インタビュー・記者会見等、映画の“いま”をリポート!

Cinema Factory

Cinema Flash




広告募集中

このサイトをご覧になるには、Windows Media Playerが必要です。
Windows Madia Player ダウンロード
Windows Media Playerをダウンロードする

舞台挨拶・イベント

トップページ > 舞台挨拶・イベント > 『ハル』公開記念スタッフ舞台挨拶

『ハル』公開記念スタッフ舞台挨拶

2013-06-22 更新

牧原亮太郎監督、北田勝彦(キャラクターデザイン&総作画監督)

ハルharu

配給:松竹
© ハル製作委員会

 監督:牧原亮太郎×脚本:木皿 泉×キャラクター原案:咲坂伊緒の異色タッグで注目される現在新宿ピカデリーほか全国で公開中の劇場中編アニメーション『ハル』。

 WIT STUDIO初の劇場作品である本作は、メインキャストに細谷佳正、日笠陽子が決定したことでも話題となった。事故で最愛のハルを失ったくるみとハルのかわりとなるロボハル。ロボットと人が心通わす奇跡を描いた、号泣必至の近未来ラブ・ストーリーだ!

haru この度、6月20日(木)に新宿ピカデリーにて、牧原亮太郎監督、キャラクターデザイン&総作画監督の北田勝彦による『ハル』公開記念スタッフ舞台挨拶が行われた。

 当日はプレアフレコの声が入った映像を使っての制作過程やキャラクターたちの誕生話、制作での思い出話などを語った。和気あいあいとした雰囲気の中で舞台挨拶は行われ、北田さんの原画を含む複製原画セットのプレゼントなども行われ、舞台挨拶は終了した。


■それぞれの「ハル」での役割について

牧原亮太郎監督: 監督は作品の方向を決める人です。映画になったものはこれしかないという形ですが、最初の打合せの時点では無限に方向があったものを、話の方向、キャラクターデザインの方向、美術、色味、音楽など制限をつけて、1つにまとめていく仕事です。

haru北田勝彦: 企画の段階から咲坂先生が決まっていて、先生の原案をアニメの絵にしやすいようにするが、僕の仕事です。ハル、くるみをメインに周りのキャラクターはもっと薄く、もっと濃くなどバランスをとりました。ハルとくるみはなるべく線を少なくシンプルにしようとデザインしたのですが、監督に( 咲坂さんの絵柄は)もっと線が多いんだと力説されたのを覚えています。たとえば、伝統継承型ロボットということですが、木皿さんのドラマの「Q10」の背中のメカデザインが最後まで残っています。僕がそれを伝統継承型を伝統型ロボだと勘違いして、ちょんまげをつけてデザインしてしまいました(笑)。総作画監督としては、ハルが始めぽかんとした顔をしてて、いつになったら、かっこいいハルを描かせてくれるんだろうと思っていました。

■監督として一番大きな決断だったことは?

牧原亮太郎監督: 脚本でした。去年の4月2日から8月22日、50分という作品の制約上細かいところをカットして、木皿さんらしさが消えないように試行錯誤していました。なので、脚本には木皿さんの譲れないところも残っています。

■皆さんへメッセージ

牧原亮太郎監督: 思い出すのは木皿さんの家を訪ねたとき。最初は4人で打合せしたものが、最終的にスタッフさん200人ぐらいが関わって、いろんな思いがつながってできたと思ってます。これが次はお客さんに繋がって映画は続いていくんじゃないかなと思います。みなさんの心に残って、折に触れてまた観ていただけると嬉しいです。本当にありがとうございました。

北田勝彦: スタッフ皆が尽力して作ったものが上映できて、他のスタッフを代表してお礼を言いたいと思います。本当にありがとうございました。


<ハルとは>

 『アオハライド』『ストロボ・エッジ』で別冊マーガレット(集英社)にて年代問わず女子の絶大な支持を得る、漫画家・咲坂伊緒が描いた、ハルとくるみ。脚本は、『すいか』や『Q10』など、さわやかでありながらも深い人間像を描く、木皿泉。『四畳半神話大系』『ギルティクラウン』で各話絵コンテ、演出を務め、圧倒的なクオリティの映像を作り上げた牧原亮太郎を監督に迎え、プロダクションI.Gから2012年6月に独立した、WIT STUDIO(創業者の和田丈嗣と中武哲也はプロダクションI.G所属時に『君に届け』や『戦国BASARA』シリーズをプロデュース)が作り出す、初の劇場中編アニメーション作品。本作の世界観を表現する第1弾キービジュアルのアートディレクターには、写真に刺繍を施すという独特な手法を用いるアーティスト・清川あさみが参加している。


(オフィシャル素材提供)


関連記事

Page Top