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舞台挨拶・イベント

トップページ > 舞台挨拶・イベント > 第25回東京国際映画祭『JAPAN IN A DAY [ジャパン イン ア デイ]』
舞台挨拶&グリーンカーペット

第25回東京国際映画祭
『JAPAN IN A DAY [ジャパン イン ア デイ]』
舞台挨拶&グリーンカーペット

2012-10-29 更新

フィリップ・マーティン監督、成田 岳監督、早川敬之プロデューサー
共同監督:小泉徳宏、マイケル・ラーヴァン、相川博昭、相川泰冶、関根郁子

JAPAN IN A DAY [ジャパン イン ア デイ]japan1day

ギャガ
11月3日(土) TOHOシネマズ六本木ヒルズ他にて全国順次ロードショー
(C)2012 FUJI TELEVISION NETWORK, JAPAN IN A DAY FILMS LTD.

 “あの日”から丁度一年の2012年3月11日に世界中で撮影された映像を、リドリー・スコットの号令の元にYOUTUBEを通して集約し、1本の映画へと仕上げた『JAPAN IN A DAY[ジャパン インア デイ]』。この画期的なソーシャル・ネットワーク・ムービーが、第25回東京国際映画祭の特別オープニング作品として公式上映を果たした。

 本作はワールド・プレミアとして世界で初めて一般観客の目の前で披露された。温かい拍手の中登壇したのは、フィリップ・マーティン監督、成田 岳監督、早川敬之プロデューサー、さらに本作に映像を投稿した一般投稿者(共同監督)の小泉徳宏、マイケル・ラーヴァン、相川博昭、相川泰冶、関根郁子。

japan1day マーティン監督は「投稿された数に圧倒されましたが、成田監督と楽しいと思えるポイントがすべて同じだと感じました」と8000件も集まった投稿映像に関してコメント。成田監督は「素材の声を大切にし、想いをそこなわずにまとめるのが大切だと考えました」と本作を作り上げるにあたって一番大切にしたことを語った。早川プロデューサーは「リドリー・スコットの『LIFE IN A DAY』が素晴らしかったので、3.11で同じつくりの映画ができないかとリドリーに手紙を出したのがきっかけです。リドリーからはすぐにやるべきだと返事がありました」と本作を企画するにあたっての経緯を語り、サプライズとしてリドリーからの手紙を読み上げた。

 「想像をはるかに超えるユニークで、感動的で、運命的な作品に仕上がりました。正直これほどまでに人々の心を結びつける力強い作品になるとは、うれしい誤算でした」と、本作に参加した全ての人々への感謝の気持ちと東京国際映画祭の特別オープニング作品として上映されることへの喜びを伝えた。

japan1day さらに、共同監督にはどういう想いで撮影したかというMCからの問いに、『タイヨウのうた』など映画監督として活躍する小泉は「多くの映画を作る人々が3.11で何をすべき分からなくなり、変わったという人が多いです。しかし、自分は変わってはいけないと思いました。あえて凝った絵ではなく、僕の日常を撮ろうと思い、2月に生まれた子供を撮りました」と、非常勤講師として日本の学校を転々としているマイケルは「一致団結で苦労を乗り越えようとしている日本にずっといたいと思いました。祖国から離れた故郷だと思っています」と、福島に住み、可愛らしい娘の姿を投稿した関根は「3.11があって子供たちが外で遊べず笑顔が減りました。福島の子供たちが笑顔で健康に過ごせればと思って投稿しました」と、『LIFE IN A DAY』にも投稿・出演し、本作でも親子二人の微笑ましい姿を投稿している相川は「3.11がテーマなので震災にまつわる投稿が多いと思い、私たちは全く関係のない穏やかだけど普段とは少しだけ違う日常を撮れればと思い、投稿しました」とそれぞれの想いを語った。

 真剣に舞台挨拶をする傍ら、まだ子供の相川泰冶はいたずら心を抑えられないようで自由に立ち回りながらも始終観客に笑顔を振りまいている様子に、会場は和やかなムードに包まれ終了した。

 さらに、グリーンカーペットでは、マーティン監督・成田監督・早川プロデューサー他のスタッフに加え、共同監督の約200名が旗を振りながら笑顔で歩き、日本へのエールを送った。


(オフィシャル素材提供)


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