インタビュー・記者会見等、映画の“いま”をリポート!

Cinema Factory

Cinema Flash





広告募集中

このサイトをご覧になるには、Windows Media Playerが必要です。
Windows Madia Player ダウンロード
Windows Media Playerをダウンロードする

舞台挨拶・イベント

トップページ > 舞台挨拶・イベント > 『アンダルシア 女神の報復』完成披露試写会舞台挨拶

『アンダルシア 女神の報復』完成披露試写会舞台挨拶

2011-06-12 更新

織田裕二、黒木メイサ、伊藤英明、西谷 弘監督ほか

岳 -ガク-

配給:東宝
2011年6月25日(土) 全国東宝系ロードショー
(C)2011 フジテレビジョン/東宝/電通/ポニーキャニオン/日本映画衛星放送/アイ・エヌ・ピー/FNS27社

 映画『アンダルシア 女神の報復』の完成披露試写会が東京国際フォーラムにて行われ、主演の織田裕二、黒木メイサ、伊藤英明、西谷 弘監督がオーケストラの演奏と共に登壇した。客席後方の扉から入場し、物語の舞台となったスペインの国旗のデザインをあしらった巨大なランウェイに登場するという凝った演出で、つめかけた約4000人のファンを熱狂させた。

 織田は開口一番「すごい映画ができました」と自信の表情。「(作品を観て)出演者なのにびっくりしました。観ながらあっ!とか、おっ!痛っ!とか、いろんなリアクションしている自分がいる。監督、本当にすごいの作りましたね!」と主演自ら作品を絶賛し、興奮気味に西谷監督をねぎらった。

 黒の美しいロング姿で登場した黒木は、緊張のためか「想いの詰まった作品になっているんです“の”」と言葉尻に“の”をつけて挨拶してしまい、おもわず失笑。会場も笑いに包まれた。伊藤が「さっきまで(緊張で)ガチガチだったんですが、今のメイサの“の”で和みました」とフォローし、「こんなにもスケールのでかい作品に参加でき、良い役をいただいて感謝しています。こうやって織田さんとご一緒できたことが幸せで、今、舞台に立っていることも夢のよう」と興奮気味に挨拶した。

 この日のために駆け付けた(主題歌を歌うヴォーカル・グループ)「イル・ディーヴォ」の4人を代表してカルロスが「私の祖国であるスペインのアンダルシアが舞台の作品の主題歌を担当できて光栄です」と挨拶し、大きな拍手に包まれた。

 今作でメガホンを取った西谷監督は、「第1作、そしてTVドラマを経てシリーズに立体感が出てきたと思います」と満足そうな様子。

 劇中、カー・アクションや銃撃戦などの激しいシーンが展開するが、伊藤は空砲を詰めた本物の銃でアクション・シーンに臨み、「反動がすごかったです」と振り返った。そんな伊藤に織田は「銃持つと(伊藤は)嬉しそうな顔するんですよ。空砲とはいえ、すごい量の火薬が出てくるので、目に入ったら失明してしまうので、僕は銃を向けられて怖くてしょうがなかった」と苦笑。
 続けて、「僕よりも体がひと回り大きいでしょ。タックルを食らうシーンがあって、あれは効きましたね(苦笑)」と撮影時のエピソードを披露した。織田と伊藤の共演は、1997年に放送された「踊る大捜査線 歳末特別警戒スペシャル」以来2度目となる。当時を振り返った織田は「「純粋だった青年が、海で猿になり(伊藤主演の『海猿』シリーズ)(笑)、かなりたくましくなった。でも中身は純粋な少年のままで……」と後輩の成長に目を細めた。

 スペインでの大規模なロケを敢行した本作。織田は「バルセロナでのカー・アクションのシーンは日曜日しか撮影できなかったので、日曜だけバルセロナに1ヵ月以上行きました。あんなに何度も行くとは……」と振り返った。

 劇中、織田や伊藤を翻弄する役どころにちなんで、「手玉に取りやすい男性は?」と質問とれた黒木は「それはもう、織田さんです」と即答し、織田も「そうだと思います」と認め、会場を沸かせた。西谷監督も「誰が見てもそうだと思います」とダメ押し。

 西谷監督は「ようやく“黒田シリーズ”に立体感が出たと満足しています。多くを語ってもしょうがない。フラットに見ていただきたい」と熱く語っていた。

 最後に織田が「皆さんもたっぷり夢を味わってください!」と観客に向けてアピールし、舞台挨拶を締めくくった。

 映画『アンダルシア 女神の報復』は、映画『アマルフィ 女神の報酬』(09)の続編で、『アマルフィ~』の公開時にドコモ動画用の連作短編『アマルフィ ビギンズ』を配信したところ、182万ダウンロードを記録。さらにファンの要望に応えるために1月からはドラマ「外交官・黒田康作」がフジテレビ系で放送された。

(文・写真:Sachiko Fukuzumi)


関連記事

Page Top