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『道~白磁の人~』トークショー付き試写会

2012-04-15 更新

浜 美枝

道~白磁の人~hakuji

配給:ティ・ジョイ
6月9日(土) 新宿バルト9、有楽町スバル座ほか全国ロードショー
(C)2012「道~白磁の人~」フィルムパートナーズ

 日韓交流の先駆けとして知られる「浅川 巧」を主人公とした映画「道~白磁の人~」(配給:ティ・ジョイ)が6月9日より新宿バルト9他全国公開される。
 4月7日(土)に池袋コミュニティカレッジ「セブンシネマ倶楽部」にて、ライフコーディネーターの浜美枝が登壇、トークショー付き試写会を行った。

浜 美枝: 皆さん、こんにちは。私は現在、箱根に住んでまして、この会場へ来るまで楽しく素敵な旅をして参りました。今日、ここで皆さんにご覧いただく『道~白磁の人~』は浅川 巧さんのことを描いた映画なんですが、私とは12、13歳頃から繋がりがあって、浅川 巧さんがいなかったら、柳 宗悦さん(日本の思想家)が朝鮮の美に開眼しなかったんではないかと思うくらいの方なんです。これまで私は、15歳~40歳まで女優のお仕事をいろいろとさせていただきました。だから、これからは自分の人生、やりたいことをじっくりやりたいと思ってます。


柳宗悦との出会いについて

浜 美枝: 私は中学生の時に柳さんの追っかけをしていました。町の図書館で見つけた本の中に「ものを作る人には美しいものを作らせ、使う人には美しいものを選ばせこの世を浄土の国にしよう、美の国にしよう」というフレーズがあったんです。美の本質は何だろうと突き詰めていく中で、この人を自分の人生の師にしようと思いました。でも、本当にこの題材を映画にしてくださった高橋伴明監督に心から感謝します。今、この時代に作られたことがとても意味のあることだと思います。今こそ浅川 巧を知るということはとても大事なことだと思います。

 映画の上映後、浜 美枝は「4月2日、浅川 巧さんは亡くなりました。今年の命日の前日、4月1日、私もお墓参りをさせていただきました。今でも地元の方が命日になるとお参りやお花を添えています。お墓に刻まれたハングルには“私たちはあなたの事を忘れない”そう刻まれています。民族の美はその国境を超え、厳しい時代、政治状況を乗り越えます。民芸の美、私は人類の共通の言語だと思います」と涙ながらに語った。

 試写会が終わった後の感想を聞かれた観客からは、「この映画を観終わった後、しばらく余韻に浸り、考えていたい。そんな気持ちだ」という声が多く、また、偶然にも浅川巧資料館を訪れたことがあるという観客は、「改めて映画を通してこんな素晴らしい方がいたんだと知れたことがとっても良かった。一人でも多くの人に浅川 巧のことを知ってもらえれば……」と語った。


(オフィシャル素材提供)


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