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2012-02-20 更新
配給:アップリンク
2012年夏、公開予定
この度、アップリンク配給作品『聴こえてる、ふりをしただけ』(今夏公開)がベルリン国際映画祭ジェネレーションKプラス部門審査員特別賞を受賞した。
本作は、本業が精神科の看護師であり、2人の子供の母親でもある今泉かおり監督による初の劇場長編作。撮影は一児目を出産した時の育児休暇中に行われた。
「ジェネレーションKプラス部門」はベルリン国際映画祭の中でもユニークなコンペティションで、11人の「こども審査員」が賞を選出する部門。子どもの審査員は「クリスタルベア賞」と「審査員特別賞」を選出する。
『聴こえてる、ふりをしただけ』は、本ベルリン国際映画祭の長編作品で日本から唯一、コンペティション作品として「ジェネレーションKプラス部門」に正式出品した。
今泉監督による受賞コメント
皆さんご存知のとおり、日本は昨年震災でたくさんの人が亡くなりました。
親を亡くした子どもたちも、たくさんいます。
この映画は、母を亡くした子供が悲しみを乗り越え、成長する姿を描いた作品です。
このような賞をベルリンでもらって、日本にもって帰れることをうれしく思います。
一番嬉しかったのは、子供を描いた作品を、子供審査員の方々が選んでくれたことです。
監督:今泉かおり
1981年 大分県生まれ。看護師として働く一方、監督を志し、2007年ENBUゼミナールに入学。卒業制作の中編作品『ゆめの楽園・嘘のくに』は、2008年度の京都国際学生映画祭にて準グランプリを獲得。現在も看護師として働く中、長編第1作となる今回の作品は、長女の育児休暇を利用して制作されたもの。(オフィシャル素材提供)
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