、ザック・スナイダー監督が出席した。

 本作は、『ダークナイト』シリーズのクリストファー・ノーランがプロデューサーを務め、『300<スリーハンドレッド>』のザック・スナイダー監督がスーパーマンの誕生秘話を描く。クラーク・ケントがどのような運命の下に生まれ、どのようにスーパーマンになっていくのか、誰も知らない物語が明かされる。

mosteel イギリス人俳優として初めてスーパーマンを演じたカビルは、撮影中に「さまざまな感情の起伏を体験した」と明かし、「初めて完成した映画を観た時に、あんなに感動するとは思っていなかった。観客として心から楽しむことができた。ザックをはじめ、スタッフたちに心から感謝している。日本での反応にも期待している」と語った。

 また、カビルはスーパーマンを演じたことで、「公私ともにドラマティックな変化があった」と語る。仕事面では、「以前と違って、今はたくさん脚本が届き、自分が本当に伝えたい物語を選べるようになった」。プライベートでは、「街を歩いたり、スターバックスに入ったりするのが前よりも難しくなった(苦笑)。でも全てのことは時間と共に変化するもの。この変化をポジティブにとらえるようにしているよ」と笑顔を見せた。

mosteel さらに、ラッセル・クロウ、ケビン・コスナーとの共演については、「名優たちと共演できたのは、何ものにもかえがたい特別な経験だった。二人とも完全に役になりきっているので、芝居がやりやすかった」と感想を述べた。

 一方、スナイダー監督は、自身もスーパーマンの大ファンであることを明かし、「なるべくパーソナルな作品にしようと努力した。自分が満足できる映画を作りたいと制作に没頭したんだ。世界中でこんなに大きな反響を得られて、自分と同じように満足してもらえるなんて、これ以上嬉しいことはないよ」と笑顔で語った。

mosteel 1938年にコミックに初登場し、度重なる映画化やTVドラマ化など、75年もの長い歴史を誇るスーパーマン。これまでのスーパーマンは、青いコスチュームに赤いパンツがトレードマークだったが、本作のスーパーマンは赤いパンツを履いていない。この点について質問されたスナイダー監督は、衣装を決める上で、タイツの上にパンツを履くということの起源をさかのぼり、「ビクトリア王朝時代のサーカスの屈強な男は、肌を見せることが許されなかったから、肌色のタイツの上にパンツを履いて、裸のような演出をしていた。サーカスが進化していくうちに、タイツに色や柄がついていったんじゃないかな。パンツを履いたバージョンも試してみたよ。でも僕らはそろそろビクトリア王朝の起源から前進して、もっとモダンな衣装にするべきじゃないかって思って、一新させてもらったんだ」と説明した。

 プロデューサー陣は「タイトルに“スーパーマン”の文字を入れなかったのは、新しく物語を始めるんだという意志を皆さんに伝えたかったから」(ローブン)、「スーパーマン誕生から75年。時代は変わっても、ヒーローは必要だし、本作のテーマである“希望”は現代にこそ求められていると思う」(スナイダー)と語っていた。

mosteel 世界的な大ヒットを受け、すでに続編の製作も決定し、バットマンの登場も報じられたばかり。スナイダー監督は「本作の撮影中から、他のDCコミックのキャラクターが登場できるような世界観を目指していた。スーパーマンとバットマンの共演は、コミックでは長い歴史があるが、映画では初めて。またとない経験になるはずだね」と期待を寄せた。

ファクトリー・ティータイム

 今回のスーパーマンは初めてイギリス人俳優が演じる。男っぽさ、ワイルドさが魅力。会見で見た素顔のスーパーマン俳優はまだマスコミ慣れしていない感じがフレッシュだった。続編もすでに決定しており、スナイダー監督の演出に期待は高まる。

(取材 文・写真:Sachiko Fukuzumi)

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