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2010-11-22 更新
江口洋介、蒼井 優、深川栄洋監督
配給:アスミック・エース
2月11日(金・祝)より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開
(C)2010『洋菓子店コアンドル』製作委員会会
甘いスイーツを題材に、人生を楽しむ秘けつを優しい視点で描いた映画『洋菓子店コアンドル』の完成披露試写会が東京・新宿の明治安田生命ホールで行われ、W主演の江口洋介、蒼井 優と深川栄洋監督が出席した。
江口と蒼井は意外にも初共演だという。伝説のパティシエを演じた江口は、蒼井の印象を「イメージ通り、ナチュラルで素朴だった。意外な一面はお酒を飲むのが大好きなこと。これ以上は言わないけど……」と語り、ちょっと含み笑い。
蒼井は「江口さんは男らしいイメージがあったけど、まさにそのまんま。現場での立ち振る舞いを見て、器の大きさを感じた」とまずは称賛したものの、続けて、「だけど人の話を聞かないんですね(笑)。監督に自分から質問しておいて、監督が真面目に答えているのに、他の人と話をしているんです……」と暴露。これには江口も、「優ちゃんは人間観察がすごい!」と苦笑しごまかそうとしたが、蒼井は「現場では江口さん以外のみんなが、気付いていました。ホント、見ていて飽きない方です」と笑いをこらえきれない様子でダメ押し。
『60歳のラブレター』など人間描写に定評のある深川監督、今回はオリジナル脚本も手がけた。「日本の映画でケーキを題材にした映画って少ないんじゃないかなと。いろんな人々の人生を持ち寄って、豊かな映画に仕上がったと思う。観終わったらきっと元気になれる映画」と自信のコメント。
本作の見どころを聞かれた江口は「観ているだけでも楽しい、宝石のようなスイートなケーキが出てくると思えば、それを作っている人間たちの過去やドラマがあって、まさにビター&スイートな映画になっている」とアピール。
すると、蒼井が「それって、さっき取材を受けたときにカンペに書いてあった言葉なんです。江口さんが『ビター&スイート』とか言っている姿が、すごくおかしくて耐えられない……」と笑いを堪えながらまたも暴露したので、会場は大爆笑。江口はちょっとバツの悪そうな表情。ここで名誉挽回したい江口だったが、蒼井が演じているヒロインの名前「なつめ」を数回、「なつみ」と間違えて言ってしまうという大失態。さらには蒼井から「現場でも何度も間違えていましたね」と言われてしまった。無邪気な蒼井に翻弄されっぱなしで、しどろもどろの江口だった。
バラエティあふれるおいしそうなスイーツも本作のもう一つの主役だ。そこで会場には、映画完成記念の大きなデコレーションケーキが用意された。本作を観た後は、きっとケーキ店を買って帰りたくなる。
(文・写真:Sachiko Fukuzumi)
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