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『ロビン・フッド』来日記者会見

2010-11-30 更新

ラッセル・クロウ、ケヴィン・デュランド

ロビン・フッド

配給:東宝東和
12月10日(金)、TOHOシネマズ 日劇ほか全国ロードショー
(C)2010 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

 映画『ビューティフル・マインド』以来、8年ぶりの来日を果たしたアカデミー賞俳優のラッセル・クロウが、東京・港区のザ・リッツ・カールトン東京で行われた主演作『ロビン・フッド』の記者会見に出席し、共演のケヴィン・デュランドと共に同作をPRした。

 ラッセルとは黄金コンビであるリドリー・スコット監督と5度目のタッグを組んだ本作は、中世のイギリスを舞台に、数多くの文学や映画を通じて語り継がれてきた戦いのカリスマ、ロビン・フッドの活躍を壮大なスケールで描いた歴史スペクタクル作品。
 開口一番、「コンニチハ」と日本語で挨拶したラッセルは、「(8年ぶりの再来日について)思ったよりも時間がかかってしまったけれど、また日本に来ることができてうれしいよ」と笑顔を見せた。

 本作については「子どものころからロビン・フッドの伝説が大好きだった。誰もが知っているロビン・フッドを、歴史的な文脈から描きたかったんだ」と前置きし、スコット監督について、「これだけ巨大なキャンバスに絵を描けるのは彼しかいないからね。監督は画家のような存在で、僕たち俳優は絵の具を持つ特権を得て、監督好みの色を塗っていくんだ」と説明した。さらに、「お互いの向上のためなら、何でも言い合える仲。あ・うんの呼吸だね」と長年の信頼関係にある朋友スコット監督について語った。

 ダイナミックな戦闘シーンが見どころのひとつになっているが、激しい戦闘シーンに向けての体力づくりについては「年齢を重ねるとトレーニングも大変になるし、あちこち劣化しているけど(笑)、役のためなら何でもしたい」。

 「役柄によってアプローチを変えるけど、今回は肉体的な準備のために6ヵ月間、トレーニングした。役柄のための肉体作りはとても好きなんだけど、日常生活でのワークアウトはほとんどしないんだ。でも、年齢と共に大変になっていて、傷も数多く抱えている。まあ、『ロビン・フッド』の撮影後は12ヵ月間ワークアウトはしてないけど、また戦士役が来たらやるだろうね」とエピソードを披露した。

 一方、ロビン・フッドの十字軍の親友リトル・ジョン役で共演したケヴィンは、ラッセルについて「ある種の師弟関係で結ばれていると思う。共演するたび、学ぶことが多いんだ。高い集中力で役に入り込むと同時に、周囲に気配りもしてくれる頼れる存在だ」とラッセルを絶賛。続けて、監督の印象を「どれだけ多くのスタッフ、キャストがいても動揺することなく冷静であり続ける。だから、役者も心からすべてを出し切ろうと思う」と語り、撮影時を振り返った。

 2003年に女優ダニエル・スペンサーと結婚し、2人の息子を得たラッセル。子供たちの話になると頬は、緩みっぱなし。「結婚し、2人の子どもの父親になったことが人生最高の出来事だよ。人生で最も素晴らしい出来事だ。ハネムーンで最初の子チャーリーができて今6歳、もうすぐ7歳になる。次男のテニソンは4歳だよ。僕自身、常に父親のあるべき姿でいようと思うし、子どもたちから教わることも多いよ」と幸せそうな笑顔を浮かべながら語った。
 かつてはハリウッドの暴れん坊というイメージがあったが、いまやすっかり良き父、良き夫の表情を見せる。一緒に来日した新婚のケヴィンに「そろそろ子供もいいんじゃないかって勧めているんだ(笑)」とアドバイスしていることを明かした。

 本作では、ラッセルとマリアン役のケイト・ブランシェットとのロマンスも見どころ。ケイトの印象を「抜きんでた女優だと思う。同時に人柄が温かい。威厳がある役や冷たそうな役柄を演じることが多いが、本人は全く真逆の性格でとても温かい人だ」と語った。ケイトの凛として気品溢れるマリアンの存在は、作品を特別なものにしている。


 この日の会見にはタレントの神田うのが、本作でケイト・ブランシェットに衣装提供したブルーノ・フリゾーニの高級靴ブランド「ロジェ ヴィヴィエ」の靴を履いてゲスト登場し、深川不動堂でヒット祈願した破魔矢をラッセルとケヴィンにプレゼントした。そして、映画については「すごいスケールで、(舞台となる)森に自分もいるような感覚。楽しかったです」と感想を述べていた。

ファクトリー・ティータイム

 今回の来日では1日オフをとり、ケヴィンと共に朝11時にホテルを出て、18時まで六本木や浅草などを散策し、ショッピングを楽しみ、家族にたくさんのお土産を購入したことを明かしていた。
 普段は肉体づくりのためにワークアウトをしないというラッセルだが、今作では6ヵ月間ものトレーニングに励んだという。鍛え上げられたラッセルが放つ圧倒のアクション・シーンに期待が高まる。
(文・写真:Sachiko Fukuzumi、※トップ画像のみオフィシャル素材)


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