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記者会見

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『1911』来日記者会見

2011-10-28 更新

ジャッキー・チェン

1911

配給:東映
2011年11月5日(土)全国超拡大ロードショー
(C)2011 JACKIE CHAN INTERNATIONAL CINEMA CULTURAL HOLDINGS LTD. JACKIE
& JJ PRODUCTIONS LTD. All Rights reserved.

 アジアのスーパー・スター ジャッキー・チェンが、自身出演100作目にあたる超大作『1911』を携えて来日し、都内ホテルにて記者会見を行った。

 本作は、構想10年、製作費30億円をかけ、100年前、中華民国建国のきっかけとなった「辛亥革命」の知られざる事実をダイナミックに描いた超大作。理想に燃える民衆たちが、新たなる中国を築き上げようと奮闘する姿が描かれる。監督は、『レッドクリフ』シリーズで撮影監督を担当したチャン・リー。ジャッキー自身が総監督を務めている。

 まず、ジャッキーは「コンニチハ」と日本語で挨拶、「ずっと日本に帰ってきたいと思っていたけれど、忙しくて来られませんでした、すみません」と、震災後の日本を気にかけていたことを明かした。

 本作のオファーがあったとき、ジャッキーは『12生肖(原題)』という作品に取りかかっていたという。しかし、『辛亥革命からちょうど100年目にあたる節目の年に『1911』を撮ってこそ有意義である、との想いから本作に着手したことを明かした。そして、「間違いなく僕の生涯で記念すべき映画となった」と断言した。

 ジャッキーは、作品への深い想いを「全編真実に基づいて作っています。辛亥革命、そしてこの時代の英雄たちがいなかったら、今の中国はありません。この英雄たちを記念するためにも映画を撮らなければと思いました。多くの名もなき犠牲者のドラマをきちんと映画化することで、若い人たちに歴史を伝えられたら、これほど意義深いことはない。僕はいつも若い人たちのために映画を撮っている。是非この作品を観て、他人に与えることの尊さを知ってほしい」とコメントした。
 自身が演じた孫文の右腕である革命軍司令官の黄興については「乗馬や銃が好きな点は似ている。僕と違って彼は文学に長けていた。でも、アクションは僕のほうが上だし、それに僕の方が背が高くてハンサムだ(笑)」と語り、会場を笑いで盛り上げた。

 当日、ゲストに、本作で黄興の同志で、革命で命を落とす林覚民の妻、陳意映(ちんいえい)の日本語ボイスキャストを務める中川翔子が、赤いバラ100本を手に登場。以前からジャッキーの大ファンと公言する中川は、「生まれてきて、今日が一番幸せ。生きてて良かった!」と大喜び。「ジャッキーさんは、地球、宇宙、人類にとって大いなる財産。同じ時代に生きる目撃者になれるなんて、こんな嬉しいことはない。これからも不老不死でいてください」と大興奮でまくし立てた。

 最後に、ジャッキーは、日本を気づかい「災害が起きた時、全世界の人が日本を助けようと動き出した。来日して、回復振りに感動した。日本人の精神力の大きさを感じた。その精神力があれば日本は必ず再建できる」と熱く語り、「日本、ガンバッテ!」と日本語でエールを送ってくれた。

ファクトリー・ティータイム

 3月の震災以来、日本のことをずっと気に掛けていたというジャッキー、支援活動も精力的に行ってくれていた。震災後初めての来日となったが、心から日本にエールを送ってくれたジャッキーに多謝!!

(文・写真:Sachiko Fukuzumi)


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