インタビュー・記者会見等、映画の“いま”をリポート!

Cinema Factory

Cinema Flash





広告募集中

このサイトをご覧になるには、Windows Media Playerが必要です。
Windows Madia Player ダウンロード
Windows Media Playerをダウンロードする

最新ニュース

トップページ > 最新ニュース > 『恋の罪』第64回カンヌ国際映画祭ワールドプレミア上映

『恋の罪』第64回カンヌ国際映画祭ワールドプレミア上映

2011-05-29 更新

恋の罪
(C)2011「恋の罪」製作委員会
(C)Kazuko Wakayama

配給:日活
2011年11月、テアトル新宿ほか全国ロードショー
http://www.koi-tumi.com

 この度、11月公開の日活配給作品・園子温監督最新作『恋の罪』が、開催中の第64回カンヌ国際映画祭 監督週間にて現地時間18日(水)21:30からワールドプレミアとなる公式上映が行われ、園子 温監督と神楽坂恵が登壇した。

 本作『恋の罪』は『冷たい熱帯魚』に引き続き実際に起きた渋谷区円山町の殺人事件からインスパイアされたセンセーショナルな物語に水野美紀、冨樫 真、神楽坂恵という3人の女優たちが女優生命をかけ渾身の演技合戦を繰り広げる。とどまるところを知らない園子温監督の才能がスパークし女優たちとぶつかりあい、またもや世界が注目する究極の映画となっている。

 海外セールスも好調で、10ヵ国からオファーがあり、イギリス、香港はすでに公開が決定。映画祭期間中にさらに数ヵ国との契約が成立する見込みで、早くも『冷たい熱帯魚』を超える盛り上がりをみせている。

 舞台挨拶には園監督とスケジュール調整で急遽現地入りした、菊池いずみ役の神楽坂恵が参加した。

 上映中は、女の壮絶な生き様を描く強烈な内容にも関わらず、何度も笑いが起こるなど観客の反応が非常に良く、上映後には、5分間にわたって興奮のスタンディングオベーションが巻き起こり、大きな拍手と歓声に、園監督、神楽坂恵ともに、大変感激していた。

 園子温監督は、「カンヌにこられたことをすごく嬉しく思います。この映画は僕の女性に対する、愛と尊敬を描いた映画です。実際に起きた事件にインスパイアされて、この映画をつくりました。」と語り、盛大な拍手を浴びた。

 上映後の囲み取材でリアルに女性の心理を描いていたことについて「男性である僕の台本が推測の域で下絵を書いたとするならば、女性である3人の女優たちが演じることによって油絵となりキャンバスに描かれた絵になっていました。カンヌは最終的に行かねばならないところだと思っていましたので、この作品で来ることができて嬉しいです。もっといっぱい来られるように、今後もいい作品をたくさん作りたいですね」と、決意を新たにしていた。

 菊池いずみ役の神楽坂恵は、「今日はこうしてカンヌの舞台に立つことができて、たいへん光栄に思っております。撮影中、何度も私は人生の岐路に立たされました。いずみ役をきちんと演じることができなかったら、女優をやめて、実家に帰ろうと思いました。それほど思いをこめた作品なので、どうぞ皆さん、じっくりご覧になってください」と、感激の面持ちで挨拶した。
 囲み取材では、撮影中に演技について悩んだことが報われたとして、「いじめられて良かった、泣いてよかった、と思いました」と語った。


(オフィシャル素材提供)


関連記事

Page Top