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舞台挨拶・イベント

トップページ > 舞台挨拶・イベント > 『黒く濁る村』第23回東京国際映画祭舞台挨拶

『黒く濁る村』第23回東京国際映画祭舞台挨拶

2010-11-08 更新

パク・ヘイル、カン・ウソク監督

黒く濁る村

配給:ビターズエンド
11/20(土)より、丸の内TOEI、シネマスクエアとうきゅうほか全国ロードショー
(C)2010 CJ Entertainment Inc. All Rights Reserved

カン・ウソク監督: 『シルミド』以来6年振りの来日となります。本作は7本目の作品です。最も苦労した作品です。
司会者: 演出において難しかった点はありますか?
カン・ウソク監督: この作品は普通のスリラーと違って、暗闇でドキッとさせるような恐怖ではなく、白昼に静かな中で迫ってくるような恐怖を描いています。そういう緊張感を持たせるような演出をすることが大変でした。
司会者: 出てくる村のセットが非常にリアルですが、どういった指示を出して作ったのですか?
カン・ウソク監督: 村の雰囲気が上手く出せないと映画を撮れないと思っていたので、とにかく村を作ることにはお金をかけて、山を一つ削ったほどでした。
司会者: この作品の見どころは?
カン・ウソク監督: この作品は2時間41分あるのですが、1時間半ぐらいに感じると皆さんに言ってもらえます。それが私にとって最大の褒め言葉です。日本の皆さんにはゲームを楽しむように、心から楽しんでいただきたいです。

パク・ヘイル: 東京国際映画祭で『黒く濁る村』を上映していただいて、非常に嬉しいです。日本の皆さんにこの日初めて作品を観ていただくことに興奮、緊張しています。
司会者: この作品へのオファーが来た時どう思いましたか?
パク・ヘイル: 個人的に原作のコミックを読んでいました。それが映画化されると聞いた矢先に監督自らオファーして下さったので、断る理由は無いと思いました。
司会者: 原作のヘグクがパク・ヘイルさんご自身にとてもよく似ていますが、実際自分に似ていると思う部分はありますか?
パク・ヘイル: 似ているというより、似ざるを得ない状況でした。原作者の方に一度お会いした時、ヘグクは僕をイメージして描いたと仰っていましたから。

 最後に、作品賞、監督賞、主演俳優賞(パク・ヘイ ル、チョン・ジェヨンの2人)でノミネートされていた「大鐘映画賞」については、カン・ウソク監督が「私自身よりは出演した俳優が受賞してくれると嬉しい。ただ、パク・ヘイル君は演技力がまだ及ばないから、無理かもね……」と主演俳優に厳しい言葉を向け笑いを誘い、それに対し、「精進します……」とパク・ヘイルがつぶやくなど、会場を笑いを誘った。

 なお、10月29日に行なわれた韓国最大の映画賞「大鐘(テジョン)映画賞」にて、カン・ウソク監督の監督賞をはじめ、技術賞、音響技術賞、撮影賞の計4部門を見事受賞した。

(オフィシャル素材提供)



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