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2012-03-25 更新
リリー・フランキー×MEGUMI・杉原杏璃・松本さゆき(シェイム's)
配給:ギャガ
シネクイント、シネマスクエアとうきゅう他全国順次ロードショー中
(C)2011 New Amsterdam Film Limited, Channel Four Television Corporation and The British Film Institute
本年度受賞レースを席巻したにも関わらず、激しいセックス描写により、アメリカでは最も厳しい上映規制NC-17(17歳以下の鑑賞が全面的に禁止)というレーティングがつけられ、日本では多くの修正を入れなければ<R-18+>(18歳未満は鑑賞禁止)ですら上映が許可されなかったという、内容映像ともに衝撃の問題作、『SHAME-シェイム-』。現在公開中のシネクイントにて、本作の宣伝クリエイティブ・ディレクターを務めるリリー・フランキーと共に、リリーが旗振り役となって結成した応援隊「シェイム's」のメンバーMEGUMIさん、杉原杏璃さん、松本さゆきさんらと共にトークイベントを実施した。
セックス依存症の男の性(さが)をリアルに描く物語である本作を観たリリー・フランキーは、この衝撃の映画を今の日本で一人でも多くの方々に知らせるべく宣伝クリエイティブ・ディレクターに就任。リリーは「人間が誰しも『シェイム(恥)』な部分を持っている」ことを切り口に、芸能人、著名人で応援隊「シェイム's」を結成。シェイムなことは決して恥ずかしいことではなく、人間として生まれた、人間としての性(さが)であることを肯定的に発信していき、世間の共感を獲得していく」という活動を展開している。映画上映直後の興奮冷めやらぬ場内に現れたリリーらは、映画に負けないエロス&シェイム(恥)全開なトークをさく裂。場内を沸かせた。
リリー・フランキー: 全編セックス・シーンだ!みたいなフレコミで、期待していらっしゃった方もいるかと思うんですが、俺もそれをかなり期待して、今日ちんぽ丸出しにしてDVDで見直してみたんですけど、抜けるシーンって3Pのとこぐらいじゃなかったですか(笑)? 今日は3人の巨乳と巨根が集まってるってことでよろしくお願いします。
MEGUMI: シェイム'sのMEGUMIです。この映画は私の周りのおかまの人たちにものすごく評価が高くて、勿論おかまだけではないんですけど。私としては自分が満たされるものが世の中の人に受け入れられないのはなかなか厳しいなというのを一番感じましたね。
杉原杏璃: じーっと見つめてGカップ・グラビア・アイドルの杉原杏璃です。私はこの人の過去が一番気になったというか、その部分って描かれてなかったじゃないですか。でもそこがこの映画のいいとこだと思うんですけど。
リリー・フランキー: そうですよね。でもこの人(主人公)の性欲って桁はずれって感じしなくないですか? よく分かりますもん、この主人公の気持ち。セックス好きでも全然は恥ずかしいことじゃない。彼の場合、妹にオナニー見られたのが一番のシェイム(恥)ですね。
松本さゆき: グラビアやっている松本さゆきです。やっぱり人それぞれ見たくないものがあるなかで生きているわけじゃないですか。この映画を観て、そんな見られたくない部分をこっそり見ちゃったような気持ちになりました。そもそもセックスはいいけどセックス依存症はダメなのかとか、依存症がつくだけでダメっていう解釈になっちゃうってどうなんだろうって。
リリー・フランキー: どっからが依存症かなんて分かんないよね。俺この人の生活見てて大差ないなと思うもん。これくらいオナニーしてるなと。今朝からもう3回してますからね(笑)。ちょっと生き方考え直さないと。
MEGUMI: 明るい依存症はいいんじゃないですか。そんなにへこむことでもないんじゃないかと。
リリー・フランキー: 明るい依存症って一番やばくないですか(笑)? こいつ(主人公)がへらへらしてたらもう……。
リリー・フランキー: やっぱり絶倫同士の苦悩ですかね。俺ハタチの時、48になってこんなオナニーしてるって思わなかったですもん。減っていくって思ってたんですけど、むしろどんどんですからね。
MEGUMI: それ80くらいにどうなってるんすか。
リリー・フランキー: もう歩けなくて這っているのに、チンコだけ立ってるとかね。
リリー・フランキー: いや、もう完璧じゃないですか。
MEGUMI: どう受けていいのか……。
リリー・フランキー: とにかく良い映画なんですよ。どうでもいい説明とか、人間のカタルシスを排除してるから逆に生々しさがあるというか。
MEGUMI: ありがたいですけね。あんまり最近こういう男性って20代、30代にいないじゃないですか。ちょっと女子の方がノリノリって言いますかね。ちょっと味わってみたいかなというのはありますね。私的には出会ってみたいですね。
杉原杏璃: 理性とか感情を解き放ってもう何でも見せられるような人が好きなので、がっつり全部をさらけ出してくれる人って貴重だと思いますね。
リリー・フランキー: 確かにさらけ出せるって幸せですよね。
松本さゆき: 私も全然受け入れちゃうほうだと思います。社会に適合してないわけじゃないですし、プラスαのマニアックな部分だったら、ないよりかはあるほうが人間として魅力があるなと思うし、そういう男性のほうが好きですけどね。
リリー・フランキー: 男はほとんどそうじゃないですか? 映画でこの人の日常を追ってるから異常に見えるけど、多分世の中の男の人は何かしら類似した行動とってますよ。女の人に会わなければエロ・サイトみるだろうし、オナニーするだろうし。
リリー・フランキー: 俺なんてパソコン2台持ってますけど、いまだに原稿は手書きですし、で、パソコンは何に使っているのかというと、エロの画像をダウンロードして解凍して解凍して……って「解凍ルビー」って呼ばれてるくらいですからね(笑)。パソコン、他のことにほぼ使ったことない。
MEGUMI: うーん、きっとシリアスになることないんですよね。別に大丈夫やでっていう。
杉原杏璃: 私は愛犬ですね。犬のことで頭がいっぱいなんで。
リリー・フランキー: 今、この下ネタからきている流れだと、会場にいる半分くらいの人が犬を使って……とか考えちゃうから。話の流れ的に今犬が出てくるのはよくないと思いますけどね(笑)。
松本さゆき: 私はマンガ喫茶ですかね。
リリー・フランキー: 最近のAVはマンガ喫茶の個室で見るんですね……。
松本さゆき: 違います(笑)。
MEGUMI: さっきから話に出てますけど、周りにおかまが多すぎるんです。20年くらい前から気づいたら周りにいますね。もう共に死んでいきたいと思ってますけどね。
リリー・フランキー: オナニーもそうですけど、パチンコとかですかね。オナニーしてないときは大体パチンコしてますからね。パチンコのハンドル握ってないときはチンコ握ってると思っていただいて(笑)。
MEGUMI: 握り癖がね。
リリー・フランキー: そう、握り癖がね。もう寿司屋になればいいんですよね。
松本さゆき: この前、鼻血が固まったようなものがいっぱい鼻についたままで、渋谷歩いてたんですよね。それは恥ずかしかったですね。
リリー・フランキー: よっぽどたまってると思われますよ。
杉原杏璃: 私はグラビアとかやってると裸になることが恥ずかしくなくなってくるんですよね。なりません? 親とかの前でもお風呂がりとかそのまま出ちゃったりして、これって恥なことなのかなと。
リリー・フランキー: 親も育てて良かったと思いますよね。
MEGUMI: 人と比べると異常なのかもね。私はグラビアずっとやってて、たまになんか企画なんかでへんてこなことやったりして、昔みうらじゅんさんがプロデュースしてくれたグラビアで天狗のお面を股間につけて撮影したことがあったんですよね。それが、たまにどっかで出たりしてて、家族に見られたりするとちょっと恥ずかしいですね。
リリー・フランキー: 皆さんはそれでも主役ですからね。そのグラビアを勝手に俺とみうらさんは(「SPA!」の「グラビアン魂」のこと)「この谷間はどうだとか」言ってる俺らが一番恥ずかしいですけどね。月に一回6年間やってるんですからね。
MEGUMI: そうですよ。
リリー・フランキー: ほんとですか!? 今どう進んでる話になってるんですか。
(オフィシャル素材提供)
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