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『MONSTER』(仮題) 製作決定

2013-07-06 更新

中田秀夫監督×主演:藤原竜也、山田孝之

monster

 2010年韓国で200万人以上を動員した大ヒットオリジナル映画『超能力者』。主演には、カン・ドンウォン、コ・スと韓国二大トップスターを起用し、世界12ヵ国の映画祭に出品され話題になった。

 最高のキャスティングと謳われ2012年春、遂に日本でも公開となった。公開と時を同じくして、佐藤貴博プロデューサーがリメイク権の獲得に動いた。すでに、ハリウッド、ヨーロッパからリメイク権のオファーが相次いでいたが、『デスノート』のプロデューサーによる、中田秀夫監督、藤原竜也主演のプロジェクトならば、と快諾。日本の最高峰スタッフキャストによって映画化することが決定。しかも、韓国オリジナル版とは違う日本版ならではの衝撃の結末が用意されるという。『デスノート』『GANTZ』でも原作とは違う映画ならではの結末を紡いできたチームによる、新たなるラストにも期待がかかる。

 <全ての人間を操れる力を持つ男>と、<その能力が唯一通じない男>の激突を描く本作。超能力という超常現象を扱いながらも、閉塞する現実社会でもがき苦しむ人間同士の戦いは、リアルで壮絶なドラマをはらみながらも、普遍的なテーマの物語。

 殺しあう宿命を背負った2人の男に『デスノート』シリーズ、『カイジ』シリーズ、『藁の楯 わらのたて』など出演作の大ヒットが続く藤原竜也(31)と、人間ドラマ、バイオレンス、コメディ作品など幅広いジャンルの作品に出演し毎度注目を集める、日本映画界の実力派俳優・山田孝之(29)。意外にも本作で初めての競演となるが、お互い「いつか絶対一緒に芝居をしたい」と思っていたと口を揃えてコメントを寄せている。また監督には、ハリウッド・デビューも果たし、現在『クロユリ団地』が大ヒット中の中田秀夫。火花散る激突にして、どちらが生き残るか分からない至極のサスペンスをスピーディーに展開していく。

 そのまなざしひとつで他人を意のままに操ることのできる “男”(藤原竜也)=“超能力者”。その能力で虐待する父親を殺してしまい、母親にも見捨てられ、最低限の金を奪い都会の闇にまぎれ絶望の中孤独に暮らしていた。田中終一(山田孝之)=“普通の男”も家族はいないが、気の会う仲間たちと貧しくも明るい未来を信じて生きていた。ある日、相反する二人の男が、期せずして出会ってしまう。いつものように、そこにいる人間を操ろうとする“男”だが、終一には一切通じない、それどころか正義感を持って反撃してくる。そう、彼もまた特殊な能力を持つ男だったのだ。

 動揺した“男”は、終一を取り押さえようとするが、そのはずみで彼の大切な人間を殺してしまう。復讐に燃える終一と、自分の能力を知る唯一の男を葬ろうとする“超能力者”。怪物として生まれてしまった2人の運命が交錯し、戦いの渦が激化していく。壮絶な激闘の末、宿命の対決は衝撃の結末を迎える……。

 『デスノート』、『カイジ』、『ライアーゲーム』、『インシテミル』といったゲーム性溢れるサスペンスに、濃密な人間ドラマを盛り込んだ新時代のアクションサスペンスエンターテイメントの誕生!

<オリジナル版 『超能力者』>

monster 『義兄弟』のカン・ドンウォンと『高地戦』のコ・スという韓国のスターが共演を果たしたSFアクション。目で人を操れる孤独な超能力者(カン・ドンウォン)と、彼を執拗に追い続ける純朴な青年(コ・ス)との宿命の対決に迫る。監督は、本作で長編デビューを果たした期待の新鋭キム・ミンソク。他人とは違う力を持ってしまったために生涯平凡な幸せとは縁遠い男の絶望と共に、コ・スの体当たりの激しいアクションに圧倒される。

 (2010年、韓国、上映時間:113分)

 ©2010 United Pictures & ZIP CINEMA. All Rights Reserved
 ■配給:ツイン
 ■監督:キム・ミンソク
 ■出演:カン・ドンウォン、コ・スほか

DVD『超能力者 スペシャル・エディション』

 ■発売:ツイン
 ■販売:パラマウント ジャパン

 4,179円(税込)発売中

■藤原竜也 コメント

初めて山田孝之さんと共演されるにあたって、これまでの山田さんの印象や共演が決定した時のお気持ちを教えてください。

 山田さんはコメディからシリアスなもの、そしてアクションなど幅広く役を演じられているので同世代の俳優として意識はしていましたし刺激も受けてましたので今回がっつり対立する役として共演が決まり、素直に嬉しかったです。


オファーをもらった時の感想をお聞かせください。

 『デスノート』でお世話になったプロデューサーの佐藤さんには、またお仕事させてください!とずっとお願いしていたのでそれが叶って嬉しかったですし、韓国映画のリメイクと聞いて驚きと共に興奮したのを覚えています。それに加えて監督も『インシテミル』でご一緒した中田監督なので再び演出を受けることが楽しみです。


今回演じる、「男」は「超能力」を持つ故、周りとは関わらないように「孤独」を抱えて生きていく役ですが、撮影に挑むにあたり参考にされているものや、準備されていることなど教えてください。

 韓国のオリジナル版はDVDで拝見しましたし、今回役の設定上義手と義足を使うのでそれを事前に型取りしたりしました。あとは現場に入ってみて少しずつ「孤独」を感じていければと思います。


撮影に入るにあたっての意気込みをお聞かせください。

 監督の演出をしっかり体現し真摯に役と向き合っていきたいですし、キャストスタッフ一丸となって、暑い夏にケガなどないよう集中して撮影を乗り切りたいです。


藤原さん自身「超能力」(テレパシー、予知、透視など)や、人が生まれながらに持つ「不思議な力」の存在を信じますか?

 信じます。(未確認飛行物体を信じているので!)


■山田孝之 コメント

初めて藤原竜也さんと共演されるにあたって、これまでの藤原さんの印象や共演が決定した時のお気持ちを教えてください。

 年齢も近く映画や舞台を観させていただいたこともありますが不思議と共演する機会が無かったので、今回藤原さんの圧倒的な芝居のパワーを肌で感じることができるのはとても楽しみです。


脚本を読まれた時の感想、オファーをもらった時の感想をお聞かせください。

 非日常的な設定や状況の中で観客に自然と感情移入してもらい楽しんでもらうために、いつも以上に世界に入り込む必要があると感じました。


撮影に入るにあたっての意気込みをお聞かせください。

 時期的に集中力が低下するので気をつけます。


■中田秀夫監督 コメント

 この映画における、MONSTERたちの特殊能力は、この世のものを全て貫き通す「矛」と、その攻撃をすべて防御し得る「盾」という、矛盾そのものです。よって出会うべきではなかった二人が出会ってしまうところからこの映画は始まります。
 彼らはその圧倒的な特殊能力とは裏腹に、決して異形の者ではなく、我々の世界に密やかに存在しています。彼らはむしろその特殊能力を「呪われた宿命」として背負って行かねばならぬと覚悟してもいます。
 こうした内面的葛藤、絶対的孤独感を負った主人公たちを演じてもらうのに絶好の、藤原さん、山田さんという初顔合わせの俳優さんたちを得て、監督としての興奮度もいやがおうにも増しています。
 現代日本ならではの新たなヒーロー像を彼ら二人と作り上げていきたいと思います。


■佐藤貴博プロデューサー コメント

 始まりは、『デスノート』に遡ります。『デスノート』で夜神月を演じた藤原竜也とはまた一緒に作品を作ろうと誓い、『デスノート』のその先を模索してきました。『インシテミル』を手掛けた中田秀夫監督もまた、藤原竜也とのタッグを熱望しており、僕は藤原竜也主演・中田秀夫監督の企画をずっと探している中で、『超能力者』に出会いました。本当に面白い映画でしたが、日本でのリメイク、特に中田秀夫&藤原竜也でリメイクすれば日本ならではの更に面白い作品になると直感して、韓国サイドとすぐに交渉に入りました。同時に中田監督と藤原竜也に打診したところ、2人も「ぜひやりたい!」と言ってくれました。韓国サイドもリメイク・オファーがハリウッドやヨーロッパから来ていたのですが、『デスノート』のプロデューサーによる中田秀夫監督&藤原竜也主演のプロジェクトという提案に乗ってくれて、欧米のオファーではなく僕たち日本のオファーに即決してくれました。
 そして、この作品の鍵となるのは、藤原竜也が演じる「すべての人間を操れる男」に対峙する「唯一操れない男」を誰が演じるのか?ということ。藤原竜也のカリスマ性と演技力に全く負けることなく、さらに新鮮な顔合わせを考えたときに、山田孝之しか思い浮かびませんでした。現在の日本映画界で最強といっていいほどの演技力を持つ山田孝之。あらゆる難役を演じてきた山田にとっても、久々といえるストレートなヒーロー的な役どころは逆に新鮮でもあります。
 強烈な存在感と演技力を誇る2人の初競演が、この対決軸をメインとする作品で実現したのは運命といえるかもしれません。役柄同様に、芝居でもガチンコ勝負となるでしょうから、凄まじい緊張感が画面にもにじみ出ることは間違いありません。ハラハラドキドキのサスペンス要素が満載にして、2人の実力派の真剣勝負は観るものすべてを興奮させる、日本映画界において画期的なアクション・エンターテイメントになると確信しています。

『MONSTER』(仮)

 ■クランクイン:2013年7月予定
 ■完成:12月予定
 ■公開:2014年

 ■監督:中田秀夫
 ■原案映画:『HAUNTERS(原題)』<監督・脚本 キム・ミンソク>
 ■脚本:渡辺雄介
 ■出演:藤原竜也 山田孝之

 ■企画・プロデュース:佐藤貴博
 ■プロデューサー:下田淳行
 ■企画製作:日本テレビ放送網
 ■制作プロダクション:ツインズジャパン

 ■オフィシャルサイト:
www.fujiwara-vs-yamada-movie.com

(オフィシャル素材提供)


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