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記者会見

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『噂のモーガン夫妻』来日記者会見

2010-03-11 更新

ヒュー・グラント

噂のモーガン夫妻

配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
3月12日(金)よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国ロードショー

 “アラフォー女子の永遠の王子さま”ヒュー様ことヒュー・グラントが、最新作映画『噂のモーガン夫妻』のプロモーションのため、3年ぶり6度目の来日を果たし、記者会見を行った。

まずはご挨拶からお願いします。

 皆さん、こんにちは! 戻ってこられてとてもうれしいよ。東京は大好きなので、東京ではいつもちょっと楽しみすぎてしまうんだ。

『噂のモーガン夫妻』の映画プロモーションのための来日ですが、この映画に出演されていかがでしたか?

 本当にこの映画をやって心から楽しんだ。だいたいプレスの前ではみんなそういうけれど、嘘ではなくて本当にそう思う。共演者のサラも大好きで、とても仲良くなったよ。監督とも3度目で、彼との仕事も好きだ。アメリカの西部が舞台になっていて、夢に見ていたカウボーイ・ハットをかぶることができて嬉しかったね。

本作で3度目のコンビとなるマーク・ローレンス監督と合う点は?

 3つの理由がある。第一に笑わせてくれる。第二に僕のことを面倒見てくれる。俳優としてナーバスになりやすい僕をケアしてくれる。最後にコメディーをやっているので信じられないかもしれないけれど、彼は世界観がとっても暗くて、特に死に対して執着があるんだ。夜中に電話をしてきて、「健康状態が悪い、死ぬかもしれない」と言ってくる。そんなところが好きだね(笑)。

日本の女性たちがあなたの映画を好きな理由は何だと思いますか?

 日本の観客は僕の映画に対して、僕に対して常に親切で優しく接してくれる。1985年の『モーリス』の頃は、誰も僕のことは好きでなかったのに、日本人女性だけは違った。日本の女性に対して心の中に大事な思いがある。売れない役者をやっていたのに、何百通ものファンレターが届いた。だから、日本の女性をとても大事にしているよ。
 日本の女性が僕の映画をなぜ好きなのかは日本の方のほうが分かるんじゃない?

田舎での撮影はどうでしたか?

 とっても良かったよ。僕はロンドンを普通は離れないタイプだ。田舎が怖い。動物も嫌いで、濡れるのも寒いのも嫌い。イギリスの田舎というのは、嫌いだし、だいたいイギリスの田舎は鳥を撃ったり、大きな屋敷にはお化けがいたりするような所だから。
 でも、アメリカの田舎は違う。今回は本当に素晴らしい高原・山で、素敵な所だった。本当にカウボーイ・ハットをかぶって、銃を持って暮らしているんだ。銃の問題は現場でもあった。地元のスタッフはみんな銃を持っている。撮影現場には「銃器は持ち込まないこと」という看板が立った。これはイギリスではないことだ。それは面白いなと思ったね。

サラ・ジェシカ・パーカーとの共演はいかがでしたか?

 僕は基本的に俳優が嫌いなんだ。でも彼女は俳優というより人間らしい。とってもよく仕事をするし、動き回る人。いろんなことをやっている人だ。僕がこの映画の撮影中にしていたのは演技だけだけれど、彼女は演技をしている間にもSATC2のプロデュースをしたり、家族の面倒をみながら、秘密裏に双子を設けたり。ずっとブラックベリーをやっていて、僕と演技をしている間もカメラに映らないところでブラックベリーしていたんじゃないかな。

日本では「浮気は文化だ」と言った男性タレントがいます。これに対してあなたのご意見は?

 それは興味深いね。まだ半日しか日本にいないけれど、質問の半分が浮気について。なぜそんな質問ばかりするんだろうと聞いたら、「浮気は日本の文化だから」と説明を受けた。ほんと? イギリスは違うから。セックスよりも犬に興味を持っている。質問は何だっけ? 浮気は文化だというのはたぶんそうなんでしょう。フランスやイタリアもそう。彼らは自慢したりせず秘密裏に優雅に行われているから口に出しては言わないけれど、みんなウサギのようにやっているよ(笑)。

今回の新たなチャレンジは?

 今回はすごく楽だった。歌も踊りもなかったから。でも野生のところにいっているので、熊との共演があった。僕は本当に勇敢だったよ。本物の熊がすごく近くにいたのに。実際に来た熊はそんなに怖くなくって、カメラの前できれいに写るのを確認するようなスターだった(笑)。

今後やってみたい役柄や組んでみたい監督、女優は? また、今後俳優以外でやってみたいことは?

 本当に一緒にしたい監督は何人かいるけれど、彼らが僕とやりたいかは分からない。例えばマイク・リーのように即興で映画を作る人。そういう監督が好きだ。クリストファー・ゲストとも仕事をしてみたい。デンマークでも何人か即興で映画を作り監督がいる。即興で作り上げていくのが理想だね。
 俳優以外にやってみたいことと言えば、4年前から本を書き始めたんだ。80ページまで書いたよ。それを書き終えることかな。説明しにくいけど、小説なんだ。ゆがんだ不思議なコメディーだよ。

サラは「ヒュー・グラントとラブコメをやるのが夢だった」と言っていましたが、ラブコメにおける魅力はどこにあると思いますか?

 正直、あまりロマコメのファンではないのに、なぜこんなに出演してしまったのか不思議なんだ。俳優として幅が狭いので、ひとつのトーンでやっていっている。そのトーンというのが、ライト・コメディー(軽いタッチのコメディ)なんだ。こういうのを書く人が少ないので、だいたいがロマコメになってしまうけどね。情熱を持ってやっているジャンルではないけれど、唯一僕ができるジャンルなんだよ。

浮気がバレたときの対応は?

 僕の体験からいうと、こういう問題を起こしたら当然ケンカになって、その後仲直りすると思うけれど、ストレスになるものは残るよね。またイヤ~な気持ちが蘇ってきたりして、忘れられないものだ。僕の助言としては、浮気は絶対にしないこと。致命的になるよ。今回はロマコメだから、二人は仲良くなれるけどね。

ケンカしている時に女性にして欲しくないことは?

 ケンカしているときの怒っている女性は怖い。誰にでもカップルだったら、絶対に使ってはいけない手というものがあると思う。ボクシングでいえば、ベルトの下を殴るようなルール違反。そういうルール違反の手をつかってきたら、もう関係を終わらせたいなと思う。暴力も僕は非常に苦手だ。物で殴られたこともある。英国アカデミー賞のトロフィーで殴られたこともあるよ(笑)。

(オフィシャル素材提供)


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