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作品紹介

トップページ > 作品紹介 さよならドビュッシー

2013-01-29 更新


さよならドビュッシーsayonara
© 2013さよならドビュッシー製作委員会

イントロダクション

 大ヒットホラー『貞子3D』で注目を集めた“美しすぎる貞子”や、青春群像劇『桐島、部活やめるってよ』のヒロイン、東原かすみ役で2012年の映画界を賑わせた女優・橋本 愛が、新たな役どころに挑戦した! 彼女のクールなたたずまいと強い目力が存分に生かされるのは、火事で全身に大やけどを負いながらも、ピアニストの夢を追い、障害を乗り越えるヒロインの香月 遥だ。誰にも打ち明けられない秘密を抱えた孤独な姿と、クライマックスで見せる堂々たる演奏シーンは、見る者の涙を誘うだろう。

sayonara そんな遥を献身的に支え、彼女の周囲で起きる不可解な出来事を推理する探偵役のピアノ教師、岬 洋介には“クラシック界の貴公子”ことピアニストの清塚信也が起用された。人気TVドラマ『のだめカンタービレ』や、映画『神童』での音楽指導や吹き替え演奏を担当したことで知られる彼だが、本作で本格的な俳優デビューを飾った。劇中ではリストのピアノ作品「超絶技巧練習曲第4番マゼッパ」を華麗に弾きつつセリフまでワンカットで一気に演じるという、本職ならではの演技を見せつける。また、劇中、遥がクライマックスで演奏するドビュッシーの「月の光」も、彼の手によるものである。

 その他、遥の祖父役に飄々とした演技が人気のミッキー・カーチス、遥を厳しく鍛える主治医役に実力派の吉沢 悠が。遥の父親役には怪優の柳 憂怜、ミステリーの鍵を握る役どころに熊谷真実とサエキけんぞうが。声優として大活躍している戸田恵子と三ツ矢雄二が、遥の通う音楽学校の教師役にと、個性派が脇を固めているのも見逃せない。

 原作は第8回『このミステリーがすごい!』(宝島社主催)で大賞を受賞した中山七里原作の同名小説である。『さよならドビュッシー』、『おやすみラフマニノフ』の大人気音楽ミステリーは累計55万部を越え、シリーズ第3弾『いつまでもショパン』が映画公開とほぼ同時に発売されることが決定している。

 極上の音楽ミステリーを映画化したのは、『クロエ』以来、10年振りにメガホンを取った利重 剛監督だ。音楽にこだわりを持つ利重監督らしく、遥が弾くピアノ曲「熊蜂の飛行」に大胆なアレンジを取り入れるなど、音楽好きを喜ばせる仕掛けを施し、音楽ファンも満足の逸品に仕上げた。

 2012年に生誕150周年を迎え、音楽界で盛り上がりを見せている作曲家・ドビュッシー。極上の音楽ミステリー『さよならドビュッシー』を見れば、彼の美しい旋律の虜になることはまちがいない。

ストーリー

 双子同然で成長してきた16歳の香月遥(橋本 愛)と従姉妹の片桐ルシアには、ピアニストになるという共通の夢があった。

 ある晩、ルシアと祖父の玄太郎(ミッキー・カーチス)が暮らす家で火事に巻き込まれた遥は、全身やけどの大けがを負いながらも、ひとり生き残ってしまう。

sayonara 彼女に残された希望は、生前のルシアと約束したドビュッシーの「月の光」を弾くことだけだった。やけどの後遺症による厳しいリハビリにくじけそうになりながらも、新しいピアノ教師の岬 洋介(清塚信也)に勇気づけられ二人三脚でピアノコンクール優勝をめざして猛レッスンに励む。しかし祖父から遺された24億円もの遺産を巡り、遥の身のまわりで不可解な出来事が頻発し……。

 遥の命を狙う者の正体とは? 事件の真相に一人近づく岬は、遥を守り抜けるのか!?


(2013年、日本、上映時間:131分)

キャスト&スタッフ

原作:『さよならドビュッシー』中山七里(宝島社)
監督:利重 剛
脚本:牧野圭祐、利重 剛
出演:橋本 愛、清塚信也、ミッキー・カーチス、吉沢 悠、柳 憂怜、熊谷真実、サエキけんぞう、戸田恵子、三ツ矢雄二ほか

配給
東京テアトル
2013年1月26日(土) 新宿ピカデリー他 全国ロードショー

オフィシャルサイト
http://good-bye-debussy.com

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