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2011-08-23 更新
渡辺 謙、菊地凛子、ミカエル・ハフストローム監督
配給:ギャガ powered by ヒューマックスシネマ
全国ロードショー中
(C)2009 TWC Asian Film Fund, LLC. All rights reserved
8月16日、丸の内ピカデリーにて映画『シャンハイ』の舞台挨拶付特別試写会が行われた。
本作は、太平洋戦争開戦前夜の激動の上海を舞台に、巨大な陰謀に巻き込まれていく5人の男女を描く、サスペンス超大作。アメリカ、中国、そして日本を代表する名優の共演も大きな話題となっているこの夏最大の話題作だ。
舞台挨拶には日本人大佐タナカを演じた、世界を舞台に活躍する俳優・渡辺 謙、物語のカギを握る謎の女スミコを演じた菊地凛子のWアカデミー俳優(ノミネーション)と、『1408号室』、『ザ・ライト -エクソシストの真実-』で見事な手腕を見せたミカエル・ハフストローム監督が登場。
本作の魅力や役作りの苦労について語った後、共演者のコン・リーについて聞かれた菊地は「撮影現場では蚊が多くて、私は虫よけ対策をしていましたが、彼女は蚊にまったくさされず涼しい顔して汗もかかず、すごい女優さんだなと思いました」という回答に対して、「そんなことですか!」とすかさず渡辺からツッコミが入り、会場を沸かせた。
渡辺が演じたタナカの「男はロマンチストだ」というセリフについては、「彼はロマンチックな男とはほど遠いが、心の奥底ではそれを秘めている。僕もその一人と思ってもらってもいいと思います」と、自身とリンクさせながら語った。また、チョウ・ユンファのことを「憧れのすごくいいおっちゃん!」と笑顔で答えると、会場からドッと笑いが起こった。
渡辺 謙: 壮大なスケールの映画です。監督はいい意味で大国の人じゃない。他の国を深く理解しようとする。僕は新潟出身で暗さの中でクリエイトしていく感覚が近いのでやりやすかったですね。監督とは役作りについても話し合い、今回は英国英語にしようという話になり、一から発音の練習をやり直しましたし、日本人の風習や立ち振る舞いも自分からアドバイスしました。
菊地さんは、いろいろな国でいろいろな監督と組んでいるので鍛えられているなと思いました。
この作品は、男と女が必死で愛を紡ぎながら生きていこうとしたドラマ。こういう困難な時代でも乗り越えて生きていこうというメッセージのある映画だと思います。
菊地凛子: 集中力のいる役でしたが、難しいとまたそれなりにやりがいがありました。謙さんのいろんなアイデアをトライしようとしている姿勢は勉強になり、その後の作品にも活かせました。とても思い入れのある作品です。
ミカエル・ハフストローム監督: 初めての日本訪問で、本作で来日できたことを嬉しく思います。渡辺さんと菊地さんは素晴らしい俳優です。でもこんなにファニーな方々とは思いませんでした。ダークな題材ですが、現場は楽しかったです。
(オフィシャル素材提供)
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