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『RAILWAYS』制作記者会見

2008-08-08 更新


 7月29日(水)、中井貴一主演、高島礼子、本仮屋ユイカ、奈良岡朋子出演。監督が、島根県を舞台にした映画『白い船』などの錦織良成。そして、株式会社ロボット代表取締役阿部秀司がエグゼクティブ・プロデューサーを務める映画『RAILWAYS』の制作記者会見を、映画のロケ地である島根県の出雲大社にて開催された。


中井貴一: 初めて本を読んだとき、2本で永遠に平行している線路というものが、夫婦に似ていると思ったんです。そして、その上に子供や二人の夢という列車を走らせて同じ目標に進んでいく。それが家族であると。作品も、家族の紡ぐ夢を乗せた電車を運転したいと思う男を描いた、とてもいい話だと思いました。

高島礼子: 島根でのロケを大変楽しみにしていました。台本を頂いたときに、2回3回と読むにつれ親の存在の大きさを改めてわかったような気がします。錦織監督は何度もテストを行い見てくださいますので、演技のし甲斐があります。出来る限り撮影を満喫したいと思います。

本仮屋ユイカ: 自分の演じる倖は一人っ子なので、周囲の気持ちや状況を冷静に見ていながらも、マイペースな女子大生なんです。そして、倖自身が就職活動で悩みながらも、島根県での暮らしの中で少しずつ成長していく彼女の姿を見せられれば良いと思います。

錦織良成監督: 島根県の持つ普遍的な風土の中、家族といった普遍的なテーマを盛り込んできたいと思っています。そして、この作品を通じて、私が訪れたことのない街の方々を含め、多くの人を勇気付けられる作品にしたいと思います。この作品は島根県含めたくさんの方々のご縁とご協力がありました。改めて皆さんにお礼を申し上げたいと思います。

阿部秀司: 錦織監督から去年の秋に企画を聞いて、とても素晴らしい内容だと思いました。電車が登場するだけではなく、そこには中井さん演じる50歳を目前にした男が少年時代の夢を追いかけ、その中で夫婦・家族の絆やその再生が描かれており、是非全国に発信したいと思いました。宝石のようなきれいな作品を作って行きたいと思います。

(オフィシャル素材提供)

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RAILWAYS

イントロダクション:
 この映画の主人公は、50歳を目前にし母の病をきっかけに、これまでただがむしゃら歩んできた自分の人生を振り返ることになります。
 男にとって、仕事とは何であるのか?
 そして、妻、娘、母とは?
 また、幼き頃に抱いた夢とは?
 仕事に追われ家族を省みることの無かった主人公・筒井肇役に、日本を代表する俳優・中井貴一。夫・肇との心のすれ違いに悩む妻・由紀子を高島礼子。自分の夢を模索する肇の娘・倖をドラマ・映画で活躍中の本仮屋ユイカ。そして、故郷で息子の幸せを願い続ける肇の母・絹代を奈良岡朋子が演じる他、橋爪功、佐野史郎、宮崎美子、笑福亭松之助、中本 賢、遠藤憲一、渡辺 哲、甲本雅裕、石井光則、緒形幹太、川原崎建三、貴大(新人)らが作品に彩りを沿えます。
本作の監督は『白い船』(01)や『うん、何?UN-NAN』(08)で、島根で暮らす人々・家族の温かさと、そこに広がる大自然を丁寧に描き注目を集めた、島根県出身の錦織良成。「宍道湖畔を走るシチュエーション、車窓から見える出雲の田園風景と共に、一畑電車日本最古級のデハニ50形を主人公に映画を撮ってみたいと思った。」との熱い思いを胸に本作に取り組みます。
夫と妻、息子と母、父と娘らの家族関係における多面描写のみならず、勤務先における上司と部下、先輩と後輩、同期の関係性など、人生を送るゆえで巡り会わせるさまざまな状況における人間関係をじっくりと描き出し、それはどの世代にも届く幅広い<愛の物語>となるのです。

ストーリー:
 大手家電メーカーで数々の実績を積み上げ、50歳を目前にした筒井肇(中井貴一)は、仕事に追われる毎日を過ごしていた。そんな時、工場整理というリストラの仕事と、取締役への昇進を告げられる。
 肇が仕事に追われるようになってから、ハーブショップを経営する妻の由紀子(高島礼子)との距離は広がり、夫婦の会話は殆ど無くなってしまっていた。自分の夢が分からず職活動中の娘・倖(本仮屋ユイカ)とも、親子の会話が途絶える始末。
 リストラの仕事に取り掛かっていたある日、故郷島根で一人暮らしをしている母・絹代(奈良岡朋子)が倒れたと連絡が入り、急いで田舎に帰ることに。母の容体が軽度の心筋梗塞だと聞き、翌日には東京へ戻る肇。だが、再度病院からの呼び出しを受け、母の精密検査の結果を告げられる。肇は母と一緒に撮った写真を見つめながら、一畑電車の運転手になることが、小さい頃の夢だったことを思い出す。それを、いつまでも傍にいれると母が喜んでいたことも。もう一度夢を追い求めてみたいと思った肇は、リハビリ中の母にも家族にも内緒で、一畑電車運転手の採用試験に応募する。そして、年齢のハンディを乗り越え試験に合格する。
 同じ採用試験に合格した青年・宮田と知り合った肇は、同僚となるため仲良くしようとするが、何故か宮田は心を開こうとしなかった。ある時、宮田が野球を諦めた高校球児と知った肇は、自分が何故運転手を目指そうと思ったのかを話す。
 運転手として働き始めた肇は、今までにない満足感を感じていた。そんな真っ直ぐな肇の姿に家族や周囲も影響され、それぞれにとっての本当に大切なものに気づいていく……。
 少しずつ誰もが変り始めたある日、ある出来事が思わぬ事態を巻き起こしてしまう。

キャスト&スタッフ:
監督・脚本:錦織良成
出演:中井貴一、本仮屋ユイカ、高島礼子、奈良岡朋子ほか



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