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2011-01-01 更新
英題:JALAINUR
イントロダクション
ロシアと国境を接する内モンゴル自治区、ジャライノール炭鉱。ここでは、古びた蒸気機関車が未だにひっきりなしに動いている。そこで働く年老いた機関士ジュー・ヨウシアンと、年の離れた後輩リー・ジーチョンは仕事の間も、後もいつも一緒だ。そんなある日、ジューが30年働いた炭鉱を去り、娘夫婦のもとに行くことになった。ジューを追って旅に出るリー。老いた魂と若き魂が引きつけあい、また離れる。ふたつの心はどこに向かうのか−−。
監督は本作が長編映画第二作目となる新鋭・チャオ・イエ。北京電影学院アニメーション科出身という特異な経歴ながら、蒸気機関車・最後の聖地と言われるジャライノールの美しく広大な風景の中に、細やかな人間の機微を描き出す。その手腕は、映画監督・河瀬直美の目にとまり、そのプロデュースのもと、奈良を舞台にした『光男の栗』(桃井かおり主演)を完成させ、なら国際映画祭で上映、絶賛された。
ストーリー
ロシアと国境を接する内モンゴル自治区、ジャライノール炭鉱。
石炭を運搬する鉄道機関士の朱老(ジュー・ヨウシアン)と、その後輩で警手の李治中(リー・ジーチョン)。年の離れた2人だが、長年一緒に働き続けた仲で、仕事が終わった後でも、いつも一緒だ。
そんなある日、リーは、ジューが機関士を辞め、30年働いた炭鉱から去ることを知った。そして、ジューは数週間ほど定年を早め、ロシア国境近くに住む娘夫婦のもとで生活を始めることが判明したのだった。
リーはジューを追って旅に出る。
ジューはリーに戻るよう説得を続けながらも、リーを手放すことに迷いもあった。結局、リーはジューの旅の最後までついていくのだった。だが、ジューの娘夫婦が現れたその時に、彼のもとから離れるを決める。
リーは国境付近をぶらぶらし、列車を乗り過ごした。もう、その日の仕事にはもう間に合わない。リーに帰る場所はあるのだろうか。
(2008年、中国、上映時間:92分)
キャスト&スタッフ
監督:趙曄(チャオ・イエ)
出演:劉遠生、李治中ほか
配給
シネマトリックス
1月15日ポレポレ東中野にて、2月5日大阪シネ・ヌーヴォにてロードショー!!
オフィシャルサイト
http://www.cinematrix.jp