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舞台挨拶・イベント

トップページ > 舞台挨拶・イベント > 『幕末太陽傳 デジタル修復版』劇場公開記念「品川心中」イベントレポート

『幕末太陽傳 デジタル修復版』劇場公開記念
「品川心中」イベントレポート

2011-12-31 更新

落語家・柳家三之助

幕末太陽傳 デジタル修復版

  • 作品紹介
  • 配給:日活
    テアトル新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国絶賛上映中!
    (C)日活

      2012年に100周年を迎える日本最古の映画会社である日活は、100周年記念事業の一環として、川島雄三監督の代表作「幕末太陽傳」をデジタル修復版として新たに完成させた。

     本作の劇場公開を記念して、映画の舞台である品川宿(現・北品川)にて、映画に登場する落語の「品川心中」をレパートリーとして持つ品川区在住の落語家、柳家三之助をゲストにした落語会が実施された。

    ■品川文化振興事業団 大越章光さんのお話

     映画の舞台となったここ北品川で、自分たちの中でとても身近であった『幕末太陽傳』と一緒に(タイアップ企画を)出来ることはとても嬉しいです。自分の話で言うと、祖父の動く姿を初めて映画で観ました。当時、たまたま居合わせた現場に通りすがりの人で出演していたらしいです。そんなこともあり、とても親しみがある映画です。

    ■本作の助監督を務めた村川透さんのお話

     助監督として最初に行った現場が『幕末太陽傳』でした。そのあとは、今村昌平さんにつくことが多かったですが、今村さんも川島さんもとてもよくしてくれましたね。

    ■柳家三之助さんのお話

     映画の「品川心中」ではおそめと金造しか出てきません。金造は小沢昭一さんが演じられているが、小沢さんは先日落語会でもご一緒させて頂き、落語がお好きということで我々とも縁が深いのです。また、小沢さんだけでなく、ナレーションをされている加藤 武さんは麻布中学の同窓生でしたし、フランキー堺さんとは俳句の会で一緒でしたので、何かと縁がある作品です。
     「居残り佐平次」は落語と本作では話のオチが違いますが、佐平次というキャラクターのただ明るいだけではない、陰を引きずりながら生きているというのが良いですね。自分たちが演じる佐平次とも重なると思います。ラストシーンの「お見立て」は落語では吉原の話です。映画の中では上手く組みかえられていて、パッチワークの上手さは見事です。

    【柳家三之助 プロフィール】
     1973年、千葉県銚子市生まれ。1995年に十代目柳家小三治に入門。「品川心中」をレパートリーに持つ落語家。落語協会所属。2010年、真打に昇進。全国各地で落語会、寄席の出演を精力的に行っている。

    (オフィシャル素材提供)


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