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舞台挨拶・イベント

トップページ > 舞台挨拶・イベント > 『ALWAYS 三丁目の夕日'64』完成披露舞台挨拶

『ALWAYS 三丁目の夕日'64』
完成披露舞台挨拶

2011-12-14 更新

吉岡秀隆、堤 真一、小雪、堀北真希、もたいまさこ、薬師丸ひろ子、須賀健太、小清水一揮、山崎 貴監督

ALWAYS 三丁目の夕日'64

配給:東宝
2012年1月21日「3D」全国東宝系 (2D同時公開)
(C)2012 「ALWAYS 三丁目の夕日'64」製作委員会

 西岸良平の人気漫画を原作に、2005年に公開されてロングランヒットを記録した人気映画シリーズの5年ぶりの新作となる『ALWAYS 三丁目の夕日'64』の完成披露舞台挨拶が都内劇場で開催され、吉岡秀隆、堤真一、小雪、堀北真希、もたいまさこ、薬師丸ひろ子、須賀健太、小清水一揮、山崎 貴監督が登壇した。

 最初に、吉岡が「ALWAYS史上最高の作品が出来ました。三丁目に行って、元気を出しましょう!」とアピール。何と吉岡は、1作目が公開された際には13回も劇場に観に行ったという。「自分好きみたいで嫌なんですが(苦笑)。スクリーンにいるのは茶川で、ここまで客観視できる作品は初めてでした」と本シリーズへの思いを語った。

 注目は、妊娠9ヵ月を迎え、すっかりお腹の大きくなった小雪。劇中で夫を演じる吉岡にエスコートされながら現れ、場内からの温かい拍手に迎えられて登壇。

 劇中でも妊婦役に挑戦している小雪、「最初から最後までずっと臨月の役だったので、本当に腰痛になりました(苦笑)。疑似体験をさせていただいて、縁を感じています」と語り、臨月のお腹をいたわりながら、幸せいっぱいの表情を見せていた。


 そして、山崎監督は、小雪の出産予定日が映画公開の2日後の12年1月23日だと明かし、「なんとか1月21日に産んでいただきたい!」とリクエスト。小雪は「今も、拍手の音で反応しています。聞こえていると思いますよ」と笑顔で答え、会場から大きな拍手を浴びていた。

 今作では、堀北が演じる六子が、結婚して花嫁になる設定、そのことについて堤は、「8年前から彼女を見てるわけで、脚本を読んだ時点で、もうダメでした」と振り返り、「現場では、僕だけでなくスタッフのおじさんたちは皆同じ気持ちだったと思います。彼女の横にいる男を見てるだけで怒りがふつふつと沸いてきて、演技している気がしなかった」としみじみと心情を吐露し、客席にその思いを訴えていた。

 薬師丸も「送り出す喜びよりも、悲しみに堪えて送り出したって気分でした」とコメントした。


 それに答え、堀北は「次のステップに進むときに希望を持って行かなくちゃいけないけど、いままでの場所に置いていかなくちゃいけないものがたくさんありました。ウェディングドレスを着たときは、みんなの目が寂しい感じだったので、たくさんのお父さんに『今までありがとうございました』と言う気持ちでした」と素直な感想を述べた。

 本作では東京オリンピックが描かれているが、もたいは「出演者の中で、実体験で経験したのはおそらく私と三浦(友和)さんだけだと思います。私は代々木で実際にブルーインパルス(アクロバティック飛行を披露した航空チーム)を見て、本当に見事で感動したのを覚えています。映画でもう一度皆さんに観ていただけるのは嬉しい」としみじみと語った。

 当日は、主題歌を担当したBUMP OF CHICKENも映画を観るために観客席に来場している姿が見られた。吉岡は「BUMP OF CHICKENの『グッドラック』が流れるときは涙が止まらないです」とコメントしていた。

 最後に山崎監督が、「撮影終わりに震災が起こり、このまま撮影を続けて良いのか悩みました。でも、おこがましい言い方ですが、この作品がこの時期を選んで生まれてきたような映画になっている気がします。本当の幸せって何だろうって考え直すきっかけになるような作品だと思います」とメッセージして、締めくくった。

(文・写真:Sachiko Fukuzumi)


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